異世界軍勢の衝突
異世界軍勢の衝突はどうにも描き方が難しい気がしておるのです。どちらか一方が圧勝し続けるばかりではつまらない。しかし適度にバランスを取ると、贔屓の側がやられる描写になんだかムッとする。竜が対空砲に落とされれば誰かの片眉が吊り上り、戦車が魔法に吹き飛ばされれば誰かの眉間に皺が寄る
2015-07-05 13:07:00この「ムッ」ってやつは、龍が龍を、戦車が戦車を殺す描写ではなかなか起きないように思う。魔法が龍を、対空砲が戦車を殺しても、やっぱり問題はない。しかし対空砲が龍を、魔法が戦車を殺すとなると、途端に読者の中にある何かを傷付けてしまう
2015-07-05 14:43:12異世界軍隊の衝突は一種のクロスオーバーであるように思う。「現実の軍隊」というラベルがついた作品が読者の頭の中にあり、これと別のファンタジー作品等がクロスオーバーするわけだ。であれば、多くのクロスオーバー物に付きまとう難しさが、この手の作品でも湧き出してくる事になる
2015-07-05 14:53:32勿論世の中には素晴らしいクロスオーバー作品もあるわけで、であれば異世界軍勢の衝突でも素晴らしい作品を書く事は当然出来る筈ではある。ただ、良いクロスオーバー物を書くことは良い単体の物語を書くより一層難しく、同様に良い異世界軍勢衝突を描くのもたぶん難しいのであろうなあ…と思うのでした
2015-07-05 14:59:11たまにこんな事を考えておるので、だから唐突に戦車妖怪論(私含む多くの人々にとって戦車とは頭の中のに棲む妖怪であり、機械化時代の神話上の怪物である)などと言い出すのですね
2015-07-05 15:08:30戦車は妖怪であり機械化時代の神話上の怪物であるので、戦車を殺すのは英雄であって欲しい、と思ってしまう訳なのです
2015-07-05 15:13:12@FHSWman 神話上の怪物を倒すには,伝説の武器が必要になるものですね.吸血鬼には銀のナイフ,というように,適切な武器で怪物を倒す分には文句が出にくいと思います(鹵獲した対戦車ミサイルをドラゴンライダーが使う,など).突然失礼しました.
2015-07-05 15:29:31@Zaslon まさにそんな感じですね。機械化時代の神話上の怪物退治は、機械化時代の竜殺しの英雄によって、そして彼の伝説の武器によって為されてほしいと思ってしまうわけです
2015-07-05 15:36:11@FHSWman うまいことクロスオーバーさせる話は,その辺をうまくやってる感じがします.主人公が現代の軍人であっても,段々と武装も仲間も現地化し,しかし思考だけは現代人の知恵をもって龍を倒すような話は丁寧であると感じます.
2015-07-05 15:44:47というよりラノベ含めて全般的に火砲ないがしろにしすぎである。 軍事系全般で言えることだが。マヴラブ系は撃ちまくってたが。
2015-07-05 14:56:08ウクライナとかシリアでもそうだが敵の強化陣地を攻略する際は火砲必須である。 戦車があれば多少は違うが戦車がいても火砲がないと撃退されてるケースが多い
2015-07-05 14:57:49あと軍オタの一部の習性として、 作中のある方法で撃破出来た→そこから推定されるスペック、弱点→理論値ではこの方法でも撃破できるはず。とかこの真逆の流れとか思考回路で働くのであった。 別にドラゴンに戦車が負けてもええんじゃ。ドラゴンに勝てるのは『英雄殿』だけだから!
2015-07-05 15:01:34しかし人類の拡散と大型哺乳類なんかの絶滅の様子を見ると、翼を持った龍みたいな生き物が実在しても中世まで多分保たないな。直接的に龍に勝てなくても龍を頂点とする生態系に人間が食い込んでいって餌の数が減って勝手に絶滅しそう
2015-07-05 15:19:26火砲が戦闘のカギを握るというのはその通りなんだが、当然に対策もあって、例えばベトンや丸太、土嚢などで強化された掩蔽壕であれば、かなりの砲撃にも耐えうることが可能。陣地同士をトンネルで連絡したり、天然の洞窟を利用したりすれば、より効果的である。 …それダンジョンじゃねえか。
2015-07-05 15:46:47この手の戦いって、異世界軍(仮称)に少しでも知恵の回る将がいれば、ゲリラ戦だのテロだの今と同じかたちへ収束していく気がする。
2015-07-05 15:52:22ちなみにシリアの首都DamascusのJobar地区では、砲爆撃に耐える&敵の陣地を爆破する&補給ルートを確保するため反政府軍がどんどん穴を掘り、これに対抗してSAAもガンガン掘り返したため、あたり一帯がトンネルだらけになってしまいました。
2015-07-05 15:58:56