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NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
【ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ10101517:ニチョーム・ウォー】♯4
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四角錐の槍頭その長さ7フィート。柄の長さ3フィート。槍頭に彫り込まれたルーンカタカナ、ツラナイテタオス。敵を貫き倒す事を定義する強力な呪文だ。ドラゴンベインはこの恐るべき大業物を構え、垂直に落ちてゆく。豹頭を意匠したフルメンポ。彼は対象を見る。排除すべき相手。ニンジャソウルを。1
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ドラゴンベインは己に憑いたソウルの名を知らぬ。そう高位の者でもあるまい。ドラゴンベインは己の魂の奥底の激しい恐怖を認識している。直下、ヤグラ337ビルに在り、ニチョームの隔壁を覆う鉄条網を形成したアーチニンジャの存在への畏怖を。ドラゴンベイン自身にとって、それは便利な道標だ。2
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ドラゴンベインはまことの王に忠誠を誓った最初のニンジャであり、ゼウスの雷そのものである。アガメムノンが創り上げる新たな世界において、ドラゴンベインのごときニンジャの存在の余地があるか否か、彼自身にも定かではない。どうでもよい事である。彼は未来の安寧の為に生きてはいない。3
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ただ敵を貫き、倒し、任務を果たす。それだけだ。敵がアーチニンジャの憑依者であろうと同じ事だ。鳥肌が立ち、直下の凶悪なニンジャソウルが殺意を察知したのがわかる。遅い。「イヤーッ!」ドラゴンベインは瞬時に己の垂直落下速度を急加速させた。そしてヤグラ337ビルディングの屋上を貫いた。4
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「ドゥー、ドゥルール、ドゥールドゥー……」スターゲイザーは己が乗り来た異様な装甲トレーラーに背をもたせ、城塞の方角を見やった。上空を通過した戦闘機からドラゴンベインが落下し、加速し、ヤグラ337ビルディングの屋上瓦屋根を鉄条網ごと粉砕破壊し、厚い粉塵の雲が湧くのを見ていた。6
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「フーム。よし」スターゲイザーは頷いた。「まずは問題解決」隔壁を覆っていた鉄条網がほどけ、朽ちながら崩れてゆくさまを、彼のニンジャ視力は捉えた。彼はボキボキと首を鳴らし、目の前の乱戦を眺めやった。「片づけられそうか?」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」 7
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装甲車から装甲車、ジグザグに走る影が見え隠れし、コリ・ニンジャの者らと襲撃者がかわすカラテシャウトは徐々に遠ざかりつつある。ハイドラがアンテナ車両の装置を破壊した事を合図に、ルイナーとフロッグマンは応戦を拒否、撤退に転じた。事態は多少うまくない。逃がさず潰しておきたいところだ。8
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「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「やれやれ」スターゲイザーは閉口し、イクサの方向に動き出す。「グワーッ!」弾き飛ばされたニンジャが装甲車に叩きつけられてバウンドし、コンクリートを転がる。フロッグマンだ。スターゲイザーはそちらに向かった。 9
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「クソッ……」フロッグマンは頭を振って身を起こし、走り出そうとする。スターゲイザーは退路を塞いだ。「相手をしてやる。俺のオペレイションそのものは順調だが、本営をこうまでファックされては、あまりうまくない」「強がってやがる」フロッグマンは血混じりの唾を吐いた。「俺らの勝ちだ」10
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「お前らはよくやった。数秒前までは」スターゲイザーは頷いた。「イヤーッ!」フロッグマンが跳ねた。そしてマキモノを繰り出す。「イヤーッ!」「グワーッ!」フロッグマンは身体をくの字に曲げて吹き飛び、再び装甲車に叩きつけられた。「グワーッ!」「うむ」スターゲイザーは蹴り足を戻した。11
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「お手を煩わせまして!逃げ足ばかり速いウサギ野郎どもだ!」チリングブレードがコリ・ケンを打ち振り、フロッグマンの背後に現れた。ナムサン!ビトゥイーン・タイガー・アンド・バッファロー!「だが勝負はついてしまったかな」スターゲイザーは続けた。「お前らの守りの要が今、陥ちた」12
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「そうか」フロッグマンは懐に手を入れた。「俺らをナメるなよ」スターゲイザーはその動きを見咎めた。「バクチクの類いか?無駄だ」「何ッ!?」カイシャクの剣を振り上げていたチリングブレードが狼狽した。「それが花火だろうがニュークだろうが、俺には効かん」スターゲイザーは平然と言った。13
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「なら焼け野原の中心でテメェ一人ぼんやり立ってるがいい」フロッグマンは肘先大の不穏な金属シリンダーを取り出した。ナムサン!ガラス部から透けて見えるのは発光するおそらく非常に危険な爆発物か!「ヤメロ!イヤーッ!」チリングブレードが剣を振り下ろす!フロッグマンは転がって回避!14
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「アディオス!」フロッグマンは起爆装置を!「マッタ!」そのとき、上空から斜めに飛来した鳥影が危険爆発シリンダー物の上に着地した!「俺もこいつらと同意見だぜ、フロッグマン=サン。死ぬのは勝手だが、ちょっと非効率っつうか、無駄っつうか……あまり打撃にならないんじゃないかな……」15
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「鳥!イヤーッ!」チリングブレードがコリ・ケンで攻撃!「ホーッ!」フクロウは飛び立ち、これを回避!「なんて事をしやがる!ヒヒヒヒ!貴重な動物だぞォ……」変身が解け、フクロウは人間の姿を取る。「ありゃ、貴重じゃなくなっちまった」「フィルギア=サン」フロッグマンが呻いた。 16
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「ローカルLANの通信が生き返った。でも、こッからが忙しい」フィルギアは言った。「壁、見えるか?スターゲイザー=サンの言ってる事はブラフじゃないだろな……だから、なるべく壁の外の奴らを内側に戻したい。アンタもだよ。だからさ」そのシルエットが武骨に膨れ上がる!梟頭、翼、爪! 17
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「だからさァ!こんな連中は、俺がメチャクチャやっちまうからさァ!」怪物的梟頭が吠え叫んだ!「ひとまず、頼んだぜェー!」「イヤーッ!」チリングブレードが斬りかかる!「イヤーッ!」「グワーッ!」腹部に強打!チリングブレードが吹き飛ぶ!「イヤーッ!」スターゲイザーが踏み込む! 18
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右拳!左拳!さらに右!右!左!ミニマル木人拳めいたショート・カラテ・ワークだ!「フウーム」スターゲイザーはかすかに目を見開く。拮抗?否!その拳の速度が徐々に速まる。彼はフィルギアのカラテをはかっているのだ!「畜生め!」フロッグマンは状況判断し、振り返ることなく走り逃れる! 19
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「どこまで不死身なんだ!アンタ!」殴りながら梟頭が問う。スターゲイザーは答えた「どこまでもだ」「嘘だね!」「イヤーッ!」「グワーッ!」頭突きが梟頭を直撃!「イヤーッ!」怯んだところに膝蹴り!「グワーッ!」「イヤーッ!」首筋にチョップ!「グワーッ!」ケリ・キック!「グワーッ!」20
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「取ったりィー!」吹き飛ぶフィルギアをチリングブレードは真っ二つにせんとす!「イヤーッ!」フィルギアは空中で回転、ボールめいて一瞬丸まり、勢いをつけて、鞭めいた後ろ蹴りをチリングブレードの顔面に叩き込んだ!「グワーッ!」チリングブレードは吹き飛び装甲車に衝突!「グワーッ!」21
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「AAAAARGH!」フィルギアは背中の翼を大きく展開し、数度強く羽ばたいた。風圧の中、スターゲイザーはカラテを構え直し、この怪物に正対する。「なんだ!こいつは!」参戦したフロストデビルが呻く。ハイドラを見失い、ケジメ覚悟で戻ってきたのだ。そしてパスファインダーも戻った! 22
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「見ての通りの陽動だ」スターゲイザーは言った。「俺が潰す。相手にするな。パスファインダー=サン、引き続き指揮を取れ。壁の防備が剥がれ、我がオナタカミ戦力が投入可能。メディア報道に注意せよ。粛々とやれ」「ハイヨロコンデー!」「化け物退治だ、ハハハ……イヤーッ!」「イヤーッ!」 23
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コメント

オスツ🍣 @alohakun 2015年7月1日
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