007スペクター

主に三一十四四二三氏と中野カントクのTLから。
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三一十四四二三 @31104423

@galshocker さいとうたかおの漫画はかなり面白いらしいのですが、読んだことがありません。手に入れることもできません。

2015-07-23 17:45:42
三一十四四二三 @31104423

@galshocker ナポレオン ソロの小説は「消えた怪飛行船」と「なんとか巨大衛星(?)」と子供用にリライトされたライオン皇帝が出てくるやつしか読んでないのですが、全部面白くなかった…

2015-07-23 17:39:20
中野貴雄と兇悪のギャルショッカーズ @galshocker

@31104423 おおむね面白くないんですが、(ナポレオンもイリヤも失神ばっかりしてる)、作者がバラバラで、会話がたまーに面白い時があります。

2015-07-23 17:42:35
三一十四四二三 @31104423

@maGuremono いつの間にか巨大な母性で作品世界を包み込んだMを、理想的超男性映画の復権のために抹殺したとすれば「スカイフォール」はそれだけでも評価できる作品だと思います。 まあ、それでもバーバラ女子の母性からの支配は逃れられないのですが…

2015-07-23 17:28:53
中野貴雄と兇悪のギャルショッカーズ @galshocker

原作の「女王陛下の007」はピッツグロリアを逃げ出したあたりで、ナポレオン・ソロに浮気。「最終作戦」と「人類抹殺計画」を読了し、「気ちがい科学者」に進むか、ピッツグロリアに戻ってトレーシーの可哀想な話にひたるか。

2015-07-23 16:59:15
三一十四四二三 @31104423

@syoubaininn @misterhiropon @galshocker ブロスナンは「リビング デイライツ」時のテスト映像では、颯爽とした色悪ぶりで、この人以外にはいないな!と思わせる魅力があったのですが、時期を逸したため犬みたいな顔になってしまいました…

2015-07-23 16:15:19
三一十四四二三 @31104423

それはこの時期、007に限らず映画産業全体がより低調であり「映画の話題」自体に関心が持たれてなかったことが大きい。この世界的な映画低調の波に乗り、ロジャームーアはちゃっかりとボンド役に収まってしまった。また007も飽きられていたため、その変更について言及されることもなかったのだ。

2015-07-23 16:10:06
三一十四四二三 @31104423

「007死ぬのは奴らだ」新聞広告。左端に「この映画は私のアクション映画の集大成だ(ガイ ハミルトン監督)」とあるのが微笑ましい。ボンド役変更についてはあまり触れられてないが、この時はそれほど話題にはならなかったのだ。 pic.twitter.com/v3gHbAKYqY

2015-07-23 16:03:59
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三一十四四二三 @31104423

ボンドと悪役とのSMホモ関係は、ル・シフルの玉潰しや、ゴールドフィンガーのレーザー玉焼き、ドクターノオの触手攻め、などなどフルコース揃っているが、悪役たちはこうしてボンドと積極的に関わろうとして破滅に追いやられているように見える。

2015-07-23 15:45:57
三一十四四二三 @31104423

はなく、毛の生えた大人だけれど、子分肌。明智小五郎と小林少年や、ホームズとワトソン的な関係が築けそうだ。そうなると問題になるのが同性愛だ。しかし007は原作からしてボンドと悪役とのSM関係で成り立っているため、明智と少年やホームズとワトソンのようには疑われないのではないか?

2015-07-23 15:39:54
三一十四四二三 @31104423

ジェームズ ボンドにはフェリックス ライターという友人がある。しかし「相棒」という感じではない。ボンドは基本的に一人で行動する。組織の仲間はあっても彼らは基本的には傍観者だ。しかしベン ウィショーの若きQは、ダニーボンドの相棒的な立場に立てそうなキャラクターだ。ウィショーは少年で

2015-07-23 15:34:34
三一十四四二三 @31104423

@galshocker @misterhiropon ブロスナンが可哀想だったのは、一番シリーズが迷走している時期にボンド役だったことですね。多分よりアメリカンにシフトさせたかったのでしょうが、それはボンドを否定することでしかなかった。ブロスナンはやりようがなかったのではないか?

2015-07-23 15:23:43
中野貴雄と兇悪のギャルショッカーズ @galshocker

@31104423 @misterhiropon 一方、ブロスナン・ボンドがやたら「女に殴られる」ボンドでありましたね。上役も女だし。実は荒唐無稽の馬鹿っぽく見せかけて、巧妙に外堀をリアリティってやつに埋められ始めてたのかもしれません。

2015-07-23 15:17:07
三一十四四二三 @31104423

@misterhiropon 陽気になってからのルパンはブロスナン・ボンドに重なるんですよ(ロジャームーアも陽気だったが、物語を外から眺めているような冷めたところもあった)。 ブロスナン・ボンドは、幼気な子供が「ボンドのおじちゃん!」と駆け寄ってきそうでしたね。

2015-07-23 15:14:09
中野貴雄と兇悪のギャルショッカーズ @galshocker

@31104423 ボンド世界はものすごく都合が良くできてて、Mは「親」、軽口がきけるマネペニーは「古女房」、ピュアな愛情で守ってやりたいハニーやトレーシーは「妹」、妖艶なゼニアやプシー・ガロアは「愛人」と一通りそろってますよね。それで天下太平の為に戦うんだからこたえられない

2015-07-23 15:06:09
三一十四四二三 @31104423

@misterhiropon いつの頃からかジェームズ ボンドは正義の味方みたいに思われるようになり、実際ブロスナン時代はそうだったけれど、彼は基本的にワルですからね。イギリスの屈折した不良。 だからDクレイグが「悪党面」で非難された時、それは怒るポイントじゃないのに、と思った。

2015-07-23 15:03:39
三一十四四二三 @31104423

のモノにするため、であり発想は悪玉と同じなのだ。物語世界では、子供は無条件に助けを求める弱者であるから、基本的に他者を助けないボンドの世界には存在が許されないのだろう。そう考えると、トレーシーが結婚直後に惨殺された意味もわかる。「子供ができたら困る」からだ。

2015-07-23 14:38:44
三一十四四二三 @31104423

のは理にかなっている。しかし一方で007を面白い、という人もいる。私を含めたそうした人は、子供を助けない、象徴的な父性とは無縁のアンチヒーローとしてのジェームズ ボンドに魅力を感じているのだろう。実はボンドは、子供に限らず他者を助けるキャラクターではない。女性を救出するのは、自分

2015-07-23 14:33:02
三一十四四二三 @31104423

(続き)ヒーローが子供を従えた図は、それが実の親子関係でなくとも、象徴的に父と子の関係を示している。そうした「図」に背を向け続ける007映画は、ヒーローを描く正しい映画の在り方に反しているのであり、つまりボンドはヒーローではない、ということになる。これを指して「面白く無い」という

2015-07-23 14:28:54
三一十四四二三 @31104423

(続き)007に子供が出てこない、と書いたら、以下のご意見をいただいた。ヒーローとは元来理想化された父性であるから、正しいヒーローは子供に慕われ、子供を救うものなのだ。そういう意味においてはボンドはヒーロー失格者だということだろう。 twitter.com/tanu210/status…

2015-07-23 14:22:19
中野貴雄と兇悪のギャルショッカーズ @galshocker

@31104423 地球環境も守らないですしね。地球環境だの子供がどうのってのを振りかざすのは悪人の隠れ蓑だというリアリティ。

2015-07-23 12:14:22
三一十四四二三 @31104423

例外的に「子供のような」リン・ホリー・ジョンソンが出た事があったが、あれは厳密には毛の生えた女性であるし、それでもボンドは邪険に扱っていたから、ボンドは「子供が嫌い」なのかもしれない。

2015-07-23 12:03:56
三一十四四二三 @31104423

007映画の特徴は「子供が出てこない」ことだ。ターザンもスーパーマンもランボーもロッキーも鞍馬天狗も座頭市もマッドマックスも、ボンドをモチーフの一部にしたインディ ジョーンズも子供を助けたり、子供に慕われたりするのだが、007はこれだけ長く続いているのに子供がらみの話がない。

2015-07-23 11:38:01
三一十四四二三 @31104423

ことは意味があるだろう。 「007スペクター」は、音楽の引用だけでなく、その精神も受け継いだ作品を期待したい。 007バラエティーショー化の嚆矢「ダイヤモンドは永遠に」(バラエティーシの頂点は「私を愛したスパイ」だろう) pic.twitter.com/uHJ67cM1t6

2015-07-23 10:53:12
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三一十四四二三 @31104423

アニメの「サザエさん」が、原作や旧作のギャグを使い回し続けながら、安定した面白さを維持し続けたのと同様に、007も一部例外を挟みつつ、意図的なマンネリズムを駆使してシリーズを継続させたが、完全な方向転換が図られた今、理想形でありながら分岐点となった名作「女王陛下の007」を顧みる

2015-07-23 10:48:14