「後宮楽園球場」2巻野球ネタ解説まとめ

1年と半年ぶりの続刊となった、石川博品「後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール2」の、kisadalogさんによる野球関連元ネタ解説まとめです。 1巻の元ネタ解説まとめ http://togetter.com/li/748473 続きを読む
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野球をしない後宮なんてあるのだろうか(反語)

世界初・後宮野球ラノベ第二巻。

大白日帝国の都に再び球音が響く…あの後宮野球ラノべが帰ってきた!帝王暗殺を胸に秘め、後宮に潜り込んだ゛香燻゛(♂)。そこは絶世の美少女たちが、野球で帝王の寵愛を争う熱狂の楽園だった。昨シーズンの活躍で上﨟に昇格した香燻・蒔羅・蜜芍。しかし、謎の新人゛阿丹゛が現れたり、皇帝が蜜芍に手を出したり…今日も後宮は大乱闘?!報復死球と鉄拳制裁と移籍報道が飛びかう、愛と欲望の第二試合、プレイボール!
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𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
「後宮楽園球場」のネタ元を調べていたのだが、前巻に比べ量が多く一向に終わらない。しかも「おそらくこれは何がしかのパロディだろう」とは思えても悲しいかなモデルがわからないところもたくさんあった。とりあえず前半部分だけツイートすることにする。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
裏表紙(あらすじ)「更衣がケチだから野球ができん」元阪神、江本孟紀の発言「ベンチがあほやから野球がでけへん」。交代に対する不服を記者の前で言い散らしたことが原因で江本は同年限りで現役を引退。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
同「香の君は私が育てた!」元中日、星野仙一のネットにおける代名詞「わしが育てた」。正確には講演会での発言「大半の中日の選手は私が育てたんだもの、力のある選手ばかりだよ」が元とされる。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
p9「猛牛軍団」もえろ~ もえろ も~えろ~ 浄鏡殿上臈所ズ♪かつてNPBに存在した球団「近鉄バファローズ」の異名。あまりに直截では?と思ったが後に二重三重に効かせてくる。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
p13、蜜芍の打撃フォームの挿絵。元ダイエーのバティスタであろう。彼の特異なフォームは「呉」の一文字で表せるとしてつとに有名。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
p18、延長6回も結局0-0で、後日続きが行われることになった盛柑殿と始萌舎。後宮でのルールが垣間見える。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
p20「一イニングに五安打して一点も取れない」NPBでは1937年のイーグルス対金鯱、1963年の阪急対近鉄の2例が記録されている。 detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_de…
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
p22「皇太后が齢十四ながら先帝の閨に入った」15歳という史上最年少で阪神に入団した辻本賢人?海外に例を求めれば「14歳」でのプロ入りもあるやもしれぬ。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
p24、「神の虎団」は阪神タイガースとして、では「金の鵄団」は何か。金鵄といえば日本書紀で神武天皇の弓に止まった霊鳥である。単純に金色の猛禽で東北楽天ゴールデンイーグルスと見てよいものか。
即席 @megyumi
@kisadalog これですかねえ >大日本東京野球倶楽部の名称問題が再燃する。ジャイアンツという名前を使い続けるか、金鵄勲章から名を取った「金鵄軍」に変えるかというもの ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%AD…
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
@megyumi あ、そっちのほうが自然ですね。「神の虎軍」のライバル球団でもありますし。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
p28「野球選手の版画札だよ。あれを集めるのが流行ってるんだ」現実世界でもおなじみの野球カードはこの世界でも人気のようである。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
p32「ラクマニ半島の貯金箱」元巨人、森昌彦(当時)の吝嗇ぶりにつけられたあだ名「岐阜の貯金箱」。家業を傾かせた実家への仕送りが節約の理由であったことを考えると、鏡の君の経済状況も案外そうかもしれない。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
同「勝つとご褒美をあげなきゃならないから、上中下臈は弱いほうがいい」1973年、江夏豊(当時阪神)はフロントから「優勝すると金がかかるから残り2試合で勝ってくれるな」と指示されたという。阪神以外でも似たような話は散見される。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
同「たかが上臈が」2004年球界再編問題の際、当時の選手会長古田敦也が面会を希望していると聞かされた渡邊恒雄の発言「たかが選手が」より。 youtube.com/watch?v=RLVeQM…
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
同「あまりに生活が苦しいので、下臈所が廊下に空の樽を置いて寄付を募るという事件まで起こった」球団結成も、経営が非常に苦しかった広島カープ。市民からの寄付を募ったがその象徴とも言えるのが球場前に置かれた樽だった。2004年、新球場建設の寄付金を募る際にも樽募金の名が用いられた。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
同「上の者たちが下のことを考えず食べてしまうからである」このくだりは厳密にはパロディではないが、近鉄が元ネタであると考えると、飢えたあまりよその殿舎の食事を食べつくした、くらいはあってもおかしくないように思える。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
p33「女御・更衣が自腹を切って追加の料理を注文し、さげあたえるもの」体育会系の社会では上のものが下のものに食事を奢る慣例があることからか。プロ野球ではもし後輩の年俸が高かろうと先輩が奢るものとされる。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
同「お盆際の魔術師」「壁際の魔術師」として謳われた名外野手といえば元巨人の高田繁が有名だが、最初に呼ばれたのはやはり元巨人の平山菊二。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
同「逆シングルの蜜芍」広島カープ監督として知られる白石勝巳の異名「逆シングルの白石」。逆シングルとはバックハンドキャッチ、つまりグラブを利き手とは逆の方に出し、片手(シングル)で打球を捕らえることである。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
p37「前代未聞、破竹の二十四夜連続指名」2013年、田中将大(当時楽天)のうちたてた24勝無敗記録。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
p38「赤ちゃんの呪い」1919年オフ、経営難に陥っていたMLBのレッドソックスはベーブ・ルースをヤンキースへトレード。弱小期を終え黄金時代を迎えたNYYとは裏腹に、レッドソックスは2004年までワールドシリーズ優勝に見放されることになる。
𝓴𝓲𝓼𝓪𝓭𝓪𝓵𝓸𝓰 @kisadalog
p38「年間本塁打六十本の大記録」2013年、ヤクルトのウラディミール・バレンティンが60号HRを打ち、年間本塁打の日本記録を更新。 #ハリーグ
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コメント

ますたあ陽太郎4s @kaolu4s 2015年7月2日
P118 何千回にも及ぶ毎日の素振りで芝生の色が変わった、は素振りのしすぎで寮の畳が擦り切れた松井秀喜のエピソード。
遠藤 @enco2001 2015年7月3日
半分もネタがわからなかったなあ 作者はようやるわ。
Verdun_843 モンティセロの丘で @Verdun_nkysjan 2015年7月3日
「さまよえる狩人団」はジプシー・ロッテことロッテ・オリオンズですなあ。 オリオンはギリシャ神話の狩人なので。 東京スタヂアムが閉鎖された後、川崎球場を本拠にするまでの間を指します。仙台・宮城球場(現在のフルキャストスタジアム宮城)を本拠としていましたが採算が合わず、後楽園や神宮、川崎球場、あと静岡草薙球場(現・澤村ベーブ・ルーススタジアム)も使ってました。 因みにオリオンズといえばスター気質の有藤通世、職人気質の村田兆治。 好漢並び立つ感じで好きでした。
Verdun_843 モンティセロの丘で @Verdun_nkysjan 2015年7月4日
あと打率.378といえば鷹の安打製造機、内川聖一の右打者最高打率ですな。或いは「4割を打つ男」と言われたW.クロマティの記録。
Verdun_843 モンティセロの丘で @Verdun_nkysjan 2015年7月4日
あとアンダースロー投手は基本的に英語で「サブマリン」って言われます。山田久志は確かに「球界最高のサブマリン」ですが、彼の影響でサブマリンと言われてるわけではないです。 例えばカール・メイズ(ヤンキースなど)は1920年代を代表する投手ですが、彼の渾名はサブマリンに基づいた「Sub」だったりします。
Verdun_843 モンティセロの丘で @Verdun_nkysjan 2015年7月4日
牽制球のクセは恐らく世界の盗塁王、福本さんの発言やないやろか?
うそん @kabocha_atama 2015年7月4日
『ピスタチオの背比べ』は02年頃の阪神の遊撃手候補が、数は多いもののぱっとしない選手ばかりだったのを指して「どんぐりの背比べ状態」「どんぐりーず」と呼称された2chプロ野球板のスラングが元ネタかと思われます。
うそん @kabocha_atama 2015年7月4日
p119『栄冠は私たちに輝くのよ!』いわゆる夏の甲子園の大会歌「栄冠は君に輝く」から。
うそん @kabocha_atama 2015年7月4日
p227『一塁側からは「フワー、フワー」のかけ声・通称「フワーリング」が起こった』MLBで活躍した好打者ケビン・ユーキリスへの応援「ユーイング」からか。
テキサスヒット C96土曜日 西い34a @toshitugu37 2015年7月7日
蜜芍と蒔羅の衝突は、遊撃と左翼の激突と打球そっちのけで助け起こすという2点から、1970年の日本シリーズでのロッテ・オリオンズのアルトマンと飯塚のエピソードが元ではないかと。また、ボール入れ替え作戦が先頭打者のファール攻勢で潰えるくだりは『野球盲導犬チビの告白』(井上ひさし)のパロディでは。元ネタは47球(4ダース-1)、本作は36球と1ダース減っていますが。
Etsu @MetaboNekomata 2015年8月8日
夜間練習のモデルは、長嶋茂雄が立教大野球部の選手だった頃のエピソード。5章のタイトルは大下弘の『球道徒然草』からとったものかも?「原文は墨書でしたためられて、文学の素養が深い」とはベースボール・マガジン社幹部だった田村大五氏の感想
Etsu @MetaboNekomata 2015年8月8日
あとp198「誠意とはことばや金額ではなく猫」は下柳剛の犬で阪神残留のエピソードかも。イラク戦争の翌日、各スポーツ紙が開戦で1面飾ったのに、デイリースポーツの見出しが「下柳 残留の決め手は犬」だった記憶がある
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