叢雲の技術評論

叢雲の技術的な視点から見た「何故あの装備なのか」という話とわがままだという話。
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前振り

Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

私は軍事評論とかあんまできないから、技術評論とかしてみたい。

2015-07-22 11:55:03
Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

@kouSuleiman 雑食性リバースエンジニアだから現物と用途と要求性能さえあれば再現できちまうんだ。

2015-07-22 11:58:56
Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

@kouSuleiman あと、実際に作って云々するのは評論じゃなくて評価試験だのう。 作品に出てくるものを現代の技術屋の観点から性能や運用についてくだらんうんちくを垂れ流すかんじ。

2015-07-22 12:06:04
Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

@kouSuleiman 軍事評論家と違うのは政治面が薄くて経済面が濃いところかな。根幹にあるのは技術や運用、コストに対する改善案。一種の職業病ですかね。

2015-07-22 12:13:34
コウスレイ @kouSuleiman

@S_O_M_Harbor ほむほむ。どうやったら無駄が省けるかーって感じですね。おもしろそうなのでなんかお題出して赤目さんに論じてもらいたい。

2015-07-22 12:18:53

本題。焦点は吹雪型なのに違いすぎる構造に。

Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

@kouSuleiman まず特筆すべきは他の吹雪型と明確に艤装構造が違う点である。これは艤装の共通部品が少ないため、整備性や運用コストを犠牲にしていると考えられる。逆に言うと、そこまでして得られる性能に魅力があったということである。

2015-07-22 12:36:19
Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

@kouSuleiman 艦これにおける叢雲は、島風並のワンオフ機、あるいは兵装実験の面もあったのではなかろうか。史実における叢雲は平均的な吹雪型と大して差異はないため、艦これ世界における独自の技術進化と見るのが妥当だろう。 さて、概略はともかく詳細を見ていこう。

2015-07-22 12:42:48
Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

@kouSuleiman 何より目につくのは背部偽装、主砲の腕である。これを動かす動力や腕部の強度は現行技術での再現は困難であるため言及しない。基本的に可動部が増えると信頼性は落ちるため、ここでも整備性の低下や運用コストの上昇が懸念される。

2015-07-22 12:50:44
Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

@kouSuleiman 一見意味のなさそうに見える機構だが、これは島影からの奇襲などで威力を発揮する。本体を晒さずに攻撃する方法は現代でも考えられており、コーナーショットなどの奇銃が開発されている。

2015-07-22 12:57:45
Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

@kouSuleiman 主砲がなくなり空いた腕で魚雷を運用できるという点でも合理的だ。多くの駆逐艦が抱える、魚雷は前後あるいは前方にしか発射できないという射角の狭さを解決した。

2015-07-22 13:10:23
Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

@kouSuleiman 右手に持つアンテナは竿状武器として扱うものと考えられる。希少な近接武器持ちであるが、これが破損した場合のことが考えられているかは疑問である。破損の教訓があったかは定かではないが、雷電姉妹は鉄の塊たる錨や魚雷を持っている。

2015-07-22 13:13:56
Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

@kouSuleiman 耳のアレの用途は完全に不明である。探照灯ではないかと私は考えるが、叢雲の探照灯は1つだったため根拠が薄く個人的意見となる。あるいはアンテナ槍が破損した場合の補助か。 背部艤装が煙突でなく艦橋である点も興味深い。排煙による発見を恐れた可能性がある。

2015-07-22 13:19:18
Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

@kouSuleiman 以上の項目から考察するに、艦これにおける叢雲は島の多い海域での奇襲攻撃に特化した駆逐艦と考える。排煙もなく、魚雷をぶっ放し、島影に隠れて主砲を叩き込み、近寄らば魚雷と槍で殺すといった運用である。何もない洋上での交戦は苦手なのではなかろうか。

2015-07-22 13:25:40
Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

@kouSuleiman 以上、艤装構成から考えてみたら高価で手間がかかって局地戦に特化した、かなりわがままな艤装であると私は結論しました。

2015-07-22 13:32:00