過去のがんのデータと検査の効果から、甲状腺がんは基本重くならないタイプといえないか。

常識なのかもしれないけれど、病気の検査は、これまで継続した検査のなかった病気について行われると、潜伏期間と、検査の受診率、検査の精度によって、病気が発生済みでも知られていなかった患者数や、過去に検査があっても受診しなかった人の分、検査感度の関係で見落とされた分を拾う事になって、通常でも(始めのうちは特に)想定する罹患率の分よりも大きい検出数を示すことを、ツイッターで、初めて知ってびっくりしました。(潜伏期間は、ここでは正確には滞在時間というようですが、イメージは潜伏というのによくにていると思います。) (まとめて自分でびっくりしてた、その私の前回のまとめhttp://togetter.com/li/833420)  そこで、過去のがんのデータと、今回の甲状腺の検査で出されている結果とを検査の効果の話にからめて、甲状腺がんが特に、若い人について、基本重くならないというタイプであるという手がかりがつかめないか条件を整理して考えています。 続きを読む
1

1.まず、過去のがんの情報のデータの読み取り方について、私の整理。

onkapi @onkapi

がん情報センターデータで ○死亡率が真の死亡率に近い ○罹患率はそれより大きい真の罹患率の一部 ○死亡率と罹患率を足したものが寿命内に重篤発症する型の場合の最高値 ○真の罹患率から、死亡率と罹患率を足したもの、を引いたものは寿命内に重篤発症しない型 と過去データで前倒判定可ではと

2015-06-18 12:14:23

(これまで継続した検査が行われていない病気の場合、過去のデータの罹患率というのは真の罹患率の一部という見方ができると思います。

 死亡率の過去のデータは原因が確かめられたものですので、その病気が原因での真の死亡率に近いと思います。

 死亡率には、過去のデータの罹患率(真の罹患率の一部)のなかで死亡に至るような重くなるタイプの病状のものがあって、一部は治療で治ったものの、一部完治にいたらず亡くなられた例というものが含まれていると思います。
 もう一つ、死亡率のなかには、過去のデータの罹患率のなかにはいらなかった重くなるタイプの病状のものがあると思います。患者さんが気がつかぬうちにお医者さんにかからず病気が重くなっていった場合です。
 この二つで重くなるタイプの病状の場合の量というものが限定できると思いました。

 全例治療が必要であって完治にいたるものと一部完治にいたらない例があった、ととった場合は、過去のデータの罹患率(真の罹患率の一部)がすべて重くなるタイプの病状ととれると思います。

 過去のデータの罹患率に入らず、お医者さんに知られず治療もなかった場合、重くならないタイプの例は発症しないままだったでしょうし、重くなるタイプの例は死亡に至ることになったと思います。

 よって、過去のデータの罹患率と死亡率を足したものが、重くなるタイプの病状の量の最大値と見る事ができると思いました。

*私の読み取り方では、データの死亡率は真の死亡率に近いというところが自信ないのですけども、でも、まずそれが大前提です。データの罹患率は真の罹患率の一部分とみられるというのはおおかた認められると思います。)

******************************

(2015.07.05)
この2週間、このまとめを見直していて、とりあえずの自分の結論のながれがツイできたので、それを最初にあげます。
いまTLでは、甲状腺がんの性質を具体的なところまで掘り下げて、詳しい検討がされています。
このまとめは一般的なとらえ方になると思います。

onkapi @onkapi

前倒し、過剰診断、微小がん掘り起こし、多発、放射線に寄る誘発効果、スクリーニング効果、ハーベスト効果、自分もかってに定義してるところも。その自分の見方でいうと。前倒しと過剰診断をべつにかんがえすぎてるところが一般にはありすぎないかと思う。

2015-07-05 01:49:37
onkapi @onkapi

前倒しといわれる次年度以降症状を現すという病気のタイプも、過剰診断とよばれる生涯症状を現さないタイプも、別なものではなくて、双方は連続的につながってて、すべてで甲状腺がんを構成するとみるものだと思うのだけど。

2015-07-05 02:11:06
onkapi @onkapi

微小がんの掘り起こしというのは、前倒しの過剰診断に近いところから過剰診断そのものにかけてのもの、ということで、微小がんが別にあるわけではないだろうなと思う。

2015-07-05 02:15:08

(スクリーニング効果は前倒しを見つける事で、ハーベスト効果は前倒しと過剰診断をみつけることをいうようです。
スクリーニング効果のことばが使われている時は、過剰診断はないという予想があるのかな、と思います。
前倒しも過剰診断も考えの範疇にはいっていれば、ハーベスト効果というのがよさそうです。

<ハーベスト harvest 音節har・vest 発音記号/hάɚvɪst
穀物・果物・野菜などの)収穫,刈り入れ,採取.>

ああ。ハーベストは収穫、刈り入れ。時々「刈り取り」という言葉がつかわれていたけども、ハーベスト効果のことを行ってそうだと今初めて認識(20150705.12:20))

onkapi @onkapi

検査の効果というものがあるのを初めて聞いて驚きました。検査すると必ず去年迄の検出し残しを拾ってしまうということです。だから、その1年検査の結果が即罹患率とはいえないのです。

2015-07-05 02:24:31
onkapi @onkapi

検査の効果において、過去に検査があまり行われてなければ、検査をしてみるとそれらを拾ってしまってとても高い検出がある。検査を続ければ正しい罹患率に近づいていく。それでも受診しなかった人がいれば、検査で拾い残しがあれば、それは次の検査で出続ける。

2015-07-05 02:29:33
まとめ 「病気の検出率=発生率×滞在時間×検査感度」という式の意味。検査の効果にびっくり。 ある病気が初めて詳細に検査されたとき、いままで知られていなかった病気にかかっている人の数がわかります。その人数は平均滞在時間(その病気が検査で発見されるようになってから、その病気が発病するまでの時間)によって変わるようです。常識なのかもしれませんが、すごくびっくりしました。平均滞在時間が長ければ、普通の場合でも大きな数字になるのを確かめてみました。 2285 pv 8 1 user 3
onkapi @onkapi

検査で見つかるのは、明らかに病気の症状が出ている人、今症状が今でつつある人、それとさきの前倒しから過剰診断につながる群。まえ二つは症状が出た人とくくれ、後者の群は症状の出てない人とくくれる。これらも連続的につながって、その病気を持っているという人の群。

2015-07-05 02:43:50
onkapi @onkapi

検査で見つかるのは症状がでててもでてなくてもその病気を持っている人すべて。それ全体が検査の効果を受けながら検出される。

2015-07-05 02:46:14
onkapi @onkapi

検査で見つかった内訳をみると、病気に症状が出ている人、今にも症状を出そうとしている人、これから先症状を出すであろう(前倒し)人、生涯症状を出さないタイプの型を持つ(過剰診断といわれることになる)人。

2015-07-05 02:50:23
onkapi @onkapi

福島の甲状腺検査の目的は検査の目的は多発がないかを確認、あれば放射線による誘発効果でないか確かめる事。

2015-07-05 03:08:45

(甲状腺がんがこんなにたくさん検出されている、という印象の大きな部分を、この検査の効果がしめていると感じます。)

onkapi @onkapi

多発とは罹患率が普段ものより高くなっていることが確認されること。

2015-07-05 03:20:53
onkapi @onkapi

多発があれば、放射線による誘発効果でてないか確かめる事が必要。

2015-07-05 03:22:24
onkapi @onkapi

検査結果に多発があるか確認するには、先に言った検査の効果分を打ち消さなければならない。検査の検出数から、検査の効果分を引く、それから多発を確認する。

2015-07-05 03:30:07
onkapi @onkapi

多発を確認するために、検査の効果を打ち消した検出数と、これ迄経験的に捕らえられてきた罹患率とを比べる。しかし前者が大きいとしても直ちに多発とはいえない。

2015-07-05 03:56:36
onkapi @onkapi

直ちに多発とはいえないのは、経験的の捕らえられてきた罹患率が真の罹患率だとはかぎらないから。経験的に見落とされていたものがあったとしたら、それが今回の検査で見つかって検出値が上がっているかもしれないのだ。

2015-07-05 04:03:09

(多発か、知られていなかった罹患が見えてきたか)

onkapi @onkapi

検査検出量が、検査の効果を打ち消した上で、多い状況の時、多発であるか、知られていなかった罹患が明るみになってきたのか、二つの可能性を検討しなければいけない。

2015-07-05 04:13:12
onkapi @onkapi

多くの場合、知られていなかった罹患が明るみになるということは、確実といってあるのではないか。 今回の福島での甲状腺がんの検査では、私がお話を聞いていたかぎり、必ずその、知られていなかった罹患が明るみにでる、ということがあるだろう。

2015-07-05 04:16:43

「多発」と「前倒し」と「過剰診断」

1 ・・ 10 次へ