【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」】

横山光輝「三国志」を1話ずつ解説してみようというコーナー。 第58話「太史慈」の巻です。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
0
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」01】 第58話でございます。 秣陵城を落とした孫策の勢いは止まりません。劉繇(りゅうよう)軍は各地に四散してしまいました。しかし、わずかの兵とともに古城に立てこもって最後まで抵抗する武将がいました。誰あろう、太史慈です。

2015-06-23 12:43:50
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」02】 城兵は約2000。孫策は一気に攻めようかと考えますが、部下が一考を促します。全員死ぬ気でいる2000の兵を相手に一気に攻めれば、大きな犠牲を強いられることは目に見えています。そのため、決死隊を中に入れ、敵を混乱させる策を取ることに。

2015-06-23 12:45:45
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」03】 孫策としては、できれば太史慈を殺さず、自分の部下にしたいと考えました。そこで、北方だけ逃げ道を作っておき、火の手が上がって逃げ出す所を捕らえるという作戦が採用されることになりました。

2015-06-23 12:47:02
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」04】 風が強い日を待って、作戦は実行に移されます。薪を背負った決死隊に莫大な恩賞を約束する孫策。古城は石垣ではなく、土を焼いた「磚(せん)」という瓦の一種で壁が作られていました。瓦と瓦の間に短剣を差しこめば、そらが足がかりとなります。

2015-06-23 12:50:19
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」05】 決死隊の隊長がロッククライミングよろしく城壁を登ります。その後綱を降ろし、部下たちがその網を伝って登ることになりますが、そこまでの描写はありません。結果的には首尾よく城内に潜入することが出来ました。

2015-06-23 12:51:54
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」06】 太史慈はすでに就寝中でしたが、「火事だ」の声に素早く反応。急ぎ具足をつけ、武器を持って現場に急行します。しかし、あちこちから火の手が上がっており、城内は大混乱です。消火を命じますが、風が強く、火の勢いは強くなるばかりです。

2015-06-23 12:53:40
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」07】 しかも、孫策軍の総攻撃を受けます。慌てて応戦を命じますが、ただでさえ少ない兵士たちは城内の火事の手当でそれどころではありません。すぐに孫策軍が城内になだれ込んできました。太史慈はやむを得ず脱出することにしました。

2015-06-23 12:56:10
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」08】 命あれば再起も出来ると、太史慈はまだまだ諦めていません。しかし、思惑どおりに城外に出てきた太史慈を、孫策が逃すはずはありません。沼地での大捕り物となりました。孫策は必死に抵抗するものの、落とし穴に嵌ってしまい捕縛されてしまいます。

2015-06-23 12:59:18
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」09】 孫策の前に連れて来られた太史慈は、さっさと首をはねろと言います。しかし、孫策は「死は易く生は難し」という言葉を持ち出します。敗者となって恥をさらすくらいなら死ぬという太史慈に対し、敗れたのは劉繇が愚かだったからよと言う孫策。

2015-06-23 13:01:18
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」10】 太史慈のような人物が良き主人に巡り合わなかったことを残念に思い、「蛆(うじ)の中にいては蚕(かいこ)もまゆを作れず糸も吐けまい」とまわりくどい言い方をしてきます。しかし、めんどくさくなったか、単刀直入に、自分の部下になれと言います。

2015-06-23 13:03:41
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」11】 優れた資質を持った男は、こんなところで犬死にするのではなく、もっと民のために働け、という孫策に対し、太史慈は観念して、部下になることを承諾します。話が決まって、孫策は一献酌み交わそうと太史慈を幕舎の中へと誘います。

2015-06-23 13:05:29
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」12】 ふたりきりでの歓迎会を行う孫策と太史慈。話は先日までの一騎討ちで盛り上がります。良い意見を聞かせてくれという孫策に対し、太史慈は、劉繇軍の敗残兵の中にも惜しむべき人材がいるといいます。

2015-06-23 13:07:28
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」13】 3日の猶予をもらえれば、優れた大将と兵を3000集めて、孫策の役に立つ精兵を作って見せるといいます。孫策は即決して、太史慈に3日の自由を与えます。

2015-06-23 13:09:00
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」14】 翌朝、孫策の部下たちが慌てて注進にやってきます。太史慈の姿が見当たらないという部下たちの報告に対し、孫策は兵を集めてくるというので3日のひまをやったとあっさり答えます。部下たちはそれは逃げるための口実だと言います。

2015-06-23 13:10:53
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」15】 孫策は、太史慈は必ず帰ってくると信じています。もし帰ってこないようなら、自分の目違いで、惜しいとも思わないとまで言います。部下たちは呆れるやら感心するやらです。飲み過ぎた孫策は大あくび…。

2015-06-23 13:12:31
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」16】 あっという間に3日が過ぎ、孫策は日時計を作らせます。日没までに帰ってこなければそれまでです。時は過ぎ、約束の時刻になりました。見張りの兵が、誰か近づいてくると報告が。孫策はおおっ、と満面の笑みを浮かべます。

2015-06-23 13:14:53
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」17】 太史慈が3000の兵を連れて帰ってきたのです。ここで、名ナレーションが入って締めくくりとなります。 「若いながら太史慈という人物を見抜いた孫策は偉かった…

2015-06-23 13:16:08
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座58「太史慈」18】 …だがそれに応えた太史慈も立派だった」 こうして、孫策は太史慈という有力な武将をゲットすることができたわけです。勢いを増すばかりの孫策の次なる活躍は…、この続きはまた次回です。 今回はここまで。

2015-06-23 13:18:02