デジテリオ城制圧　まとめ　その3(EX前半戦)

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

「さて　それじゃあ俺様の話でもしようか。まず最初に言っておくなら、これは長い長い、ＩＦの話しだとでも思ってくれてい良い。もしもあの時こうなっていたら、もしもあの時こうだったとしたら。　そういった類の話しだよ。だから誰も心配なんてしなくていい。」

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

「昔話をしよう。俺様が国を立ちあげた時、そこには死にたがりと、死にたくない国民とが集まっていた。　まぁ、ゴリラとかサバとか、麒麟とか、そういうのは居なかった。デセオとは違う、この国の話しだ。」

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

「デジテリオを建国した時、俺様は死にたいと思っていたし、建国した後も死にたいとずっと思っていた。それでも兵も国民も、俺様のバーサーカーのフラッグと、折れ無かった信念とに付いて来た上で、平穏を望んでた。　馬鹿みたいな話だろう？俺様だってそう思うよ」

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

「ええっと、最初に死んだのはいつだったかなぁ　まぁとにかく、なんかの時に死んだんだよ。あっさりと、けっこう簡単に。致命傷だった。でもこれでようやく何も無くなって、自分って存在が消えるんだって事に安堵して、そのまま暗闇に飲まれた筈なのに　生き返ってたんだよなぁ　これが」

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

「復活の泉ってあるだろ？　ええっと、こっちだとビールマン殿がそうなんだっけ？　とにかく、病気や寿命以外で死んだ人間を、生き返らせる泉が俺の国には在ったんだ。そんで、俺はそれを飲まされた。　死ぬ度に、居なくなっては困るからと、何度もな。笑えるだろ？おかしいと思うだろ？　俺様もだよ」

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

「そんなこんなでいつの間にか、泉の力がそのまんま、俺様にも宿る事になったのが、なんかもう全部の敗因。死に過ぎたんだろうなぁ。いつの間にか、死ねなくなったし、自分の近くに居る人間は、死ななくなってたんだ。不思議だよなぁ。　それからはもう大変だよ。歩くと人が生き返るんだもん。馬鹿か」

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

「国民からは救世主と崇められ、絶対に死なない不死の兵団を率いる国として名を馳せた。それがデジテリオ。　だけどもこの国は、ダメだよ。死が無くなった世界なんざ、良いもんじゃない。泉の水さえ飲めばいいって、物を食べなくなった奴らが殆どだし、皆暇つぶしに死んでは蘇る。馬鹿みたいな国だよ」

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

「救世主と崇め奉られ、泉の力を宿した者として得た不老不死の力を、恵んでくれと手を伸ばされる。神の様な扱いを受ける、何も出来ない君主が、自分だ。　俺が死ねば、泉の力も消えるだろう。そうすりゃあの国もまともになる。全部の死に方を試せば１つくらい、あるいは当たりがあるかも　だろ？」

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

「さて、詰まらない話しは以上にするよ。いやはや、老人になると話しが長くなっていけないな。年は取りたくないもんだ。うんうん」

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

今日のスッフィーの中の人はシリアスさんに息させる為にロールしながら延々これ聞いてました。 nicovideo.jp/watch/sm2423448　 あのね　歌詞がね　刺さる　すっごい刺さるの

【Another War】 @D_CC_gctsafter_

大陸暦2015年6月3日 大陸中にその姿を見せた魔境も、残すは城本体のみ。 日没と共に、あなたたちは、みたび魔境と相まみえる。 同じ頃、新興国デセオでは王城が消滅。 →

【Another War】 @D_CC_gctsafter_

大陸暦2015年6月3日 当時の宮廷使用人の日記によると、 王城内部にいた国民はすべて、城内に閉じ込められたようである。 当時、魔境討伐隊本隊から一足遅れて出陣されようとしていた、 デセオ辺境伯　ダンド・スフィダンテ国王陛下もまた、例外なく。 →

跡地 @lostboze

@GCtg_TL アンブロジウスからの書簡を受け取ってすぐに、ヨアヒムはサラマンダーと化して条約領を飛び立った。飛行すること数刻、途中ではたと気付く。書簡を届けに来た使者の恐竜にすぐ行くと伝言を託したはいいが、どう考えても自分の方が先に着くんじゃないかこれは。「…まいっか」→

跡地 @lostboze

@GCtg_TL 文面は急を要していた。呼んだのはあちらなのだし今さら自分が突然顔を出して困ることもないだろう。ないんじゃないかな。何が起こったのかさっぱりわからないまま、ヨアヒムは彼の地に降り立つ。ここに来るのも久しぶりだ。建国祭の後に一度、エストの処に遊びに来て以来か。→

跡地 @lostboze

@GCtg_TL ヨアヒムは注意深く周囲を見渡す。何が起きたのかはわからないが、何かが起きたのだということはすぐにわかった。街道は異様な雰囲気に包まれている。怯える群衆が口々に叫びながら指差す場所にはデセオの城があるはずだった。だが、あるはずのものがそこにはない。→

跡地 @lostboze

@GCtg_TL 「…あれ、王様引っ越したのかな」思わず独りごちた。ともあれ、これからアンブロジウスを探しに行かねばならないようだ。どこにいるのだろう。すぐに見つかるといいが。とりあえず彼女を探しながら往来をうろつくことにする。「おーい、アンビー」 #デジテリオEX

現世野このか/feteUM/ゆゆゆ @yu_taka_uz

@Joachim_1999 @GCtg_TL どすどすと低い足音共に市内警邏に行っていたらしいアンブロジウスが姿を見せる 「しぎゃ！」 （ヨア君！ごめん、ありがとう、速かったね） 一緒に遊ぶ仲の強いサラマンダーを見て安心したのかホロリと涙を流しながら、わかることを説明しはじめ→

現世野このか/feteUM/ゆゆゆ @yu_taka_uz

@Joachim_1999 @GCtg_TL 「しぎゃぎゃ」 （私もよくわかって無いんだけど、お城が消えて、お師匠様もいないの。ただ、蜃気楼のお城が出てきて、それと同じくらいに城も無くなったって聞いてて） かくかくしかじか 「しぎゃー」 （それで、お師匠様を探しに行きたいの）

跡地 @lostboze

@yu_taka_uz 大事なものが突然目の前から消えて無くなる不安は自分にも覚えがある。ヨアヒムはぽろぽろと涙を零す恐竜をしっかりと抱きしめた。「よしよし、怖かったな。俺も一緒に探してやるからな」途端、腹がぐぎゅるると大きな音を立てた。「…その前に腹拵えすっか」狩りのお誘いだ！

現世野このか/feteUM/ゆゆゆ @yu_taka_uz

@Joachim_1999 「しぎゃ」 （あう…行きたいけど、でも、まだ、落ち着いてはきたけど、不安だろうし） 魅力的なお誘いではあるものの、民のことを考えると尻尾がしょぼんと垂れてしまって

跡地 @lostboze

@yu_taka_uz 「喰わねえと力出ねぇぞ？　つーか俺は出ねぇ！」昼食も取らずに出てきたので本当に力尽きそうなサラマンダーだった。「お前恐竜軍団の隊長なんだろ？アタマがおろおろしてちゃ下もついてこねーぞ、どっしり構えてろよ。…まぁ狩りは俺一人でも行けるしな、ここで待ってるか」