10周年のSPコンテンツ!
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【ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ10101711:フェアウェル・マイ・シャドウ】#8
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
スターゲイザーは爆発四散した。巨大トレーラーはドリフトしながらヤグラ337ビルに衝突、横転し、後方の無人ビルに突っ込んで停止した。その瞬間、イクサの場に全き沈黙が訪れた。 1
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【ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ10101711:ニチョーム・ウォー】#9
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「死んだぞ!スターゲイザーは死んだ!」ニチョームの空をフクロウが旋回し、決定的な事実を宣言した。「アマクダリ・セクト最高幹部の一人、ニチョーム包囲網の指揮官、スターゲイザーが、くたばった!」 2
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ごく短い視界シャットダウンから目覚め、ユンコは目を開いた。世界が倒れたのかと勘違いした。ガラス片を払い、立ち上がった。バチバチバチ……制御UNIXデッキ群は仰向けで火花を散らし、モニタはどれも粉々に砕けていた。トロ・スシを補給しながら、彼女はロックドアを内側から蹴破った。 1
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「バカな。ありえん」ディクテイターは震えだした。彼はかえって混乱していた。「終わりだ」「スターゲイザー=サンが?」スリケニストが呻いた。「死んだだと?……最高幹部……?どうする、レネゲイド=サン」「……」彼はヤモトと睨み合った状態で、やや距離を取る。状況判断が必要だ。 3
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外はまるでどこか見知らぬ惑星の如く、凄まじい粉塵と静寂に覆われていた。ザリザリザリザリ……ガガガガ……そこかしこのスピーカーから、停止したレディオのノイズが聴こえてくる。ユンコは破損した脚を引きずりながら、横転トレーラーの荷台から降りた。 2
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ヤグラ337はやや傾き、巨大トレーラーはシュウシュウと音を立て、粉塵と熱蒸気は霧めいてイクサ場を満たしていた。どちらの勢力も下手に動けなかった。敵の指揮官は滅びた。いかなる指示がくだる?これでアマクダリは撤退するのか?それとも……? 4
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「生きてるか?」ヤグラ337の最上階展望部、ソファーにしがみついたディスカバリーが顔を上げ、シルバーキーを呼んだ。瓦礫を押しのけ、シルバーキーが身を起こした。「今のはキたな……」よろめきながら、彼は端まで歩き、ニチョームの様子を見渡した。そして空の影……アマクダリ航空部隊を。5
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「死んだぞ!スターゲイザーは死んだ!」ニチョームの空をフクロウが旋回し、決定的な事実を宣言していた。だがユンコは一抹の胸騒ぎを覚えた。時刻は間もなく1715。再起動が完了する。粉塵まみれのシャドウウィーヴがすぐ横に回転着地し、油断ない表情で彼女と目を合わせた。考えは同じだった。3
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「帰れよ……帰れッてンだ」シルバーキーは呻いた。真下の大通りは雲海めいて、その状況の細部はわからぬ。蠢くニンジャソウルの存在を彼は感じている。だが、とにかくスターゲイザーは死んだのだ。「動かねえな」ディスカバリーが言った。「南側。ヨロシサンの奴ら動かねえ。むしろ、数を固めてる」6
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誰が生き残り、誰が死んだのか。未だ判然としない。おそらく皆、この粉塵が晴れるのを固唾を呑んで待っている。イクサの決着を。レディオの音も無く、ただ苦しげに舞うフクロウの声だけがあった。シャドウウィーヴはユンコを護衛するように歩いた。二人は破壊の痕を辿り、バリケード前へ向かった。 4
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先ほど彼らがサブジュゲイターに仕掛けた大規模ニューロン・ハックは、彼ら自身にとっても尋常ならざる負担を強いた。二度三度と試みればおそらくロクな結果を呼ばぬであろうことはわかりきっている。彼らは緊張した面持ちで互いに視線をかわした。 7
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「アマクダリ・セクト最高幹部の一人、ニチョーム包囲網の指揮官、スターゲイザーが、くたばった!」フクロウがまた叫んだ。「15分、再起動した」ユンコが祈るように言った。粉塵が晴れ始めた。だがスターゲイザーは復活しなかった!二人は蹌踉めきながら肩を抱き合い、讃え合うように叫んだ! 5
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「「スターゲイザーは死んだぞ!」」その声に呼応するように、そこかしこでニチョーム勢の閧の声が上がった。だが次の瞬間、ユンコの表情は凍りついた。粉塵の覆いが払われた先には、空を埋め尽くすかのようなアマクダリの輸送ヘリ編隊、さらに北からは武装ツェッペリンまでもが接近してきていた。 6
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「奴らが動いたらよォ……しょうがねえ……俺が調べて、お前が引っ掻き回す。な」ディスカバリーが言った。シルバーキーは頷いた。ディスカバリーは嘆息した。「お前、こんだけ高い場所から跳んだ事、あるか?」「あるような、ないようなだ」「冗談言ってんじゃねえよ。こういう時によ。まあいい」8
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二人は再びカラテを構えた。だが背を預け合わねば戦えぬほどのダメージ。「システムの判断待ちか?」シャドウウィーヴが吐き捨てるように言った。粉塵の向こうにいるアクシスと睨み合った。スーサイド、ルイナー、サワタリ……大通り側にもアクシスと睨み合う他のニンジャたちが徐々に見え始めた。 7
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奇妙な光景だった。音は無く、ただ一触即発のアトモスフィアだけが張り詰めていた。アクシスの百の眼が戦場をスキャンした。上空の空挺部隊から、そしてハイデッカーのサイバーグラスから、あるいは武装車両やドローンに搭載されたカメラから。そしてアクシス戦略IRCのバイタルサインを読んだ。 8
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「ありえんぞ……」呟きながら、ディクテイターはじりじりと横へ移動し、睨み合うヤモト達から遠ざかる。タタミ5枚、タタミ6枚……そして踵がざわつくなにかに触れる。「アイエッ」彼は悲鳴を殺し、足元を見る。ナムサン、鉄条網!それはアナイアレイターの半身を形成する無機物から伸びたものだ!9
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二人は天を睨んだ。アルゴスはIRCに命令を下した。極めてシンプルかつ無慈悲な命令を。『戦闘継続せよ。指揮権はキュア=サンに移行』直後、戦場に再び殺意が漲った!静寂を破り、ドラゴンベインら地上部隊がカラテシャウトを放った!輸送ヘリ第一波が、地獄の大釜に向けて戦力投下を開始した! 9
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鉄条網は彼の踵に巻き付き、ズルズルと音を立てて、仰向けのアナイアレイターの生身を引きずってくる。バリケードのこちら側に落ちたのだ。「アイエエエエ……!」「ざまァ……見ろ……ハハハハァ……」アナイアレイターの声は消え入るようだったが、晴れやかだった。 10
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一方、フォレスト・サワタリ達は晴れゆく粉塵の中で、片手にマチェーテを握り、チリングブレードと対していた。もう一方の手はだらりと垂れている。死角を守るように立つのはスーサイド。そこからやや離れた地点に、ルイナー、そしてファーリーマン。ドラゴンベインと対する。 11
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サワタリ達は、背後のバリケード、その向こうのヤグラ337に、じりじりと後退を始めた。アマクダリのニンジャは動きを見せない……動きを……その膠着が、不意に破れる!ドラゴンベインの恐るべき殺気によって!「イヤーッ!」白金のニンジャが地を蹴る。イクサの火蓋が再び切って落とされた!12
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コメント

オスツ🍣 @alohakun 2015年7月12日
ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ10101526:フェアウェル・マイ・シャドウ #1 http://togetter.com/li/820328 ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ10101517:ニチョーム・ウォー #1 http://togetter.com/li/823035
オスツ🍣 @alohakun 2015年7月18日
ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ 10101900:ネオサイタマ・プライド http://togetter.com/li/848722
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