童貞野朗スレイヤー:「ケオス・ヘッド・イン・シブヤシティ」 #2

諏訪ッスbotによるギガロマ冒険活劇ストーリー (原作:Mamoru Suwassu-san & 75@Gigaro K-SLAYER-san)
文学 小説 書籍 カオヘ 科学adv 諏訪ッス
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◆ ドゥッドゥッドゥッドゥドゥ童貞野郎スレイヤー?!ドゥッドゥッドゥッドゥッ童貞野郎スレイヤー!?ギガロマが出て殺す!童貞野郎スレイヤーは今夜更新再開! ◆
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第1部「シブヤ・シティ炎上」より:「ケオス・ヘッド・イン・シブヤシティ」 #2
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童貞野朗スレイヤーが目を覚ますと、異空間めいた光景が目の前に広がっていた。異空間めいた?否、実際異空間なのだ!0と1で構成された無限に広がるこの空間はどんな物理法則も通じぬ神秘的なアトモスフィアを帯びていた。1
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その空間の中心、0と1で満たされたスープめいた海に童貞野朗スレイヤーは浮かんでいた。童貞野朗スレイヤーのニューロンはこの不可思議な異空間を認識すると同時に、思考リソースの大半を先ほどの闘いに向けていた。2
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(妄想シンクロ・ジツによる敗北、未熟なカラテ……油断……なんたるウカツか。私はあの憎き童貞野朗に殺されたのか?ではここは?テンゴク……いやジゴグか) 3
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『童貞野郎スレイヤー=サン。貴様の敗因は未熟さでも油断でもない』突如、若いとも老けてるともとれぬ男の声が童貞野郎スレイヤーの脳内に…いや、空間全体に響く。4
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「誰だ?!」咄嗟にカラテを構える童貞野郎スレイヤー。突如、童貞野郎スレイヤーの前に黒い靄めいたものが集まり、人型を形作る。その男は、白衣めいたギガロマ装束を纏っていた。『ドーモ、我が名はホーオ…いや…エート、孤独の観測者とでも名乗っておこうか。童貞野郎スレイヤー=サン?』5
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「ドーモ、孤独の観測者=サン」異様な状況にも関わらず童貞野郎スレイヤーはオジギを返す。オジギは大事だ。「孤独の観測者?」童貞野郎スレイヤーが問う。孤独の観測者の顔は霧がかったかのように伺いしれない。「そうだ、孤独の観測者だ。童貞野郎スレイヤー=サン。だが今はそんな事は関係ない」6
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「関係ない?そうだ、どんな状況だろうと関係ない。童貞野郎殺すべし」童貞野郎スレイヤーは再びカラテを構える。『待て、童貞野郎スレイヤー=サン。俺は貴様と闘いにきたのでは無い』孤独の観測者は両手を上げて戦意が無いことを示す。7
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「ならば何の用だ。オヌシは何者だ?ここの空間はなんだ?貴様のジツか何かか?」童貞野郎スレイヤーはカラテを解かない『質問が多いな童貞野郎スレイヤー=サン。今回俺が話したいのは貴様の敗因についてだ』「敗因だと?」『そうだ、それを今から……いや、ちょっと待て』8
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突如、何かに反応したかのように白衣のポケットをまさぐりだし、中から何かを取り出した。いや、実際にはその手には何も握られてはいない。彼は一体なにを……?『俺だ』孤独の観測者はそのまま手の平を携帯電話のように耳にかざす。9
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『ああ、ああ…』孤独の観測者は何かに相槌を打つように頷く『えっ…魚?魚はいらない…。政府が?奥ゆかしさ重点?ああ、缶詰なら…』一体誰と会話しているのだろうか?ナムアミダブツ!誰がどう見ても彼は狂っていた!10
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『ああ…そうだな、機関だな。ワカル。それじゃあ…エル・プ01010イ010コン010101010ゥ0101』孤独の観測者の声が突如、荒いノイズのようにかすれ、聞き取れなくなった。それに呼応するかのように孤独の観測者の像も、ピントの合わないカメラめいて朧気に揺れる。11
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『スマン、待たせたな。童貞野郎スレイヤー=サン。電話だったのだ』電話を切る動作とともにノイズが晴れる。「気にするな」先程までの異常な行為に触れぬ童貞野郎スレイヤー。なんたる奥ゆかしさか!「祟りに触れないのは実際スゴイ」平安時代の偉人、ハヤシ・ナオタカのコトワザである。12
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『それで…エート、どこまで話を?そうだ、貴様の敗因についてだ』「敗因だと?」似たようなやりとりを再び繰り返す。はじめて見る読者の方には珍妙に映るかもしれないが、会話の仕切り直しには実際必要な作法で、これに従わない者は組織内でムラハチされるのだ。13
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そうだ、それを今から説明する。現実世界のお前は今、まさに爆発四散寸前なのだ』孤独の観測者は童貞野郎スレイヤーを指さす。そう、童貞野郎スレイヤーはアワレ、ニシジョウ・タクミの妄想に陥り、まさにカイシャクされようという所なのだ。14
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『何故、貴様はニシジョウ・タクミに敗北したのだと思う?』孤独の観測者は、真っ直ぐ童貞野郎スレイヤーを見据えて問う。その視線に対しまた童貞野郎スレイヤーも真っ直ぐに見つめ返す「己の未熟なカラテ……油断……ギガロマ・ジツ……」15
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童貞野郎スレイヤーは恥じることなく己の欠点をさらけ出す。これは童貞野郎スレイヤーが恥知らずの愚か者というわけでは無い。自らを客観視し、反省点を見つけだす。実際奥ゆかしい行為なのだ。「……貧相な妄想力……ポーター頼りのカラテ……あげればキリがない」16
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『そうだな、それらも敗因の一つだ。貴様は実際弱い』「…………」童貞野郎スレイヤーは孤独の観測者に罵倒を返せずにいた。実際その通りなのだ。『だが、真の敗因はそこにあらず。貴様は弱いが"あの"ニシジョウ・タクミも弱い。一番大きな敗因はもっと別の所にある』「では何だ、その敗因とは」17
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もはや童貞野郎スレイヤーはカラテの構えを解いていた。孤独の観測者を一人の助言者として敬意を表しているのだ。『貴様の敗因は他でも無い、運命とか宿命とか、世界によって定められているものだ』「世界だと?」『そうだ、俺はそれを世界線と呼んでいる』18
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「世界線…」童貞野郎スレイヤーは眉をひそめる。『そうだ、お前は今日この瞬間、死ぬことが運命づけられているのだ。例え、過去に戻りニシジョウ・タクミとの闘いを避けたとしても、何らかの要因で必ず死ぬ』19
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ナムアミダブツ!自分の死が運命で決まってると言われて満足する者がいるだろうか?実際これは死の宣告である。かつてのシイナ・マユリのように彼もまた死を免れないのだろうか?だが……ゴウランガ!童貞野郎スレイヤーの目は死んでいない!未だに童貞野郎に対する憎しみと怒りで燃えているのだ!20
諏訪ッスbot @suwassu_bot
『フッ……不屈の闘志、執念か……』孤独の観測者は笑みを漏らす。実際には顔が見えないのだが、どこか柔らかい雰囲気のアトモスフィアを童貞野郎スレイヤーはギガロマ観察眼で感じ取ったのだ。21
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