「AKB裏ストーリー 北原里英24歳アイドルの生き方」はAKBへの挑戦状？

ＵＷの落日 @uw_susu

昨夜「AKB裏ストーリー 北原里英24歳アイドルの生き方」をリアルタイムで観てしまったので、今日はずっと寝不足モードなのです。 これは、完全版も観たくなりますね。 やっぱり、北原里英さんは興味深い人だな。

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「 北原里英24歳アイドルの生き方」について、プロデューサーの竹中優介氏は「物議をかもすかも」と言っていたけれど、むしろ、余りにも「その問題」に気を使い過ぎて、考えずに見ていると「何もない」かのような構成になっている。竹中氏も、通常のドキュメンタリーの構成は捨てたと言ってますね。

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同時放送の竹中優介と宇野常寛によるニコ生も見ていたのだけれど、竹中氏は、この内容ですら「明日は、AKBの運営からジャンジャン電話がかかってきそうなので、出ないようにする」と心配していた。「今、運営を敵に回したくない」とも言っていたから、いかに微妙な問題に触れたか、って事ですよね。

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「 北原里英24歳アイドルの生き方」の何が「物議をかもす」のかについて、竹中プロデューサーは「宇野さんは気が付いているけれど、ニコ生でコメントしている人達は誰も気が付いていない」と言っていた。 まぁ「描かれるべきなのに、描かれていないもの」の中に、ヒントがあると思いますけれどね。

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ドキュメンタリーを見た宇野常寛氏は「北原里英さんには、正直、ちょっとイラッとさせられる所もあったのだけれど、今は素直に応援したいし、何より、彼女に幸せになって欲しい」と言っていましたね。 宇野氏とは、考えが違うことも多いのだけれど、この言葉はとても良く分かります。

ＵＷの落日 @uw_susu

私は、その「ちょっとイラッとさせられる」ところも含めて、北原里英さんが好きだし、ユニークだなぁ、と思っているんですよね。今回のドキュメンタリーを通じて、私と同じように感じる人は増えたと思う。 もっとも、彼女のファンの人達は、別にイラッと感じたりはしていないと思いますよ。もちろん。

ＵＷの落日 @uw_susu

北原里英さんのユニークさは、みんな口を揃えて「自分より他人を心配するイイ人」と言うけれど、彼女の雰囲気が一般的な「イイ人」のステレオタイプから少しズレている所ですよね。自虐的だし、自己顕示欲もある。「私はけっこう、どこに出しても恥ずかしくないイイ人」とか自分で言っちゃうしね（笑）

ＵＷの落日 @uw_susu

北原里英さんの「いわゆるイイ人」からのズレは、実は彼女の繊細さの現れなのだ。本来、イイ人にはちょっと鈍感な人が多い。繊細な人は傷つきやすいので心に壁を作ってしまいがちで、鈍感だからこそ気にせずイイ人でいられる。北原さんは人一倍繊細なのに、イイ人という「生き方」を選んだのだと思う。

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「AKB裏ストーリー 北原里英24歳アイドルの生き方」は、明らかに、AKBの現状に対するアンチテーゼとして、北原里英さんの「イイ人としての生き方」を肯定して見せているのだけれど、表面的には、そうは見えない作りになっている。 ラストの「大好きです」は、実はAKBへの挑戦状だと思う。

ＵＷの落日 @uw_susu

北原里英のドキュメンタリー放送時のニコ生で印象的だったのは、ＮＧＴの立ち上げを手伝うＡＫＢのスタッフがとてもイキイキして熱心なので、竹中プロデューサーが理由を聞いたところ「北原さんのための仕事だから。〇〇さんのためとかだったら、こんなにヤル気にならない」と答えたというエピソード。

ＵＷの落日 @uw_susu

竹中プロデューサーによると、北原里英さんの中では、すでにＮＧＴの公演の具体的イメージは出来上がっていて、オーディションもそれを前提に選考している。そして、北原さんのイメージ通りの公演が実現すれば、かなりユニークで魅力的なものになりそう、とのこと。 期待が高まりますね。

ＵＷの落日 @uw_susu

面白かったのは、ドキュメンタリーのプロデューサー竹中優介氏が、完全に北原里英さんに感情移入してしまっていたところ。ラストシーンでは、竹中氏もボロボロ涙を流しながらカメラを回していたらしい。これって、じゃんけん大会の「リアル」の再現ですよね。北原さんには、そういう魅力があるんだな。

ＵＷの落日 @uw_susu

話がそれるけど「AKB裏ストーリー 北原里英24歳アイドルの生き方」に好感を持った理由の一つは『生きざま』なんていう「間違った日本語」を使っていない事ですね。余りにも普及してしまったので、今の若い子に「元々『生きざま』なんて日本語は無いんだよ」と言っても「は？」って感じだろうね。

ＵＷの落日 @uw_susu

「北原里英24歳アイドルの生き方」で胸を衝かれたのは「希望的リフレイン」の選抜を外れた時「もう居る意味ないや」と思い、女優の夢すら「どうでもいい」という気持ちになっていたという回想。当時、有吉AKBで全く同じ発言を「ギャグとして」言っていたけれど、あれは心の叫びでもあったんだな。

ＵＷの落日 @uw_susu

@uw_susu ＴＶのトーク・バラエティについて「どうせ全部、台本通り」と決めつける人がいるけれど、そんな単純なものではない事が、北原里英さんの例を見ても判るだろう。基本が台本だったとしても、どうしても「真実」は滲み出てしまう。虚と実が入り混じっているという意味で正にＡＫＢ的。

ＵＷの落日 @uw_susu

北原里英が「明るい面だけを見せる」という、渡辺麻友と同じようなアイドル像を持ち実践していたというのは、意外だったし新鮮な発見でもあった。でも、そう聞くと今までの色々な事が腑に落ちる気もする。器用な人だからバラエティ的な対応も求められ、こなしてしまうけれど、葛藤もあったのだろうね。

ＵＷの落日 @uw_susu

今回のドキュメンタリーは、NHKでの高橋みなみとの対談や情熱大陸での渡辺麻友が投げかけた「真面目な人が報われていない」という問いへの回答だと思う。ラスト直前の「間違っていなかったのかな、と思います。自分らしい生き方が出来ていたんだな」という北原里英の言葉に、それが込められている。

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@uw_susu つまり「『イイ人』の逆襲」です。 「情けは人の為ならず」という言葉の実践でもありますね。

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NGT48、北原里英という生き方の挑戦 pic.twitter.com/7VESfwe9kt

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「AKB裏ストーリー 北原里英24歳アイドルの生き方　完全版」は、ディテールが豊かになっていて面白かったけれど、基本的なテーマと構成は地上波版と同じだった。長さが半分である事を考えれば、地上波版は良くまとめてあると思う。むしろストレートな地上波版の方が、分かりやすいかも知れない。

ＵＷの落日 @uw_susu

「AKB裏ストーリー 北原里英24歳アイドルの生き方　完全版」では、北原里英さんのオーディション場面が、新鮮だった。北原さんは、ルックスも話し方も、今と同じなんだなぁ。 ひょっとして、歌唱力も同じ？ いや...そんなハズは...。 pic.twitter.com/PdPg85knnL

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北原里英さんは、今年のスピーチはさすがだと思ったけれど、今までの総選挙では、正直、あまり強く印象に残っていなかった。 考えてみれば、ずっと笑顔だったんだね。 あの総選挙で、こんなに笑顔を続けているのは、北原里英さんだけかもしれない。 pic.twitter.com/mJwRyXqLsI

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ＵＷの落日 @uw_susu

@uw_susu 「意外に、まゆゆより完璧なアイドルな所がありますからね」って、あながち冗談でもないですよね。 多くのメンバーが平常心を保てない選抜総選挙の舞台で、常に「明るい部分だけを見せる」姿勢を貫くセルフコントロールは、並み大抵のものではないと思う。

ＵＷの落日 @uw_susu

北原里英さんには「江戸前のshyness」を感じる。これは「内気」ではなくて「泥臭さが嫌い」な「シャイ」なのです。だから、総選挙でもなるべく泣きたくないし、人を押しのけて自分が前に出るのも嫌い。でも「いかにもイイ人」なのも恥ずかしくて、自分から「イイ人なんです！」と言ってスベる。

ＵＷの落日 @uw_susu

北原里英さんは、笑いのセンスも、前へ前へと出る「押し」の笑いじゃなくて、スッと後ろに下がる「引き」の笑いなんだよね。これは、今の「押しの笑い」しかないＴＶバラエティでは活きない。私が、北原里英さんが小劇団をやったら良いと思うのは、演劇の世界では「引き」の笑いが、活きるからなんだ。