『機動警察パトレイバー』における、13号埋立地での光画部同士の決戦と「篠原一馬」とはいったい何なのか?
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highland_view
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閉じる、というと悪い言い方のようですが、「分岐点」以降のことなので、物語の着地点を定めた上での風呂敷の閉じ方としては当然の処理だと思っています。

@takepon1979 篠原一馬のキャラクターは直接の出演予定もとりあえず無かったので特に固められてなかったような気がするんですけどね。だから後半に登場となったときに、かなり概念的なキャラになってしまった。そういう意味ではこの作品の最大の敵(父)ですよね。
2015-06-26 23:56:14
@takepon1979 例えば内海(と企画七課)が証明したい優秀なレイバーというのも、一馬にとっては不正入札でも何でもして、国家に認められるべきもので。内海がやってることは一馬的にはまさしく児戯に等しい。だから技術的根拠のあるグリフォンが日陰で、根拠のないイングラムが表にいる。
2015-06-26 23:58:44
@takepon1979 優秀で正統性のあるレイバーというものに対するアプローチが、野明や、内海、古柳、かつては一緒にスパナを振るってた実山とですら、一馬は違う。極東マネージャーはそういう意味では、内海をマネる茶目っ気がある方。多分、すべてのレイバー関係者の敵が一馬になるのでは。
2015-06-27 00:02:41「より良いレイバー」に対するアプローチとしては、特車二課も企画七課も同じです。
両方とも「趣味のレイバー」と呼ばれるレベルの機械を磨き上げて、実際に戦い(使用して)、優秀さを証明します。
その意味で、この2つは相似形とも言えます。
でも多分、篠原一馬にとっての「より良いレイバー」に対する考えは全く違うはずです。

@takepon1979 まあ、それは具体的に篠原重工社長が敵というわけではなく、顔の見えない象徴としてのものですが。
2015-06-27 00:04:14
@highland_view そうですね。象徴だと思います。具体性な人格を持つキャラであれば、やはり顔を描いたでしょうね。一馬は社会の仕組みそのもので、イングラムもその兄弟機も、グリフォンも、その一馬(社会)からの承認を得ようとしている(いた)。遊馬を除いて。
2015-06-27 00:14:20
@highland_view なので、父の作ったゲームに乗った息子(レイバーたち)と、乗りきれなかった息子=遊馬。という見立てが成立するかな、と。レイバー業界は生き馬の目を抜くような熾烈な競争、と後藤が言いますが、それ自体が父の作ったゲームなのでしょう。
2015-06-27 00:19:25
@highland_view そしてそこに少女=野明が参戦する訳ですよね。そして繰り返しになりますが、父の承認よりも少女(母?)の承認によってイングラム(遊馬も?)は生き延びる…。なんだかセカイ系に繋がりそうな話ですが。うまくまとめてブログに書きたい気はしています。
2015-06-27 00:23:59
@takepon1979 私も篠原一馬のことが、今回のやりとりで見えてきた気がします。何とか私なりにまとめたいですね。後藤も相沢警部補も。やっぱり一人で考えるより良いですね。長い話に付き合って頂いてありがとうございます。パトレイバーの新しい記事、楽しみにしております。
2015-06-27 00:31:54あとがき
ここまで読んでくださった皆さん、編集する方も長すぎて難儀だったようなまとめを見て頂いてありがとうございました。
今のところ、両名とも新しいパトレイバー記事は書いていませんが、もし興味がございましたらバックナンバーを各ブログでご覧くださいませ。
以上です。
それでは、ゆうき先生と皆さまのコンディションがグリーンであらんことを願って。