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シェンビ妄想

あんがるたあきいがるしえ先生の「しぇんび」のツイートに触発されたシェンビ妄想です。
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安田登 @eutonie
あんがるたあきいがるしえ先生のシェンビに触発された「シェンビ妄想」ツイートを連投します。朝からお騒がせ〜。 twitter.com/inannasdescent…
安田登 @eutonie
シェンビ妄想1)イナンナが冥界に付けて行く7つの「メ」のひとつであるシェンビはあんがるた先生も書かれているように、女性の目を飾るコールです。そして先生の中の人のタカイ先生が「上野東京ラインで(略)シェンビ的な目のお化粧した女性発見して、ふふと喜んでる」と書かれているように…
安田登 @eutonie
シェンビ妄想2)現代でもそんな化粧は残っています。特に思春期の子がする場合は、派手な化粧が好きという可能性もありますが、自身の心身を守るために、このような化粧をしている子もいます。目に施すシェンビ的な化粧というのは「自分を守る」という呪力を持つ特殊な化粧、「呪飾」なのです。
安田登 @eutonie
シェンビ妄想3)目に特別な化粧(呪飾)を施すというのは、目の周りの刺青として多くの民俗が残っていますが、シェンビのような化粧も古代中国でも行われていたようで、それを表すのが漢字「眉」です。甲骨文字ではこうなります。 pic.twitter.com/OSY6m12MDq
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安田登 @eutonie
シェンビ妄想4)「眉)に「女」を加えた文字が「媚」。目に呪飾を加えた女性は「媚蠱(びこ)」という特殊な呪儀をなす巫女となり、後代には人形(ひとがた)や嬰児の死骸などを用いた「巫蠱媚道」という強力な呪詛を操る恐るべき巫女ともなります。 pic.twitter.com/A5Aiwv9Aj8
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安田登 @eutonie
シェンビ妄想5)ちょっと話がずれますが、この「人形」というのは、サムエル記の「口寄せ」の女が、セプチュアギンタ(七十人訳)では「腹話術師」と訳されるというタカイ先生の先週の発表(って拝聴していないのですが)とも関係がありそで、これまたとても興味深いところなのです。お話、伺いたい~
安田登 @eutonie
シェンビ妄想6)さて、イナンナのシェンビは「lu2 he2-em-du he2-em-du」と呼ばれます。意味は「男よ、寄って来い、寄って来い」。シェンビは男を招くための呪飾なのです。が、文中の「he2」は「願望法」なので、正確に訳せば「寄って来い」ではなく「願わくば寄り来よ」。
安田登 @eutonie
シェンビ妄想7)この「願望法」というのが面白い。古代中国で祖霊や神を招く呪術は、周の時代に「禮(礼)」として完成します。現代では礼儀作法のように使われている「礼」は本来は呪術であったことは「禮」にも「メ」の楔形文字と同じ「示」が入っていることでも明らかです。
安田登 @eutonie
シェンビ妄想8)神霊などの非在者に対する呪術であった「禮」は、やがて人に対する呪術にもなります。微小な労力で相手を動かす、すなわち丁寧な言葉や態度でお願いすると相手が何かしてくれちゃうという呪術が「礼」なのです。これはまさに願望法ですね。呪術と願望法とはとても親和性があるのです。
安田登 @eutonie
シェンビ妄想9)シェンビ(呪飾)をつけた目は「眉」になりますが、もろそのままの文字は「夢」の上の部分です。「夢」の中にこの文字があるということは、悪夢もシェンビをつけた巫女(媚)によって見せられると考えられていたことを示します。 pic.twitter.com/uhUDjWmcNj
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安田登 @eutonie
シェンビ妄想10)悪夢は実害を招く。特に戦争などでは、そんな力が使われたら大変。だから「媚」を殺すことは古代の戦争においては重要でした。近代戦で軍旗を焼くようなものです。目に呪飾を持つ女性と「伐(戈による殺害」で「蔑」の字になります。 pic.twitter.com/kLZ72Wg8ga
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安田登 @eutonie
シェンビ妄想11)「夢」の上部が付く文字としては「甍(いらか)」もあります。呪飾を瓦につけることによって悪霊の侵入を防ぎ、家を守る。日本では鬼瓦がそうですね。ちなみに狂言『鬼瓦』では鬼瓦を見た男が妻を思い出したりします(笑)。鬼瓦も元々は女性だったのかも。鬼嫁ですね(ちがww)。
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