矛盾する要求だとか、ソフトにハードを合わせることだとか、「すり合わせ」の技術は日本のお家芸だ、なんてNHK特集で報じられていたけれど、日本の現場が得意だったのは「耐えること」であって、すり合わせそれ自体は、実は不得意だったんじゃないかと思う
2011-01-02 16:38:08日本のガラケーはたしかに高機能で、良くできていて、一方で、ある意味単なる「ソフトの入れ物」に過ぎないAndroid 携帯は、国産の製品は、どれもやっぱり今ひとつで、サムスンの銀河には追いついていない気がする
2011-01-02 16:39:46銀河の苦労話自体が伝わってこないから、海の向こうで何があったのかは分からないけれど、日本のガラケー開発は、どこも昔からエンジニアが屍の山を築くものだと相場が決まっていて、国産のAndroid もそうなのだろうけれど、流したであろう血液は、今ひとつ報われてない
2011-01-02 16:41:43ああいうのは、バブル真っ盛りの時期にたくさん発売された、100万円オーバーのピュアオーディオ教徒向けのパワーアンプなんかもそうで、海外のはアルミの押し出し材を組んで箱を作って、国産のはアルミダイキャストの型を起こしたりしてるのに、海外のほうが高く見える
2011-01-02 16:43:02むこうのは、言うなれば汎用品の組み合わせで、当時の「無線と実験」なんかを読むと、振動を解析して、最適な型を起こして、ありえないぐらいに国産はお金をかけているのに、何というか、お金のわりに「国産の見た目」であって、お金かかってるように見えない
2011-01-02 16:44:08それはこう、外観ノーマル、中身別物の美学といえばそうなのかもだけれど、高いお金を出して、いいものを買った、ありがたいという満足感とは、やっぱりどこか遠い。あの頃も、たしか「日本は高級品を作るのに向いてない」とか言われていたけれど
2011-01-02 16:45:06日本が高級品を作るのに向いてないのと同じぐらい、日本はなんとなく、安いものを作るのにも向いてない。安いものというか、そこそこの性能を、無難にまとめる技術というか
2011-01-02 16:46:02日本のお家芸であったのは、わがままで無責任な上司の放言を、ひたすらに耐えていなして、何とか形にこぎ着ける現場の能力というか、罵倒耐性みたいなもので、現場を叩いて削るだけ削って、骨を削ってもまだ人件費が追いつかなくなって、削りようがなくなった
2011-01-02 16:47:24神は俺にあのURLを貼れと告げているゴールドムンドGOLDMUNDの真実(おまけ) http://homepage1.nifty.com/iberia/column_audio_goldmund.htm
2011-01-02 16:47:36@REVI ゴールドムントなんて、中身スカスカで、スカスカの中身を「機能だ」と胸張ってて、で、たしかにあの製品は、スカスカの中身がかっこよさとしてデザインされていて、あれはあれでありかなと。。
2011-01-02 16:49:38@REVI 削り出しというのは、少量生産品だと、むしろ安価になる可能性もありますよね。。昔のパイオニアとか、アンプ3種類発売すると、金型3つ起こしてたから、あれなんかいくらかかってたんだか
2011-01-02 16:58:32@MIBkai 本当はすごいお金がかかっていたり、すごい機能を持っていたりするのに、デザインでそれを表現するのが上手でないというか、無難を目指して損しているというか。。
2011-01-02 17:28:58「無難」という言葉自体が、2番目前提というか、比較の対象があってはじめて「難がない」ことが売りになるわけで、1番目というのは、そもそも何が益で何が難なのか、それすら分からないところを目指さないと生まれてこない
2011-01-02 17:30:30まだ、これがほしかった、という正解の見つかっていない場所で、競合よりも劣っていないものを目指しても、そうじゃない何かにしかたどり着けない
2011-01-02 18:37:33