左太刀(通常と逆に左手が鍔側、右手が後ろになる刀の持ち方)の話

とうらぶの影響か、イラストやコスプレで「刀の持ち方が左右逆だ!」というツイートをたまに見かけるようになりました。刀は原則的に右手が前になるように持つもので、昔から刀を構えた漫画やイラストを書く際の基本的注意事項ではありますが、武術的には左右逆になる持ち方、俗に「左太刀」といいますが、そういう持ち方も昔からあります。その左太刀についてのお話。
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武装商店 @busou
【まめちしき】この「左手が上、右手が下」という刀の持ち方は通常と逆ですが、柄頭ギリギリを持った右手(利き手)で片手打ちこみをする(両手で打つより間合いが広く、左片手打ちより強力)為に一部流派に実際に存在する握り方なのですよ。 twitpic.com/bdc3l3
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みんみんぜみ @inuchochin
この上段構えが左手が上になってるのを突っ込んでる発言を見た。たしかに右手が鍔側なのが普通だけど。twitter.com/nora__zs81/sta…
みんみんぜみ @inuchochin
知らないから左手を上にしちゃう→原則右が前と知って間違ってる人を注意する→左太刀という構えがある事を知ってあまり気にならなくなる。みたいな順に変わると良いなあ。 twitter.com/nora__zs81/sta… pic.twitter.com/GLgbBMPiUV
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みんみんぜみ @inuchochin
なおこの絵は左手が鍔側で鞘も刃が下向きに帯にさしてる、という現代普通の常識の真逆で良いなあ。しかも柳生石舟斎が書いた新陰流の秘伝書だからとても由緒正しい。 (奈良女子大のwebサイトより引用) pic.twitter.com/GLgbBMPiUV
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みんみんぜみ @inuchochin
以前ツイートした、新陰流の逆風。柳生新陰流は普通に持って手を交差するけど、疋田の新陰流の絵では左太刀になってる。 pic.twitter.com/rbbOHN4abh
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湖北屋 満造🌀 @kohokuya
@inuchochin たまに見かけますね。 新陰流さんもそうでした。知ったかぶって剣道の竹刀の持ち方しか知らないと、古流剣術ではちょっと嗤われますね(´▽`)
ちていのき @baritsu
説明が無かったり、他の絵も含めて「逆だけどなんか意味がありそうだな」と思わせる力がなかったら剣道常識で判断されても仕方ないですね。世の中説明しても理解できない人もいるし、そもそも説明してもまた新たな知らない人が後から後から出てきて行きわたらないですしw @inuchochin
tetu @tetu162000
@inuchochin 剣道でも左諸手右上段とでも言うのか、左手を鍔側にした上段を使う方が希に居るみたいです。動画でしか見たこと無いですが(笑) 剣道のは片手打ちのための構えですが、古流ではまた違う使い方が有るのでしょうね。
神後宗治 @hagurosan13579
@inuchochin 左太刀への指摘は「剣道あるある」といっても過言ではないような気がします。でも実際は左太刀の使い手の話は意外とありますし、型にまで残っているとなると昔は結構使ってたって事なんですかね。
神後宗治 @hagurosan13579
そういえば、貫心流の槍のように構える~とかいう形も左太刀と言えばそういう部類に入るのかな?でも目的というか意味合いはまた少し違う様な気もしないでもない。
みんみんぜみ @inuchochin
他には、江戸時代に広島や徳島で盛んだった”貫心流”にも左手が上になる形が残っているようです。互いに左太刀になって突きあう形みたいですが、相手が普通の握りでついてくる場合は左同士より容易に勝てるんじゃないかな。(学研 日本の剣術2より) pic.twitter.com/wxtkccVfEF
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みんみんぜみ @inuchochin
左手が上の構えは新陰流の必勝や奥義が知られているけど、左が上になる握りは「塚原卜伝と左太刀」の逸話にもある。利点は色々あるだろうけど、やはり右が前が普通だからサウスポーの利点に似てるんだろうwebhiden.jp/magazine/WH%E5… pic.twitter.com/BON4jMZuZA
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柳生心眼流の左太刀や槍の構え

俊衛門 @toshiemonn
以前、柳生心眼流の島津先生から刀を右手前から左手前にスイッチする技を教わり、しばらくうちの道場で左手剣が流行ったなあ。 twitter.com/inuchochin/sta…
俊衛門 @toshiemonn
右手剣から左手剣のスイッチは、柄を手の内で滑らす感じで棒とか杖に似てると思った。長刀なんかも右左替えたりするっていうから、影響受けたのかね。
俊衛門 @toshiemonn
しかし、槍は右左替えるのか? と思えば、甲野先生曰わく槍は左腰の太刀が邪魔をするからそもそも左前に構えるようになったとのことで、そうすると槍はスイッチしないのかな。槍は全く分からんです。
神後宗治 @hagurosan13579
@toshiemonn @inuchochin 馬庭念流は確か右前でやっていたと記憶してますね。全体から見れば少数派かもしれませんが。
みんみんぜみ @inuchochin
@orange_kinoko たぶん、戦国時代にはそこそこ使う人がいたんだと思います(話も技いくつも残ってますし) ただ試合が盛んになると使いにくかったんでしょうね。体術ではよくありますが、喧嘩で有効な手でもスパーリングで使えるとは限りませんし(笑)
ソードフィッシュさん @ttswordfish
@toshiemonn @inuchochin 槍はたぶん、左右とりかえる暇がそもそもないし、メリットもそんなにないんじゃなあでしょうか。 念流系は右前に構えるのが多そうですね!
みんみんぜみ @inuchochin
馬庭念流は戦国時代から剣術以外に薙刀、槍(十文字槍と素槍)があったみたいです。現在伝わるのを見ると確かに右前ですね。youtu.be/WImIisTnkCE @toshiemonn @hagurosan13579 .
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サウスポーみたいなものか?

橙。 @orange_kinoko
@inuchochin 合戦のような刀を抜いた状態で始めるのを想定している場合だと、左太刀でも不自由ないように感じますが、江戸時代に入ってある程度制度化されると、抜いて持ち替える必要があるので廃れていったのでしょうか。
橙。 @orange_kinoko
@inuchochin 剣に限ったことじゃないですが、野球でもボクシングも、基本スイッチは相手が対応し難くするために使いますが、大抵の選手は自分は右にしろ左にしろ、選択肢を増やすよりも、自分の体を最大性能で使える構えを作ってるので、左右スイッチは器用な人じゃないと難しいですよね。
橙。 @orange_kinoko
恩師には昔、定期的に左太刀で素振りや稽古を命じられていました。癖で動くようになった体が、本来はどういう理論で動いているのかを見直す必要がある、と。左太刀に握ると、笑えるほど全然振れなかったのですが。二刀を握って少し器用になりました。 twitter.com/inuchochin/sta…
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コメント

ひなた @siratamahinata 2015年6月19日
左太刀は教えてもらったね。 確かに珍しいものだけど、ちゃんとある技術だよ。
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku 2015年6月20日
なるほど、そうやることで振り切った時の間合いが伸びるんですね。剣術は間合いが非常に重要なので、「柄のどこをどう持つか」はいろいろあって当然ですね。
kartis56 @kartis56 2015年6月20日
左前で右に構えるのはちょっと不思議。右手を引くんだから左に構えるほうがいいと思う。
はるを待ちかねた人でなし @hallow_haruwo 2015年6月22日
左太刀で素振りや稽古…の話で、なんとなく絵の練習で自分が描いたの鏡に映したり裏返して左右反転させて確認したり描いたりするの思い浮かべた。
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