建築家・一級建築士(相波幸治建築設計事務所、京都府建築士会) /京都芸術大学非常勤講師、京都橘大学非常勤講師/BIM/StableDiffusion/生成AI×建築
ぶくぶく 。°. 。゜゜
公共施設の整備のための予算は財源含めて確保してから決めているものだと思っていた。 新国立競技場のように財源が確保できていないとなると、設計者も施工者もなかなか落ち着かないよな。
2015-07-09 13:56:52新国立競技場も予算が確定していて、その枠内に収めることが主題であれば設計変更してできていますよ。 30数万人以上いる建築士と500万人近くいる建設業従事者のトップ中のトップ達がまとめているプロジェクトなんだから。
2015-07-09 14:18:31新国立競技場の予算って、最初は、1000億くらいで作れませんか、という話で始まっているはず。2016年五輪誘致計画のメインスタジアムが1000億円の工費設定だったから。
2015-07-09 14:18:46その1000億円想定のスタジアムを設計したのが他ならぬ安藤さんで、そこでは開閉屋根とか、可動席とか、そんな金食い設備は採用しなかった。当然、有識者会議でも、スタジアムにこんな設備を採用したら工費がどうなるかとか、そういうことに関しては的確な知見を持って参加していたわけです。
2015-07-09 14:34:40有識者会議の第一回~第三回の議事録は公開されてませんが、エンタメ、サッカー、各ワーキンググループからの要望を全て受け入れると、とても1000億じゃ出来ないよ、というのは安藤さん、言ってるはずなんです。ところがJSCの河野理事長は、全部必要です、入れて下さい、と言って話が進んだ。
2015-07-09 14:51:17安藤さんはかなり後のほう、第三回くらいでも固定席5万くらいにしたらボリュームを押さえられる、と意見したはずなんですが、そこでも河野理事長が、いや、8万人の常設席が必要です、と遮って今の規模に決めたと聞いています。
2015-07-09 14:58:51つまり、安藤さんが言うように、新国立の「全部入り仕様」はJSC,文科省が決めた話とも言えるわけです。だからJSC,文科省がそれを実現するだけの予算を引っ張ってくるのは、義務というか、そこには責任があるはずなんです。ところが、結果的には新国立の予算は1300億ということになった。
2015-07-09 15:04:57その1300億っていうのは、これは想像になりますが、おそらく当初の1000億から増やせても3割増しだよ、というお役所的感覚で決まったもので、有識者会議で決めた「全部入り」機能を吟味して決めたものではない。新国立は当初予算が低すぎて、膨らむのが必然のプロジェクトだったと考えます。
2015-07-09 15:10:43