今、もう一度、尖閣ビデオを見て、日本の安保について、考え直す

松沢直樹 Naoki Matsuzawa @naoki_ma

流出した尖閣諸島の領海侵犯事件のビデオを再度見てみる。以前にツイートしたが、映像に映っている船には疑問が残る。順に挙げてみると　１・領海侵犯の上で、操業中の漁船にしては、甲板に漁具らしきものが少ない（魚を甲板下に取り込んでいるとしたら、魚網などの漁具は甲板に置くしかない）（続

松沢直樹 Naoki Matsuzawa @naoki_ma

２・停船命令を受けて蛇行しながら逃走する漁船乗組員が、甲板に出て挑発行動を行ったり、甲板に出て巡視船を観察するなど、異様なくらい冷静すぎるように思える。３・逮捕時、漁船の船長は、飲酒したことが認められる状態と報道されているが、その状態で、あれだけの巧みな操船が可能だったのか（続

松沢直樹 Naoki Matsuzawa @naoki_ma

４・領海侵犯を行った漁船が、海保の巡視船に接触した映像は流出時に明らかになっているが、海保側がどのようにして停船させ、船内を臨検し、船長を逮捕したのかについては、不明な点が残る。また、海保が臨検・逮捕時におさえた漁船内の映像を、当初、一部の政府関係者にしか公開しなかったのはなぜか

松沢直樹 Naoki Matsuzawa @naoki_ma

５・このような事態が発生した際に、政府は海上自衛隊SBUと、海上保安庁SSTのどちらを運用するのか明確な規定があるのか。両者は、小型船舶を制圧する訓練を受けた特殊部隊だ。SBUについては、米国海兵隊「シールズ」の別働隊と合同訓練を行っている錬度が高い部隊である。（続

松沢直樹 Naoki Matsuzawa @naoki_ma

一方、海上保安庁SSTは、同様の任務を旨としているものの第五管区海上保安本部（大阪特殊警備基地）に配備されているのみと言われている。SBU,SST両者ともその運用が秘匿されているが、海自・海保の連携が明確に指揮・統制されていないとしたら、今回のような証拠映像流出をはじめとした（続

松沢直樹 Naoki Matsuzawa @naoki_ma

問題が多発しやすくなる可能性が高いように思う（もっとも、私自身は、映像流出の経緯と実行者について精査を行うべきと考えている）　両者の運用は、海保と自衛隊の運用を明確にすることでもあり、裏を返せば、領海侵犯・テロなどに対する脆弱性を生む可能性が高いということでもある（続

松沢直樹 Naoki Matsuzawa @naoki_ma

日本は海に囲まれた地理からして、海で起こりうる事件は領海侵犯事件だけとは限らない。軍事的脅威やテロの脅威にさらされる危険性もある。つまりは、刑事犯の逮捕と、国防の二面から危機管理を行わなければならない。その点からしても、今回の尖閣諸島の領海侵犯事件に関する一連の事件は、精査を（続

松沢直樹 Naoki Matsuzawa @naoki_ma

行い、刑事犯の逮捕のみならず、軍事的脅威からの防衛策を強固にする姿勢を国民に納得のいく形で示す必要があると考える。