エイト妄想♡English Teacher大倉♡ET大倉

しえ @syerryloves8

ET大倉1 買い物帰りに見かけた後ろ姿、別れたばかりの彼に似てると思って無意識に目で追いかけた ーーー 『おー、今日も早いなあ？w』 彼の声に振り向けば教室のドアに手をかけて彼が立っていた 「きょ、今日はたまたま仕事が早く終わって…//」

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ET大倉2 （会いたくて早く仕事を終わらせてきた…なんて…ね…） 『仕事大変やなぁ〜』なんて言いながらも前の授業の白板の文字を消していく彼 買い物帰りに目で追った背中を私はいまだに追っている ーーー

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ET大倉3 2ヶ月前に彼が入って行った英会話スクールにそのままフラフラと入り、受講手続きをしてしまった私 てっきり生徒だと思っていた彼は先生として目の前に現れた 『初めまして、担当になりました大倉って言います』 正面から見た彼は別れた彼とは似ても似つかず低い声の好青年だった

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ET大倉4 『え？！タメなんですか？あー、じゃあタメ口でもええ？俺年上の人とか同い年の人に先生って呼ばれるのちょっと嫌やねんw』 「あ//じゃあお願いします//」 『ハイ、早速敬語ーw』 「あ！ご、ごめんなさ…//…ごめん…//」 よしっと笑って頭をポンっと叩かれた

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ET大倉5 「…ッ//」 初対面なのに大きな手にドキっと胸が鳴った ーーー 『なあ、聞いとる？』 ふと気づけば目の前に彼の顔 「えっ？！//あっ//なに？！」 いつの間にか白板を消し終わった彼が私の机の前の椅子を跨いで座り、覗きこんでいる

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ET大倉6 『え〜？聞いてなかったん？あんなぁ、今度ー』 【こんばんわー！】 他の生徒さんが教室へ入ってきて貴重な授業前の二人っきりの時間が終わる 『はい、こんばんは〜』 同じクラスの女子高生のコが大倉さんに近づく

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ET大倉7 【部活早くおわった！先生の授業遅れたくなかったから間に合って良かった♡】 『そんなに楽しみにしてくれてたんですかぁ？じゃあ今日も頑張ってくださいね』 女子高生相手に敬語で対応する彼、いつも自分だけクラスの人達と違いタメ口で話しかけられて、なんとなく期待してしまう

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ET大倉8 【だって私先生好きだもん！ね！今度デートしよ？】 『残念ながら規則でできないんですよねー生徒さんとは。残念〜！』 【えー？先生いっつもそれー！もう！】 淡い期待に反して現実を突きつけられる （英会話スクールの先生は生徒とは個人的なお付き合いは厳禁…だもんね…）

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ET大倉9 素直に好きとも言えない自分に比べ、素直に好きと言える女子高生が羨ましいと思ってしまう （男性からしたらああいうコが可愛いと思うんだろうなあ…実際に可愛いし…） 三十路を迎えた自分と花盛りの彼女…魅力なんて明らかだった ーーー

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ET大倉10 他の生徒が到着して授業が始まると彼の低い声で話される流暢な英語に聞き惚れてしまう ぼーっと聞き入っていると、こちらを向いた彼と目が合った なぜかジッと彼がこちらを見つめており、いつもより長く目が合ってしまう 「…っ//？？//」 『今の答えわかりますか？』

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ET大倉11 いきなり指を刺されて当てられてしまった 「…えっと…//」 （全然内容聞いてなかった…涙） 『んー…じゃあ、ハイ、答えは？』 私から目線を反らすと女子高生を当て、スラスラと彼女が答える 『はい、そうですね。正解』

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ET大倉12 『じゃあ次は隣の人と2対1で今のフレーズを使って会話してみましょう』 隣の会社帰りの男性とペアを組み、会話を始める 彼はさっきの女子高生とペアを組む （あ…いいなぁ…） 彼の背中越しに話す彼女がとても楽しそうでつい気になって見てしまう

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ET大倉13 彼の表情が見えない分、無意識にチラチラと目で追っていた 会話が終わったのか急に彼がこちらを振り向き目が合った （やばっ//） 見ていたのがばれてしまったような気がしてサッと顔を逸らす 『今日の授業はここまで。自己評価のプリントを記入して帰ってくださいね〜』

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ET大倉14 （ああ…今週の授業も終わっちゃったな…） 小さく溜息をついてプリントを記入していると彼が机の横を通り過ぎながら、私の机の上にメモを置いていった 《お前、今日居残りな？》 （やばい…授業集中してなかったから怒られるのかな…）

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ET大倉15 居残りは嬉しいはずなのに授業を真面目に聞かずにいて嫌われたかもしれないと不安になった 1人2人と帰って行き、教室に彼と二人きりになる 『お前さ…』 いつもニコニコしている彼が真顔で近づき、話しかけてきた

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ET大倉16 「…う、うん、授業中ぼーっとしちゃってゴメンね？…つ、疲れてるのかな…？//」 『あー、いや、そうやなくて…』 私の机の前の椅子に座り、足を組んだ彼が私の机の上に頬杖をついてこちらをじっと見つめる 『お前、俺のこと好きやろ…？』 （えっ//）

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ET大倉17 見透かされているかのようにジッと見つめられてそんなことを言われる 「な、なに言って…//…そんなことないしっ//」 『…だって俺がお前のほう見たら、お前と絶対目合うし…』 （ばれてるっ//） 「…き、気のせいなんじゃない…？//」

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ET大倉18 つい彼から目を反らすとふうん…？と彼が呟き、彼の長い指が顎を捉えられて目を合わせられる 「…っ//」 『…そんな赤い顔して言うても説得力ないで？』 「…っ//」 これ以上ここにいたら自分の気持ちがばれてしまうと思って席を立った 「…か、帰るね！さよなら！」

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ET大倉19 荷物を持って一目散に教室のドアを目指すと追いかけてきた彼に後ろから抱きしめられた 「…なっ//？!…なに…？//」 心臓が飛び出そうになるくらいドキドキとうるさいくらいに身体中に響く 『…ちょっとこのままで聞いて…』 「…ん…//」

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ET大倉20 しばらくの間そのまま抱きしめられていると彼が耳元で囁いた 『…俺…今月でココ辞めんねん…』 「…えっ…」 驚いて振り返ろうとするが頭をぎゅっと抱きしめられて固定される 『高校の採用試験受かったから…』 「そう…なんだ…」 （…もう会えなくなる…なんて…）

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ET大倉21 『やから…これで晴れてちゃんと言える…』 彼が身体を離して私を彼の方へ向きなおさせると肩を掴まれたままじっと見つめられる 『…好きや…俺と…付き合って…？』 驚いて呆然としていると彼の唇が近づいて自分の唇に重なる

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ET大倉22 離れていく彼の唇を目で追っていると、ゆっくりと開いていく彼の目と目が合った 「…っ//…はい…//」 自然に口から漏れた返事に彼が破顔する 『良かった…お前と離れるのは惜しかってん…』 少し照れた様に彼が言うと大きな手がスルっと頬を撫でた

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ET大倉23 『…で？』 「…でって…？」 『俺の事好きやろ…？』 「はっ?!//…さ、さあ？//」 はぐらかしてそっぽを向くと、耳元で彼が囁いた 『…まあええわ、いつかちゃんと聞かせてな…？』 そう言って頬にチュッとキスをすると彼はスタッフルームに消えていった

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ET大倉24 ーーー 今日はスクールを辞めた彼との初めてのデート 早めに着いた私のところへ彼が走り寄る 『ごめん！待った？』 「んー…3時間くらいかなぁー？」 『…嘘やろw』 「あれ？バレた？w」

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ET大倉25 彼の笑い声に急に伝えたくなった 「ねぇ、ちょっと耳貸して？」 『ん？なに？どっか行きたいとこでもあるん？』 ちょっとかがんだ彼の耳元に唇を寄せ、彼が聞きたがっていた言葉を囁いた （終）