PROTOTYPE04・ symposium03

2010年12月26日(日)、「PROTOTYPE04」展に合わせて開催されたシンポジウム第三弾「どこで何をつくるか? つくれるのか?」のまとめ。
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DesignHub_Tokyo @DesignHub_Tokyo

本日でプロトタイプ展は最終日です。16時からのトークセッション、今日も本展編集担当の加藤純さん @jpjun より随時中継予定です。ハッシュタグは #proto_s3です

2010-12-26 15:50:26
加藤純 / Jun Kato @jpjun

16時よりPROTOTYPE展04のシンポジウム3回目「どこで何をつくるか? つくれるのか?」。場所はミッドタウンデザインハブ、無料・予約なし当日入場可能。スピーカーは藤森泰司、スタジオアナグラム、松村磨(丹青社)、サイズコア、ドリルデザイン、長岡勉。 #proto_s3

2010-12-26 16:07:32
加藤純 / Jun Kato @jpjun

橋本:はじめます。パネリストの紹介。サイズコア・荒尾氏、丹青社・松村氏、アナグラム・橘(たちばな)氏、ドリルデザイン・安西氏、pointの長岡氏。 #proto_s3

2010-12-26 16:08:52
加藤純 / Jun Kato @jpjun

橋本:今回の「new action」は、デザイナーが待っているのではなく、自分たちからの動きをしたらどうかと芦沢氏と話していて。何をつくり、どこでつくり、どう売るかと。この先、どう動くかと。それぞれの動きを紹介いただきながらと思っている。 #proto_s3

2010-12-26 16:10:14
加藤純 / Jun Kato @jpjun

荒尾:今回のframesというファニチャー。自分自身、サローネのサテリテが初めてだった。ベースは空間デザインなので、金物は普通につくる。そこで付き合いのあるToopさんという造形作家とつくりはじめた。 #proto_s3

2010-12-26 16:12:29
加藤純 / Jun Kato @jpjun

荒尾:細いところ太いところがある。薄い鉄のフラットバーを使い、角度を変えると見え方が変わる。鉄はひねりを加えることで柔らかい印象をもたせられる。4つのフレームを組み合わせると家具になるコンセプト。組み合わせると立体に。角度がキモ。 #proto_s3

2010-12-26 16:12:56
加藤純 / Jun Kato @jpjun

荒尾:特別な治具などないので、いかにつくるかで。途中で無理という話もあったが、なんとか作ってもらった。同時に発表したのはカトラリー。見当も付かなかったが、作ってみたいと。カトラリーといえば燕さんかなと。電話して聞いてみた。 #proto_s3

2010-12-26 16:14:01
加藤純 / Jun Kato @jpjun

荒尾:別の会社を直接紹介してもらい、つくった。台は樹脂。大学の友人に相談し、学校の加工マシーンでつくってもらった。このトレーはToopさんで。1つ1つ手で曲げてつくっている。カトラリーの作り方は、最初は自分で木や粘土でつくり図面を起こしていた。 #proto_s3

2010-12-26 16:15:27
加藤純 / Jun Kato @jpjun

荒尾:つくって燕に送ったら、この形で返ってきた。ただ、コストもけっこうかかるし、東南アジアも綺麗で安価なので依頼が減っている話は聞いた。いつも試行錯誤で。逆に、今回は聞いてみたいという気持ちが大きい。 #proto_s3

2010-12-26 16:16:36
加藤純 / Jun Kato @jpjun

松村:丹青社は設計と施工をしている総合請負業。イメージしづらいと思うので、今回はいろんな仕事をもってきた。コカ・コーラのサイン。日本のネオンとは全く違う。1本のネオンで3mくらい。日本では本来無いものを法律に合わせて適合させて可能性を見出す。 #proto_s3

2010-12-26 16:18:23
加藤純 / Jun Kato @jpjun

松村:できる限り要望を聞く。これはUSJだけ。ネオンにはさまざまな法律がある。端子と壁の取付けについて、安全性をデータを定義しながら通した。これは麒麟が必要と。木彫が作りたいが、本物の木彫師、両国の方に作ってもらった。 #proto_s3

2010-12-26 16:19:48
加藤純 / Jun Kato @jpjun

松村:大事にしているのは、同業他社ではなく、異業種の持っている技術を採り入れること。これは芦沢さんの今年一緒にやった家具。バラバラにするとこんな形。金属の丸棒を溶接の跡を見せたくないので、ドリルアウトしたところに軸を入れて溶接。シェルフになる。 #proto_s3

2010-12-26 16:21:13
加藤純 / Jun Kato @jpjun

松村:そもそもは山口誠さんのフレームの仕事からプロトタイプ展と付き合うように。継ぎ目が見えないように。誰にもできないならやろうという男気で。先入観でモノを考えない職人は素晴らしい。自分たちもすべて知り得ているわけではない。技術の進歩も早い。 #proto_s3

2010-12-26 16:24:17
加藤純 / Jun Kato @jpjun

松村:接着や接合は日本でものすごい進歩。自分たちは海外で作ってもらうことはしていない。日本の技術を生かしたい。彼らも自分の力を生かしたいという気持ちがある。 #proto_s3

2010-12-26 16:24:42
加藤純 / Jun Kato @jpjun

松村:稲垣氏、AUNというグループでやっている。直方体がつながっている。これは水の重さで可能にしている。あり得ないものを作るとインパクトが大きい。これは小林幹也氏のモアレの表現を出した盆を積み重ねたもの。ステンレス1mmを同形状でつくる人にしてもらった。 #proto_s3

2010-12-26 16:24:48
加藤純 / Jun Kato @jpjun

松村:これは今年の橋本さんの。8mmの脚。ウオータージェットでつくり、構造体として完結させた。新入社員教育・3カ月で高いレベルのものをつくる。彼らがデザイナーと打合せをするときに、パワーバンドのようなものを身につけてもらいたい。職人の技術も感じてもらいたい。 #proto_s3

2010-12-26 16:26:10
加藤純 / Jun Kato @jpjun

松村:職人のオーラのようなものも。これは芦沢さんのドロワーシェルフ。これは長岡さんのシェルフ。あまりにも個人的には異様な形状をしていた。突き板を160枚ほどを同じ目に見えるように貼り合わせた。外の人たちにも自分たちの仲間を紹介して、頼れる相手を紹介。 #proto_s3

2010-12-26 16:27:32
加藤純 / Jun Kato @jpjun

橘:自分は建築家やデザイナーとプロジェクトベースで仕事。どこでつくるかは話ながら判断。仕事は長期のものから短期のものまで。これはプランツアソシエイツとの仕事。模型を見せられて、これは現場の途中。建築と家具の組み合わさったようなものをつくる。 #proto_s3

2010-12-26 16:29:41
加藤純 / Jun Kato @jpjun

橘:コスト管理、品質管理まで。工場に行って、職人との対話で細かいことも決める。SUSのアジャスターを削り出したり。これはタイ。塩化ビニルで編んだような構造をしたいと。編み込みをしたもの。カウチベットのような。スツールも。ソファや、PVCの細い椅子とか。 #proto_s3

2010-12-26 16:31:06
加藤純 / Jun Kato @jpjun

橘:これもPVC。バラエティテレビ番組で、司会者が座る椅子。5色を合わせて作った。ゲストの座るエマニュチェアを彫り込みでつくってほしいと言われ、作ってみたり。あとはチーク材のアウトドアチェアをつくる。チェンマイに近いところでつくる。 #proto_s3

2010-12-26 16:32:56
加藤純 / Jun Kato @jpjun

橘:これは隈さんとの。タイで成形合板で作り、日本に入れる。これはウシオさんが韓国に光と音を出す装置を作りたいという要望で、3mくらいの押し型材を作り、3つ重なる。LEDと音響を仕込む。来年、キンポ空港に入る予定。RBGで色が変わる。 #proto_s3

2010-12-26 16:33:55
加藤純 / Jun Kato @jpjun

橘:これは展示什器で、ボンベを1から原寸で作ってほしいと。火炎放射器のパーツを。丸いモノを半分に切り、溶接して台湾で製作。サンドブラストするときに、部屋全体でする光景。マスクは一応しているけど、寿命が縮まりそう(笑)。 #proto_s3

2010-12-26 16:35:29
加藤純 / Jun Kato @jpjun

橘:ボンベは、ナイキの原宿店。依頼を受けてから3週間。とりあえず台湾に連絡して、エアーで飛ばした。飛行機で引っかかりそうだったが(笑)。これは吉村さんとの。模型をつくり、曲線を解読して、インドネシアの木工所でつくろうと。すべてMDFで、1枚ごとに色を変える。 #proto_s3

2010-12-26 16:37:20
加藤純 / Jun Kato @jpjun

橘:ノックダウンで組み上げる。階段とカウンターがつながるような。インドネシアでしたのは、NCのプログラムだけでも相当な時間がかかる。手で切って、人海戦術でやるしかないと。コスト的に。あとは、全面塗装で。 #proto_s3

2010-12-26 16:38:45
加藤純 / Jun Kato @jpjun

橘:これも吉村氏との仕事で、中川政七商店の新社屋。7mほどの什器。これはタイでお願いした。普通でない曲線のテーブルも。全ねじをした脚で長ボルトで締め込む。外からは分からないような精度で海外でつくる。オリジナルの椅子も。 #proto_s3

2010-12-26 16:41:39
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