- uchida_kawasaki
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○記者雑誌科学のタナカです。 別の質問になります。2013年、平成25年8月に、南相馬市で基準値を超えた米が出た という問題がありました。このとき、同時に空間線量率も上昇が観測されました。この 問題に関係した質問です。
2015-07-04 18:35:25引用続き: この問題については、規制庁さんでシミュレーションをされて、委員長は原発からの 飛散ではないということがはっきりしたとおっしゃっていました。
2015-07-04 18:35:27引用続き:それに対して農林水 産省から、今年の5月26日に南相馬市で説明会が開かれていまして「福島県南相馬市の 2013(平成25)年産米の基準値超過の発生要因調査について」という文書が作成されて います。
2015-07-04 18:35:29引用続き:ここで書かれていることは、委員長がおっしゃっていた、飛散ではないということが はっきりしたということと矛盾していることが書かれています。委員長の見解を伺いた いのですが。
2015-07-04 18:35:31引用続き:○田中委員長何が書かれているのですか。 ○記者 それは大事なことで、要約しますと、稲の葉に付いていたり、あるいはモニタリ ングポストで8月22日に採取されたりした放射性物質のダスト粒子は、お互いに元素組 成がよく似ていると。
2015-07-04 18:35:33引用続き:一方、この稲の葉に付いていたものは、土壌の粒子とは全然元素 組成が違うということが書かれているのです。 これは普通に解釈すれば、土壌から飛んできたとかいうようなものではなくて、やは り原発から飛散してきたものであると解釈するのが普通だと思うのです。
2015-07-04 18:35:34引用続き:○田中委員長 随分短絡した議論ですね。そんなに簡単に科学ができるなら簡単ですが、 まず、岩波の「科学」というのも少し読ませていただきましたけれども、書かれている 先生もデータを見ていないのではないですか。
2015-07-04 18:35:36引用続き:私が農水省のデータを見てすぐに思ったのは、例えば小高局のダストフィルターでセ シウムの溶出率というのが、時間によって違うというのがまずおかしいのだけれども、 100%を超えているデータが出ている。
2015-07-04 18:35:38引用続き: 122%とか102.7%とか、もっともらしい有効数 字が出ているのだけれども、科学では100%以上溶けるということはあり得ないのです よね。あるのですか。岩波の「科学」だと、そういうものも認めてしまうのですか。
2015-07-04 18:35:40引用続き:○記者 いや、これは農林水産省の文書なので、委員長の見解を聞いているのです。だか ら、今、大変興味深いのでそのままお話しいただいて、他にどこがおかしいかというの を伺えれば幸いです。
2015-07-04 18:35:42引用続き:それから、玄米と土壌とで玄米に入ったセシウムの134と137の比が違うと。玄米に入 ると、何か半減期が変わってしまうみたいな言い方がしてありますね。物理でそんなこ とはあり得ないのですよね。まず、それが一つ。
2015-07-04 18:35:47引用続き:それから、あなたが言っている組成がどうのという講釈を、SPring-8(スプリングエ イト)とか電子顕微鏡で測ったこのスペクトルは、私もこの分野は専門家だから、間違 いですよ。そもそもSPring-8(スプリングエイト)は定量的な分析はできないのです。
2015-07-04 18:35:48引用続き:そもそもK殻とか、L殻とか、M殻とかという核外電子が放射光というエックス線では じかれて特性エックス線が出るのだけれども、それはK殻か、L殻か、M殻かというこ とでクロスセクションがみんな違うのですよ。
2015-07-04 18:35:52引用続き:そういうことを全部きちんと評価できないで、そういうものをやっているというのは、 科学者としては、とてもではないけれども、私にはまともな科学者とは思えないです。
2015-07-04 18:35:53引用続き:それをもってあなたがここでごちゃごちゃ言うことは、私から見たら、あなたのあれも ちょっとクエスチョンマークだよね。
2015-07-04 18:35:55要するに田中委員長は農水省資料で 100% を超えないものが 122% とか 書いてある(これはしかし測定値がそうだったという話で、ちゃんとエラーバー つけるべきというだけではないか?)ということをもって農水省資料すべてを 否定してこれは信用できないといってるわけだ。
2015-07-04 18:35:57