ケロリンの中の人 @KERORIN_PR の為になる【痛みのお話】

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【痛みのお話】 皆さんが飲まれることがある市販の鎮痛薬と、ガンなどの痛み止めとは作用する場所も仕組みも全然違うって、ご存じでしたか？ #ケロリンは医薬品シリーズ #続ける気力が無い

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いわゆるガンの疼痛に使うお薬は、頭痛には全然効きません。 #伸びない感じがするので投げやり気味に終わり

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【痛みのお話】 気を取り直して少しお話したいと思います。 先ほど投げやりに、ガンの痛み止めと市販の痛み止めは違う、頭痛には市販の痛み止めしか効かない、と申しましたが、これは痛みを感じる部分に作用する薬の種類が違う、ということです。 内臓の痛みには脳からの痛み止めが必要です。

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【痛みのお話】 まず、痛み止めのお薬について、おおまかに3種類あることをお知らせします。 ・市販品（OTC）もあるロキソニンのようなおなじみのもの ・オピオイド系と呼ばれるガン向けの麻薬性のもの ・トリプタン系と呼ばれる片頭痛専用のもの これらがどう作用しているか、お話します。

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【痛みのお話】 ロキソニンを代表とする痛み止めは、痛みを感じる神経から出てくる痛みを増幅する物質の生産を抑えます。 弊社のケロリンもアスピリン配合のため同様の作用です。 ただ、副作用があって、この止めちゃう物質、胃の粘膜の保護作用があるんです。 だから痛み止め飲むと胃が荒れます。

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【痛みのお話】 市販品の鎮痛剤は熱も下げちゃいます。この痛みを増幅する体の物質が、実は平熱を維持するための脳みそ内部のコントロールセンターに常に作用していて、増幅物質があんまり出来なくなると、風邪を引いていても勘違いして平熱に戻します。風邪の時は節々が痛くなりますが、原因はコレ。

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【痛みのお話】 子供向けにも昔アスピリンを飲ませていたようですが、人によっては喘息を引き起こすことがあり、アセトアミノフェンという成分以外の解熱鎮痛薬は子供向けに使えなくなりました。 処方薬も同様で、小児の解熱にはアセトアミノフェンしか使いません。 若干作用する部分が違うのです

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【痛みのお話】 で、話は変わって片頭痛のお薬と仕組みのご紹介です。 これは新薬でして、日本では10年前くらいから導入されはじめました。 片頭痛は、頭の血管が突然広がる時に痛むということがわかってきて、そのときの痛みは普通の解熱鎮痛薬では取りにくいことから、専用に開発されています。

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【痛みのお話】 片頭痛のお薬ですが、日本では処方せん医薬品のみ数種類あり、トリプタン系と呼ばれます。 頭の血管が広がってしまうと、神経を刺激してしまったり、血管自体が痛むため、そこの痛み等を集中的にブロックすることで効果を発揮します。 痛み増幅成分をブロックするのとは違いますね。

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【痛みのお話】 とくに、この片頭痛の新薬は、片頭痛に伴う吐き気、光過敏などの副症状まで抑えてくれるところが優れもので、対症療法が可能な薬剤となっています。 従来の鎮痛薬は片頭痛が起こる前に飲まないと効きませんでしたが、新薬は起こってからでも症状を抑える事ができます。素敵。

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【痛みのお話】 最後に今回の発端となった麻薬性鎮痛薬のお話です。 古来から、ケシという植物には痛み止めの作用があることが分かってました。 そこから抽出したのが、麻薬性鎮痛薬の元祖、アヘンです。 これを色々とケミカルに進化させ、鎮痛薬のモルヒネや咳止めのコデインが作られました。

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【痛みのお話】 で、この麻薬系の鎮痛薬は、脳にある体の痛みを感じる神経をブロックする作用があって、痛みが強い方や内臓の痛みに使われています。 体の痛みだけを取るので、頭自体が痛い場合には効果がありません。 逆に、内臓のような通常の鎮痛薬が効きにくい痛みに良く効きます。

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【痛みのお話】 麻薬系は話すと色々長いのでかなりはしょりましたが、麻薬性なだけあって若干依存性がある物質も存在します。 また、腸の運動を抑制してしまう作用があるので、便秘になりやすいです。 市販品にも麻薬系のコデインが入っている商品があるので、薬局・薬店にご相談くださいね。

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【痛みのお話：補足】 コデインのような咳止めが麻薬系なのは、鎮静作用（反射の抑制）があること、依存性が少ないこと、モルヒネが結合する痛みのところにあんまりくっつかないことも大きく上げられます。 咳中枢は反射で動くので、鎮静作用があるコデインを投与すると収まるわけです。 ふしぎ。

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尚、薬学部ではこんな感じの授業を6年間行います（ｶﾞｸﾌﾞﾙ それから国家試験を受け、合格した方だけが薬剤師になれます。 通知100件超えてるので、そろそろお返事しますね…

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【痛みのお話：補足2】 麻薬というと怖いイメージがあるかもしれませんが、病院では普通に用いられる薬剤です。 医療用麻薬適正使用ガイダンスにも詳細が掲載されております。 mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin… ぜひ、興味のある方はご確認ください。