アームヘッド三章ジ・エンドまとめその５

マキータ @makitateriz

「ドーナツ！ドーナツ！」異国情緒溢れるドーナツたち。「秋那、外国来てもドーナツなんだねえ」「でも元気になったね」私たちは今修学旅行に来ている。紅葉ちゃんとはる子と班を組み自由行動！ここはかつての神聖プラント帝国の首都、宮京。五百年の歴史を持つ都には歴史あるドーナツがいっぱい。

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宮京ドーナツ巡りをしたあと有名な観光スポットである初代皇帝の像を見に行った。でかいぜ。「これ、ちょっと秋那に似てない？」紅葉ちゃんが茶化す。「うける」はる子が笑った。私は皇帝の像を凝視する。「そんなに似てるかな？」「そっくりよ目元とか！」そうかな？皇帝像は沈黙する。

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そのあとのことだ。裏ドーナツがある。ネットの秘密情報で事前に調べた私は裏通りを進む。それがまずかった。「マブいぜ」与太者が五人、私たちを囲んだ。「おうおうねえちゃん、遊ぼうぜ。いいものあるぜ」黙る二人。私だけならなんとか倒せるが二人をかばいきれるだろうか？「やめたまえ君たち」

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「ああん！？」与太者が一人ダウン！「なんだっててめえはコラッ」与太者威嚇！突如現れたのは金髪の男！しかもでかい！「私たちの国で無法はやめよう」金髪の男が与太者を諭す。「あんコラッ！ダチコーよくもテメっ！？」与太者ダウン！「やめよう」金髪の男が諭す。「ヤッベ、ドッス？」

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「三人に勝てるかな！」与太者三連撃！「ウドがコラッ！」男は意に介さずパンチ！与太者ダウン！「てめえどうなると思ってやがる！もうどうなるかわかんねえぞ！」与太者が負け犬のような脅迫！「未来がどうなるかわからない。それは素晴らしいことだ」与太者ダブルノックアウト！全滅！

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「ありがとうございます」男に例を言った。「いや、私は自分の国で無法をはたらくものがゆるせないだけさ」金髪の男はよくみると白髪混じりでやや初老の印象だ。そういえばパパに似ている。「お礼をさせてください。お名前を教えてください」「名乗るほどのものではないが、アキト・オリジンだ」

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「アキナとアキト」 (秋那・テーリッツ編)

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「アキナとアキト2」 (秋那・テーリッツ編)

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これが千年の都のドーナツ・・・。アキトおじさんが知る裏ドーナツはまさにドーナツ・オブ・ドーナツというべきドーナツだった。「おごってもらってすまない」「いえ、助けてもらいましたし美味しいですよ」紅葉ちゃんがお礼をいう。「おいしい」ドーナツ素人の二人も美味しいとわかるほどのドーナツ。

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「わかってくれると嬉しい。ドーナツを食べるとあいつを思い出す。あの日あいつが作ってくれたドーナツ。いやその頃はそういう名前はなかったな」「恋人ですか？」紅葉ちゃん。「まあそういう感じだ」「キャー」紅葉ちゃんが嬉しそうな声。ここはドーナツ誕生の地なのだ。「もう五百年か」「え？」

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「プラント共和国は帝政時代も入れれば五百年」「はる子、博学ゥ！」「いぇい」なお私は無言でドーナツを食べ続けている。「そうだ、君たちが良ければ史跡巡りをしないか？あいつとの思い出を振り返りたい」まだ時間はある。「詳しい現地の人に教えてもらえるなんて！」「じゃあいこうか」続く。

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いままでのあらすじ 秋那たちはかつての神聖プラント帝国の首都、宮京に修学旅行に来ていた！ドーナツに目がくらみ裏通りで暴漢に襲われた彼女たちを助けたのはアキトと名乗る金髪の大男だった。謎めいた発言をする彼の正体とはいったい誰なのだろうか？

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「アキナとアキト3」 (秋那・テーリッツ編)

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ここは帝国記念館、プラント皇帝にまつわる色々な国宝級の遺物がある場所。「ああ、これはなつかしい」「鍋ですか？」目の前に鍋めいた金装飾の触らないでがある。「これでドーナツをよく作ったのだ」「ほう・・・」「なんかやりづらそう」他にも。「あ、これは剣ね！バッタバッタと倒したのね！」

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「それは儀礼用」「なるほど」進むと記念碑。「ええと皇帝を救いしちゅうしん、ここにたおれるって書いてあるわ！」「紅葉ちゃん、アイサ語読めるんだ。スゴイ」「まあな！」無視し、アキトは遠い目。「おじさんどうしたの」「いや、少しあいつのことを思い出してね」「あ、恋人！」そして。

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今日、七度目のドーナツタイム。「へえ、君はテーリッツって言うのかい」「ええ、そうですよ」「何かあるんですか」「私の娘がテーリッツという男に嫁に行った」子持ちだったとは。「へえ今どこに」「死んだ」気まずさ・・・。「そ、そうなんですか」アキトは察したように。「寿命だよ」え？

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「え、どういうことですか？」「事故や病死って訳じゃない。普通に天寿を幸せに全うしたよ、あいつはいいやつだったしな。ただ娘より先に死んだ。それだけは・・・。わかっていたとはいえね」言っている意味がよくわからない。「スゴイ長生きのおじさんですか？」そのとぼけた意見にハッとするアキト。

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その時だ！破砕音！「いたぜ～」先程の与太者！アームヘッドに乗って逆襲に来たのだ！続く。

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「アキナとアキト4」 (秋那・テーリッツ編)

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これまでのあらすじ 与太者がアームヘッドに乗って逆襲に来た！

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「来たぜ～。泣いて謝れ！」アームヘッドに対し人間では無理！「おじさん！」「君たちは逃げろ！私が引き付ける！」「で、でも！」「行け！」逃げる！だが、アキトさんが気になる・・・。「え？秋那！？」私は逃げるのをやめ、アキトさんのほうへ！ちょっと腹立たしいが仙人先輩の技で戦えば！

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「へっへっへ。怖いか～♪」与太者が挑発！「幸せだったのに」「ああっ？」何か様子がおかしい。この感覚は？モッド？いや・・・。アキトの影が肥大化する！「あいいいいい？なんで！？」与太者が絶叫！影が恐るべき形をとった！これは・・・。「オリジン・アバター」アキトが言った。

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「こここここ！？？？？」与太者が錯乱！「どうもヴァイス・マキータ・プラントです」ヴァイス？アキトが謎めいた名乗り！「ここここここっ皇帝！？」オリジン・アバターの片腕が発火！炎の剣だ！「我が力は失われて久しい。だがその影は残った。アームコアは殻に過ぎなかった」力の影？

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「どういうことだよ！」与太者が錯乱与太者に問う！「皇帝は・・・。お化けだ・・・」要領を得ない！「所詮ホログラフィーかなんかよ！死ね！」「いい点をついている。さあこい」与太者アームヘッドがオリジン・アバターに棒！囲んで仕掛ける！アキトが跳躍！すると影はその何倍も上へ！「なっ！？」

マキータ @makitateriz

着地と同時に与太者アームヘッドを一機破壊！「ひ、怯むな！まだこっちが多い！」与太者アームヘッドが突撃！だが無駄！オリジン・アバターはすれ違いと同時に破壊！一気に残り一機！「すごい・・・」怯む与太者アームヘッド。「やべえよ・・・。やべえよ、・・・。あっ」与太者が気づいた！