10周年のSPコンテンツ!
11
菌類分類学の新たな時代?
白水 貴 @Takashirouzu
Piromyces cryptodigmaticus 直接観察なし,塩基配列のみ,電子出版で2012年に発表されたツボカビの新種.菌類分類学の新たな時代を感じさせる. #珍菌 【PDF】indexfungorum.org/Publications/I…
きのこの同定の未来?
ham @shen_hu_ha
僕「先生。このキノコの名前教えてください」 学芸員「DNA調べるからちょっと待って。」 (5分後) 学芸員「DNA鑑定の結果、〇〇というキノコと判明した」 #珍菌
ham @shen_hu_ha
僕「このキノコの特徴は何ですか?」 学芸員「このATAGという配列が特徴です」 僕「そうじゃなくて、どうやって形態で識別するんですか?」 学芸員「んなもんDNAベースで新種登録されたキノコだから知らねーよw形態なんて過去の遺産なんだよw」 って時代が到来するって事だよね #珍菌
ham @shen_hu_ha
やっぱり我々ナチュラリストは科学者から手を切り、ナチュラリストはナチュラリスト独自の分類体系を構築して、別の道を歩んでいくべきではないだろうか。ナチュラリストがDNAベースの「科学的に正しい」分類に従う必要があるのか本当に疑問だ。 #珍菌
DNAの記述だけで新種記載されるようになってしまうのか?
ham @shen_hu_ha
@gyukankin この前の珍菌賞で話題になった菌類ですが、DNAだけで菌類が新種記載されたようです。 twitter.com/takashirouzu/s…
ham @shen_hu_ha
@gyukankin  @takashirouzu また、その件について日本の研究者が「分類学の新しい時代」と称賛されている姿を見ると、これからの学者は形態を捨て去り、DNAだけで新種登録する流れに向かうのではないかということです。
ham @shen_hu_ha
@gyukankin  @takashirouzu 恐らく学者にとってはDNAを読む高価な機材が身近にあり、仮に形態で分けられたとしても、DNAで調べた方が早いので、「なんで今更形態で見なけりゃならんの」っていう認識なんじゃないでしょうか。
ham @shen_hu_ha
@gyukankin @takashirouzuまた、新種登録には確か「早いもん勝ち」ルールがありますよね。多くのキノコを観察して、莫大な時間をかけて形態を記述し新種登録しようとしても、 一分一秒でもスピーディーなDNAオンリーの新種登録に負ければ、前者の名前は残らないわけです。
ham @shen_hu_ha
@gyukankin @takashirouzu 新種登録という業績を大量に残せるのはDNAオンリーの方が圧倒的です。研究者は多くの業績を残さないとポスト争いに勝てないという立場の方ですから、今後はDNAだけで新種登録というのがますます加速すると思います。
ham @shen_hu_ha
@gyukankin @takashirouzu そうなれば、我々ナチュラリストが形態でキノコを見分けようとしても、「今の時代、DNAだけで新種登録されたキノコばかりだから、DNA読まないとわからない」という時代が到来するのも時間の問題だと思います。
ham @shen_hu_ha
@gyukankin なので「キノコは形態で見分けられる。DNAはあくまで形態の裏付け」という時代から「キノコはDNAだけで新種登録されてるので、DNA読まなければ同定できない」という時代にシフトするんじゃないでしょうか。
ham @shen_hu_ha
@gyukankin 長々となりましたが、以上が私の今後の推測です。ありがとうございました。
ham @shen_hu_ha
学者には学者なりの理由もあるだろうし、DNAだけの新種登録に反対する気はない。ただ、そういう時代に突入したら、ナチュラリストは学者と手を切り、ナチュラリスト独自の分類でやっていくべきじゃないのというだけ。
若手研究者の見解は?
牛研 @gyukankin
@shen_hu_ha @Takashirouzu 形態が軽視されて行くのではという疑念は全く同感です。
牛研 @gyukankin
@shen_hu_ha @Takashirouzu 近い将来に限った話ですが、現時点では若手の研究者にも形態を重視するという立場の方がおられますので、彼らが数十年後にどのように考えるのかにもよるのではないのかなと思います。ぜひ、若手研究者の方の見解を聞いてみたいですね。
白水 貴 @Takashirouzu
@gyukankin @shen_hu_ha 菌類全体で見れば形態vs分子の対立よりもっと広く複雑な事情が絡んできます.例えば,One fungus = One nameや,形態情報が得られない菌類をどう分類するかといった問題があり,それぞれで研究者の意見も変わってくるでしょう.
白水 貴 @Takashirouzu
@gyukankin @shen_hu_ha きのこについての僕の意見としては,これらは菌類の中でも例外的に肉眼で見える形態情報を有しておりますので,そういった得やすくかつ種間差として使える情報は今後も分類において重視されていくだろうと思います.
白水 貴 @Takashirouzu
@gyukankin @shen_hu_ha 一方,より判断の難しい情報(微妙な色や形態の差)は分類の判断の際に熟練度や個人差が出やすいので,こういった分類形質をどこまで重視してよいのかはわかりません.
白水 貴 @Takashirouzu
@gyukankin @shen_hu_ha そういった難しい形態情報を得て判断するために長年の訓練が必要となれば,より短時間で得られかつ客観的な判断基準となるDNA配列に頼ろうと考える人も増えてくるのではないかと思います.
白水 貴 @Takashirouzu
@gyukankin @shen_hu_ha DNA配列を得るためにかかる費用はどんどん安くなってきておりますし,余暇に自宅でDNA実験をする人も出てきていると聞きます.実際,アマチュアで活躍されている方の中にもDNA配列の解読を進めておられるグループがありますよね.
白水 貴 @Takashirouzu
@gyukankin @shen_hu_ha 以上のことから,DNA情報をきのこの分類に活用しようという動きは今後も広がっていくだろうと思います.そういった中で,形態を軽視する向きが出てくるという危機感を僕は持っております.
残りを読む(98)

コメント

牛研 @gyukankin 2015年6月23日
顕微鏡観察を始めた2008年ころ、これからはDNAが主流と耳にして、自分が始めようとしていることは無力ではないのかという不安がありました。その後、自分なりに答えをだして、形態をとことん追究することとDNAを調べることを両立させようと決めました。
牛研 @gyukankin 2015年6月23日
改めて、hamさんが言われるような疑問を突きつけられると、正直、どう返せば良いのか分からなくなったのですが、この議論を通じて改めて自分が進むべき道が見えて来たと思っています。
牛研 @gyukankin 2015年6月23日
貴重なコメントを寄せて頂いた、hamさん、白水さん、myco_leaksさん、つぼかび提督兼Pさんに深く感謝いたします。
べにてんぐの会 @benitengunokai 2015年6月23日
興味深い議論です。圧倒的に未解明種が多い菌類の分野において、今後分類学はどちらへ向かうのか?
酢鴎 @acetylseagull1 2015年6月24日
問題提起したhamさんが自称する「ナチュラリスト」が何なのかの方が気になる。
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする