遺伝子を遡る、人類の過去への旅

遺伝子分析などを巡っての、多種の人類の近接種や、絶滅、生き残りの歴史など。 ※ ただし、実際には事態はそんなに単純化は出来ないみたいですけどね。
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アートマン @argent_ange1121

遺伝子の多様性を種として確保してる事により人類が絶滅を免れた事はあるんだろうか。或いは進化のトリガーになったりしてるような事は知らないところで起こってるんかな。

2015-07-19 01:44:19
Dr. RawheaD @RawheaD

恐らく何度もありますね。ボトルネック効果を何度も種全体として経験した痕跡があります。 twitter.com/argent_ange112…

2015-07-19 01:49:05
アートマン @argent_ange1121

めっちゃ興味あります。遺伝子の配分なんかで痕跡が確認できるんですか? twitter.com/rawhead/status…

2015-07-19 01:51:30
Dr. RawheaD @RawheaD

まぁ、ボトルネック効果が観測できても、そのボトルネッキングで生き延びた集団が、その遺伝的特徴ゆえに生き延びられたのか、単なる生存者バイアスなのかは見分けるのが非常に難しいだろうけど。

2015-07-19 01:52:19
Dr. RawheaD @RawheaD

一番分かりやすいのはミトコンドリア・イヴですね。すべての現生人は200万年くらい前にアフリカにいた1人の女性の子孫であるという。タイミングは遺伝子の突然変異率が一定であると仮定して算出しているようです。 twitter.com/argent_ange112…

2015-07-19 01:55:21
Dr. RawheaD @RawheaD

現生人類が生き延び、ネアンデルタール人が(少なくとも大局的に見て)絶滅したのも、ヨーロッパ周りの人工がほとんどみなラクトース耐性持ってるのも、広い意味では同様の効果の発現と見られるんじゃないかな。

2015-07-19 01:59:40
アートマン @argent_ange1121

@RawheaD 過去の何らかの絶滅の危機により、特定の形質に偏りが見られる、みたいなのはあったりするんでしょうか。

2015-07-19 01:59:27
Dr. RawheaD @RawheaD

@argent_ange1121 このテの話で因果関係を語るとドツボに嵌まるわけですが、ヒト属(Homo 〜)や、ヒト属に至るヒト科(Australopithecusなど)の各種は我々現生人類を除いてすべて絶滅した訳ですから、我々の物形質の大部分がそういう要素持ってると言えるかと

2015-07-19 02:04:56
Dr. RawheaD @RawheaD

@argent_ange1121 例えば、我々の先祖はどこかで言語を習得するわけですが、言語を持たなかった種はすべて絶滅してるわけです。絶滅に瀕して言語を持った物が生き延びたのか、何らかのきっかけで言語を持った物が他を駆逐したのかは、判断が難しいんですけどね

2015-07-19 02:07:24
アートマン @argent_ange1121

@RawheaD この前テレビでネアンデルタール人は言語を司ると言われる遺伝子が現生人類と異なり言語を獲得できなかったと解説してました。

2015-07-19 02:09:13
Dr. RawheaD @RawheaD

@argent_ange1121 その可能性が高いと思われてますね。形質人類学的には(つまり、骨格的には)、言語を操る物理的な構造は持ち合わせてましたが。ま、そこはまだ確定してない部分ですが、もしネ人が言語を使えなかったのだとしたら、やはり生存戦略的にかなり不利だったかと

2015-07-19 02:11:39
アートマン @argent_ange1121

@RawheaD 言語が使えずにいたせいでクロマニヨン人に比べると文化の伝播が劣っていて、同時代の石器を比較すると、発達に著しい差があったみたいです。

2015-07-19 02:13:38
Dr. RawheaD @RawheaD

@argent_ange1121 ただ、ネアンデルタール人に関しては「豪腕・愚鈍・低知能」っていう19世紀の見方から随分と変わってきていて、新発見がある度に「思ってた以上に発達してた!」ってのが分かって来てるので、最終判断はまだ下せないと思います。

2015-07-19 02:16:05
アートマン @argent_ange1121

@RawheaD ふむふむ。実は絶滅にはもっと色んなドラマが隠されてるかも知れませんね。

2015-07-19 02:17:15
Dr. RawheaD @RawheaD

@argent_ange1121 そうです、そうです。何より、以前までは「絶滅した」って思われてたんだけど、最新のDNA調査によるとヨーロッパ人口で平均して10%くらいがネアンデルタール人のDNAってのが分った(つまり、割と交配が盛んだった)ので、かなり複雑な経緯だったかと

2015-07-19 02:18:46
アートマン @argent_ange1121

@RawheaD そうなんですね。遺伝的交雑がネアンデルタール人と現生人類とで起こってるのならその辺りが解き明かされるともっと面白い話が出てきそうです。

2015-07-19 02:21:56
アートマン @argent_ange1121

すげーなTwitter。大学の講義みたいな話が無料で聴ける。

2015-07-19 02:17:44
Dr. RawheaD @RawheaD

なのに大学は俺を雇わない。どうなってるんだっ!

2015-07-19 02:22:18

 
 
 
 
 

ミドルアースの、こんな話も。

櫛 海月(喪中) @kusikurage

もし、仮に現生人類だけでない、他の人類も種として存続していたとしたら。エルフやドワーフやホビットが存在するファンタジー的な世界もあり得たかもしれないんですよ。考えただけでワクワクしますよね。今は滅んでしまったとしてもものすごく古代には生き残っていたかもしれない、とか。

2015-07-19 08:39:32
Dr. RawheaD @RawheaD

これに関しては面白い話があって、比較的最近、インドネシアで発見されたホモ・フローレシエンシスは、年代測定や分類が正確なら1万年そこそこ前まで現生人類と共存していた「別種」ということになる。 goo.gl/XK0bUL

2015-07-19 09:11:46
リンク Wikipedia ホモ・フローレシエンシス ホモ・フローレシエンシス(フローレス人 Homo floresiensis)は、インドネシアのフローレス島で発見された、小型のヒト属と広く考えられている絶滅種。 身長は1mあまりで、それに比例して脳も小さいが、火や精巧な石器を使っていたと考えられる。そのサイズからホビット(トールキンの作品中の小人)という愛称が付けられている。しかし、新種説に対しては、反論もある。このヒト属は、当初は12,000年前まで生存していたと考えられていた。しかしながら、より幅広い研究の結果、最も近年の生存証明は、50,000年前
Dr. RawheaD @RawheaD

身長1m程度の小型種であったとされ、通称は正にトールキンから取って「ホビット」。1万年というと口伝その他で辛うじて記憶が受け継がれる可能性のある上限値近辺と見られてるんだけど、とすれば世界各地の「森に住む小人伝説」(コロポックルとか)みたいのもこの種などで説明がつくかもしれない

2015-07-19 09:15:53