「転売」「せどり」から考える知識や経験の価値の"下落"と貴重品・中古品商売事情

所謂「転売」「せどり」について、知識や経験の価値に関する問題から探索コスト的な話に至る、渡邊芳之氏 (@ynabe39)を中心とした遣り取り。
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渡邊芳之 @ynabe39

千の風になって。

渡邊芳之 @ynabe39

レコードの相場がネットで簡単にわかるようになっちゃったから昔みたいに「わかってない店で貴重盤を安く仕入れて転売で丸儲け」みたいなことはなかなか成立しないだろうなあ。

2015-07-10 07:45:16
渡邊芳之 @ynabe39

知識や経験が金になりにくくなったということだ。人文社会に限らず知識の価値(希少価値)自体が低下しているのだと思う。

2015-07-10 07:46:23
渡邊芳之 @ynabe39

ネットで検索すればすぐわかることに金を払う人はいないよねという話。

2015-07-10 07:46:44
渡邊芳之 @ynabe39

面白いのは今は「貴重盤を欲しがる人」を動機づける情報もネットであるということだ。何が貴重盤でいくらくらいするのかをネットで知って「欲しいなあ」と思うのだ。

2015-07-10 07:47:57
RRD/国際的ペロリストグループ赤い猫団 @ranrando

転売屋とは壁を乗り越える仕事で、車が普及してない時代には地方と都会という距離の壁を、ネットが普及してない時代にはPCスキルの壁を、そしていまは言葉の壁を超える仕事です RT @ynabe39: 昔みたいに「わかってない店で貴重盤を安く仕入れて転売で丸儲け」みたいなことは成立しない

2015-07-10 07:52:55
そらパパ/sora y.d. 聲の形応援 @sora_papa

@ynabe39 ブックオフで本のせどりをやってる人は今でもそんな感じですね。今は本の価値を知らなくてもバーコード読ませるだけでどれが儲かるか分かるようです。

2015-07-10 08:12:45
渡邊芳之 @ynabe39

@sora_papa レコードでも本でも大手は中古価格のデータベースを持ってますからね。

2015-07-10 08:28:49
そらパパ/sora y.d. 聲の形応援 @sora_papa

.@ynabe39 ブックオフはそれまで目利きじゃないとできなかった本の買い取りを極限まで単純化しアルバイトでもできるようにして大量販売することで成立した新しい業態でした。あえて「分かってない店」になるというビジネスモデルです。なので、そこにせどりという隙間商売が生まれたと。

2015-07-10 08:46:07
渡邊芳之 @ynabe39

これは実際そうで,古書販売もある程度より規模が大きくなるると「多く人が欲しがるもの」に適価をつけることのほうが「わずかの人が高い金を出して欲しがるもの」に適価をつけることより重要になるし,後者に「鑑定」的なコストをかける必要もなくなる。

2015-07-10 08:50:09
渡邊芳之 @ynabe39

「5000円で売れるもの1冊を500円で売ってしまう」という損失より「5000円で売れるものを発見する」コストのほうが高くなるから「500円でいいよ」となってそこにせどりが成立する間隙が生まれる。

2015-07-10 08:51:32
渡邊芳之 @ynabe39

さて中古レコードでそれだけの(貴重盤を安く売ってせどりの間隙を作っても採算があうだけの)規模の販売店ができるか。まあディスクユニオンが比較的安いのはそれに近いか。

2015-07-10 08:54:12
渡邊芳之 @ynabe39

まあ値付けができることと売れることも別だ。御茶ノ水ユニオンのクラシックの500円以下コーナーには「あの店ならこれに2000円くらいつけて出すだろうな」というものも入っているが,実際それは500円でも売れずに残っているのである。

2015-07-10 08:55:23
渡邊芳之 @ynabe39

ただ趣味の商売の面白いのは500円では売れないものに2000円の値札をつけると売れることもあるということだ。

2015-07-10 08:56:08
ふぉっくすわん @foxone_bike

@ynabe39 でも、2,000円をつける「あの店」では、2,000円でそれが売れてしまうというのもあるでしょうねw

2015-07-10 08:57:25
渡邊芳之 @ynabe39

@foxone_bike ほんとにそうなんです。もちろん値札に「◯◯初盤,レア!」とかの宣伝文句を書くんですけどね。

2015-07-10 08:59:06