IWJ 早大大学院・長谷部恭男教授インタビュー

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岩上安身 @iwakamiyasumi

早稲田大学のキャンパスへ向かう。10時から、憲法学の第人者、長谷部教授にインタビュー。自民党に参考人として呼ばれながら、戦争立法を「違憲」と断じた気骨の人。乞うご期待。チャンネルは1で。ぜひ、拡散を。

2015-06-26 09:30:34
岩上安身 @iwakamiyasumi

【Ch1】ただ今、Ch1では「衆院憲法審査会に参考人として出席し、安保法制は違憲と断じた憲法学者・長谷部恭男氏(早稲田大学教授)への岩上安身によるインタビュー」を中継中です。Ch1→ bit.ly/1biXzMu

2015-06-26 10:07:56
岩上安身 @iwakamiyasumi

以下、連投します。RT@iwj_ch1 1.6月26日(金)「岩上安身による早稲田大学法学学術院教授・長谷部恭男氏インタビュー」の模様を実況します。衆議院憲法審査会で。安保法制を「違憲である」と発言した長谷部教授に、その真意をうかがいます。

2015-06-26 12:02:05
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投2RT@iwj_ch1 2.岩上「本日は、早稲田大学法学学術院教授の長谷部恭男先生にお話をうかがいます。長谷部先生は、衆議院憲法審査会で、自民党の推薦にも関わらず、『違憲である』と発言されました。船田元議員はすごい目で睨んだわけですけど、この経緯についてお聞かせください」

2015-06-26 12:02:26
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投3RT@iwj_ch1 3.長谷部氏「これまで、何回か参考人として招致されたことがありますが、事前に『何党の推薦』ということが分かっていたことはありません。当日の憲法審査会のテーマは立憲主義でして、安保法制の合憲性が主な主題ではありませんでした」

2015-06-26 12:02:54
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投4RT@iwj_ch1 4.岩上「一連の安保法制が合憲か違憲か、ということと立憲主義はどういう関係にあるのでしょうか」。長谷部氏「立憲主義のミニマムな意味として、権力を制限する、というものがあります。その点で、立憲主義にもとるということが言えます」

2015-06-26 12:03:20
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投5RT@iwj_ch1 5.岩上「日本記者クラブの会見で、政治家からの『安全保障の素人だ』という批判に答えていますね」。長谷部氏「私は、日本の安全保障の要である特定秘密保護法に賛成しました。私が安全保障の素人であれば、特定秘密保護法を撤回することが論理的帰結だと思います」

2015-06-26 12:03:44
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投6RT@iwj_ch1 6.岩上「砂川判決について。政府が言うことに異論があるとのことですが」。長谷部氏「私の異論というよりも、学会の主流だと思いますが、砂川判決の争点は日米安保にもとづく米軍の駐留が合憲か違憲か、というもので、集団的自衛権は争点ではありません」

2015-06-26 12:04:10
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投7RT@iwj_ch1 7.岩上「この砂川判決を集団的自衛権行使の根拠として持ちだしたのは、自民党の高村副総裁でした。安倍総理もG7後の会見で、この砂川判決に言及しています」。長谷部氏「高村氏や安倍総理が言っていることは、法律学のイロハのイに反するものだと思います」

2015-06-26 12:04:36
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投8RT@iwj_ch1 8.長谷部氏「砂川判決は、日米安保のような高度な政治的問題については判断をくださないという、統治行為論の一種を取っています。なぜかというと、裁判所は個別具体的な紛争について審理し、答えを出す場所です。全体を見渡して判断をする場所ではないからです」

2015-06-26 12:05:11
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投9RT@iwj_ch1 9.長谷部氏「自民党の政治家の方々は、最高裁さえ逃げるのであれば、学者は黙っていろ、ということを仰りたいのだと思います。しかし、そういうものではありません。違憲であるものは違憲です」

2015-06-26 12:05:36
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投10RT@iwj_ch1 10.岩上「日本は、米国とは同盟関係ではなく、自らの主人なんだと。追従していればよい、日本は米国の一部なんだ、と考えている人々がいます」。長谷部氏「日本と米国はあくまで別の国。米国が日本のために軍事行動を起こすとすれば、連邦議会の承認が必要です」

2015-06-26 12:06:03
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投11RT@iwj_ch1 11.岩上「政府・自民党の発言についてお聞きしたいと思います。麻生太郎副総理は『やれ憲法だとわけの分からん話にしないほうがいい』と発言しました」。長谷部氏「自らが国会議員であるのが憲法のおかげであることが分かっているのか、という話です」

2015-06-26 12:06:29
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投12RT@iwj_ch1 12.岩上「高村正彦副総裁は、議員でありかつ弁護士です。彼の発言についてはどのように考えますか」。長谷部氏「砂川判決の判決文からは、集団的自衛権に関する一般法理は出てきません。憲法尊重擁護義務が分かっているのなら、そういうことは言うべきではない」

2015-06-26 12:06:58
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投13RT@iwj_ch1 13.岩上「稲田朋美政調会長の発言について。いざという時、国を守るのは憲法ではなく私たち政治家だ、と発言しました」。長谷部氏「今の安保関連法案をそのまま成立させて、日本が本当に安全になるでしょうか。国を守るとは、憲法を守ることです」

2015-06-26 12:07:24
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投14RT@iwj_ch1 14.岩上「菅義偉官房長官は、西修駒沢大学名誉教授、百地章日本大学教授、長尾一紘中央大学名誉教授の3人を示し、合憲だと述べている学者として言及しました。この3人の主張についてはどのように考えますか」

2015-06-26 12:07:49
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投14RT@iwj_ch1 15.長谷部氏「憲法9条の存在を無視しています。その一言に尽きます。この議論は、現在の安倍政権の議論をも超越しています。もし本気でおっしゃっているのであれば、大変な問題であると思います」

2015-06-26 12:08:15
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投16RT@iwj_ch1 16.岩上「この3人の憲法学者は、『徴兵制は合憲』だと主張しています。これは、自民党が隠しておきたかった本音ではないか、と思うのですが」。長谷部氏「徴兵制は集団的自衛権ほど理屈を詰めて議論してきたものではありません。なので、政権の都合でそうしうる」

2015-06-26 12:08:40
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投17RT@iwj_ch1 17.岩上「集団的自衛権行使で自衛隊の任務が拡大すると、自衛隊の人員が今よりも必要になります。10人に1人、あるいは5人に1人が自衛官になる、という時代が来るかもしれない。超高齢化社会になる中、次の世代をどのように担っていくのでしょうか」

2015-06-26 12:09:24
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投18RT@iwj_ch1 18.長谷部氏「現在の高度化した軍事技術を前提にすると、一般市民を徴兵して軍事行動を行うのは非現実的だと思います。安保法案が成立すると、非常に困難な事態に直面すると思います」

2015-06-26 12:10:25
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投19RT@iwj_ch1 19.岩上「集団的自衛権が論理的に破綻しているという点について、うかがえますでしょうか」。長谷部氏「個別的自衛権は、自分を守るためのもの。集団的自衛権は、別の国を守るもの。まったく別のものです」

2015-06-26 12:10:57
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投20RT@iwj_ch1 20.長谷部氏「閣議決定されたいかにも限定的に見える法案の文言と、地球の裏側まで自衛隊を派遣しようとする政府の意図との間に、理解を超えた異様な乖離があります。これは、額面どおり受け取れません。集団的自衛権の行使として整理し直すと日本はより危険になる」

2015-06-26 12:11:37
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投21RT@iwj_ch1 21.長谷部氏「安倍総理は『あれはしない、これはしない』と言ってtいますが、『やらない』と言っているのは『今はやるつもりがない』ということだと思います。尖閣諸島に関しては、日本の領土ですから、個別的自衛権で対処することができます」

2015-06-26 12:12:02
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投22RT@iwj_ch1 22.岩上「外国軍隊との武力行使の一体化についてお聞かせください」。長谷部氏「①他国の活動の現況、②自衛隊の活動の具体的内容、③他国が戦闘行動を行う地域と自衛隊の活動場所との地理的関係、④両者の関係の密接性の4点に照らして判断されてきました」

2015-06-26 12:12:33
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投23RT@iwj_ch1 23.長谷部氏「この4点を『大森4要素』と言います。しかし、『現に戦闘行為が行われている現場では(自衛隊の活動を)実施しない』との条件では、刻々と変化する戦闘の状況に対応し得るはずがありません」

2015-06-26 12:13:08