茂木健一郎氏 @kenichiromogi 第1552回【安保法案を、大いに笑ったらいい】連続ツイート
2015.7/17 茂木健一郎氏 【安保法案を、大いに笑ったらいい】連続ツイート
…笑いとは、自分たちの置かれた状況を外から見てメタ認知して初めて成立するのであり、バランスをとるためには必要不可欠である。特に、社会的に論争を呼んでいることについては、健全な批評精神で笑ってこそ、冷静かつ論理的な議論ができる。批評的笑いは、社会のインフラなのだ…
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茂木健一郎
@kenichiromogi
笑いとは、自分たちの置かれた状況を外から見てメタ認知して初めて成立するのであり、バランスをとるためには必要不可欠である。特に、社会的に論争を呼んでいることについては、健全な批評精神で笑ってこそ、冷静かつ論理的な議論ができる。批評的笑いは、社会のインフラなのだ。
2015-07-17 07:18:49
茂木健一郎
@kenichiromogi
日本の笑い(特にマスメディアで流通しているもの)の特徴は、それが、社会的にやばいネタには突っ込んでいかないことだろう。差別、偏見、格差、戦争、平和、政治などのネタは、日本では、テレビなどのマスメディアにおける笑いのネタにはなりにくい。もっと笑っていいのではないかと思う。
2015-07-17 07:20:06
茂木健一郎
@kenichiromogi
笑いは、一つの防御反応でもある。弱きものが、笑いによって価値を倒錯させることによって、生の健やかさを回復するのだ。人から笑われる前に、笑わせてしまえ、ということを動機として語るコメディアンは多い。弱者が、いじめと一体となった笑われ経験を笑わせに変えることで、能動化する。
2015-07-17 07:21:46
茂木健一郎
@kenichiromogi
笑いは、人を不安にさせたり、タブー視したり、居心地悪くさせることをネタにしてこそ、本当は価値がある。みなが自由に議論できないでいるテーマについて、神経をほぐして、やわらかな心で語り合う空気をつくることができるのだ。
2015-07-17 07:22:49
茂木健一郎
@kenichiromogi
コメディアンが、新しいロックスターと言われるのは、結局、かつてロックが担っていた社会への異議申立てを、笑いが担うようになった時代の変化であろう。論争的なことこそ、大いに笑いのネタにした方がいい。安保法案について、論争が起きている今、安保法案を、大いに笑ったらいい。
2015-07-17 07:24:49