ヤンデル先生の語る「病理医とは (2015/6/17)」
病理医とは: 「ツイッターで知ってる!おちんちんの人!」 「ツイッターでみた!触手の人!」 「ツイッターでフォローしてる!養育費の人!」 となってきたので少し説明をします(定期)
2015-06-17 07:36:46医師の仕事は「患者さんを治すこと」と思っている方が多いですが、実際の医療職というのはやることが大きく分けて三つあります。 ・診断(病気や状態を見極める) ・治療(今よりよくしようと手を加える) ・維持(患者さんの日常や病院での暮らしを保つ) この「維持」がけっこう大事。
2015-06-17 07:38:33看護とかリハビリなどは「維持」がメインの仕事となりますが、患者さんの食事や睡眠、今の健康な部分、これ以上悪くならないように、という維持のためにはやはり適切な「現状のアセスメント」が必要ですので、これらの仕事においてもある程度「診断」は行います。
2015-06-17 07:39:30一方、医師は診断と治療だけしているのかというと一般的にそんなことはなく、病棟管理であったり投薬前後の状態を把握してそれが悪くならないような維持管理を考えたり、そもそもの病院業務の大半が「維持」にあたるので研修医はしばしば「なんか事務仕事ばっかりだ……」と現状を嘆いたりします
2015-06-17 07:40:27でもね、「診断」「治療」「維持」ってのは本来三本柱で、どれが欠けても医療はなりたたないし、これらの間に上下関係はないの。「治療しないと病院じゃない」というのも言い過ぎで、「痛みをコントロールし、病気をもったまま過ごす」という世界だってあるわけです。ホスピスだって素晴らしい医療。
2015-06-17 07:41:27そんな中で、「病理診断医」は数ある医療職の中でも非常に異色です。 ・診断にほぼ完全特化した部門 です。患者さんの中からとってきた大小様々な「検体」を「見て、診る」仕事、それが病理。なので治療も維持もほぼ行いません。臓器を目で見たり、顕微鏡を見たり、論文を見たりする。
2015-06-17 07:42:32いってみれば病理診断医というのは「医療職最強のデスクワーク部門」であり、一部の高学歴者が一生あこがれる「ああ……俺、勉強得意だな……一生このまま勉強だけしてたら給料もらえる仕事ないかな……」に唯一答えられる医療職とも言えます(まあ語弊はあるけど)。
2015-06-17 07:43:19病理診断医は医療すべての診断に関わるわけではもちろんなく、例えば「体液の流れの異常」をみる分野(循環器とか代謝、内分泌系)の診断は行いません。これらの分野では「体からとってきた瞬間に流れがとまる」ので、病理との相性がよくないです。
2015-06-17 07:44:33けど、消化器内科、呼吸器内科、外科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、婦人科、腫瘍整形外科、脳外科など多くの分野では多かれ少なかれ「体から臓器の一部や全部をとってくる」タイプの診断・治療を行います。その全てに携わるのが病理診断医ということになります
2015-06-17 07:45:29「病理医を三國志で例える」というのをよくやります。 「一般的な医師が三國志でいうところの張飛とか馬超みたいな猛将だとすると、医長とか院長なんぞは関羽のような将軍、そして病理医は諸葛亮のような軍師」 前線には出ないけどひたすら頭を使って見通す仕事、それが病理診断医です
2015-06-17 07:47:18研修医カンファがそろそろはじまるのでこのまままじめなモードでおしまいとしていったn席を外し、帰ってきたらやってきたクソリプに一つ一つ丁寧にちんちんだちんちんだとリプライを返していきますのでおまちください 三╭( ・ㅂ・)و
2015-06-17 07:48:04