「若き老害」、「美術」、「会田誠」…大きな物語のしこりのありか
- L_O_Nihilum
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「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」展 2015年夏 - Togetterまとめ togetter.com/li/852472 via @togetter_jp 「表現者殺すにゃ刃物はいらぬ。ちょっと関係者にクレームも入れるか、ネットで炎上させればいい」か。
2015-07-27 10:30:18ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%9A… 日本の現代芸術家は文芸マフィア的な側面あるからウィキペでも語られざるところが多いが、会田誠が今回みたいな事例に巻き込まれたんはあれがお初ではないというのだけは事実みたいだ。
2015-07-27 10:38:05”まずこの作品は、見た目の印象に反して、いわゆる「政治的な作品」ではありません。現在の政権や特定の政党を、利する/害するような文言は一言も書いてありません。文部科学省という役所全体に対して、不平不満を述べているだけです。”(会田誠)
2015-07-27 10:40:02”公立ではなく民間の場であっても、芸術を使って政治的アピールはすべきでない、というのは僕のいつもの基本方針””「一家庭における一サンプル」” …まあ、要するに一般的なフツー人が持つ違和感とか苦情とかいう感情を「アート化した」としか言ってねえのよな。まさにそれはアート的主張。
2015-07-27 10:41:34【シューニャリアーナ藝術論】アートの歴史と諸問題 - Togetterまとめ togetter.com/li/762692 via @togetter_jp ここでも言ったことだけどな、そうやって美術作品ていう「疑似論文」化されると、見る者である民はマッチポンプに巻き込まれるんだ
2015-07-27 10:42:43そんでそのすべての反論や苦情とやらを「クレーム」の一言で片づけられる あわや、そのクレームそのものをアートのネタにされたとき反論不可能になってしまう(一部として取り込まれたから)って事態になるんだよ
2015-07-27 10:43:30若き老害と自称する常見先生だが、41歳ってことはすくなくとも70年代生れの80年代のひと。 若くない、全然「そっち側」でしかない。 なぜ「若き老害」なのか。
2015-07-27 11:20:50なんで批評をやってる若い人の写真て「上の空」か「向こうの空を見ている」写真なんだろう 東先生にいたってはご自分の娘さんの写真で、どこを向いてるともわからずただ傍観している写真を使ってるけど
2015-07-27 11:26:19常見先生:世代としてはバブル世代と言われるとのこと。 つまり「団塊世代」よりは全然「若い方」なのである。 ついで、70年代っていうと岡田斗司夫でいう「オタク原人」がちらほらいたころあいで、「おたく第一世代」の誕生した年、と岡田定義で言われている時代である
2015-07-27 11:34:36この辺複雑な問題がありまして 「70年代」の原人時代だったひとが「80年」ごろは現役の若手おたくだったわけ で、彼らは90年代以降を「おたく」と認めづらい(或いは、おたくの定義が変になった世代)だと思うようになっている
2015-07-27 11:35:44ゼロ年代以降、この構図がオタク界隈ではながらく構えられていて つまりこのややマイナーな界隈にかぎっては、すでに70年のころあいで「団塊」が出来上がっていた。「おたく」界の「老害」に近いニュアンスの存在はここにすでにいる(実際に老害であるという事ではない。そこ注意)
2015-07-27 11:37:24ついで、このことが「70年⇒80年」になったとき 「おたく」がカタカナになったときである なんでカタカナになったかってと大体M君事件のせい。 それいらい「マスメディアの使う悪口」としての「オタク」が流通したため。
2015-07-27 11:38:26で、その「80年代」前後に若気の至りを堪能した人たち=生まれ70年代、バブル時代のひとたちが消費したもの、は大塚英志~東によれば「物語消費」の時代(検証に問題があるがとりあえず主張がそうであるという一件で)。
2015-07-27 11:40:22ここでいう「物語」とはちょっと狭い意味合いがある たんにストーリーをさすならギャグ漫画の地点でも最低限存在するんだけど、そういうのじゃなくて長編もののストーリーで、なんらか現実の自分たちに訴えかける「リアル(現実)」的な問題意識を持った物語のこと
2015-07-27 11:41:18小さな物語は「大きな物語」の特権性から分化する。大きな物語ってラカンで言う大文字Aで 要するに「国家や社会を支える大黒柱になっている物語」のことである ネタ元はリオタールっていう現代思想の御人のお言葉でござるが
2015-07-27 11:42:51まぁ西洋哲学をちょこっと学んでたら気付くことではあるが 大昔から言われていた「神」とか「主体」とかいうやつらがこれである 日本にもそれが「過去」(おそらく戦前)あったって事なのである
2015-07-27 11:43:40で、あの二人によればそれが戦後「凋落」して(それには背景に天皇が人間宣言して神を降りたとか、軍としての日本が完全に負けたって話とかいろいろある)、その影響による「リアルな物語」の残骸が、「ガンダム」など80年代の作品群にはあったとのことなのよね
2015-07-27 11:44:42で、ジャンルこそアニメじゃないかもだけど、常見先生が育った時代にあったものはそういう80年代のものだっただろうし… 即ち、80年代にあるものがそういった大人の物語だったんだから、70年代以前の、団塊的テーゼもかなり身近に織り込まれえたはずなのでありまして
2015-07-27 11:45:42(このあたりが日本のコンテンツ史の面倒なところでござる。時代の変化として語りたいんですが、形成した人間が偏っているために、やや新しい世代の人間でも古い考えがそのままコピーされてるだけだったんです…90年代まで)
2015-07-27 11:46:29そういうわけで、「古い世代」(世代間闘争になりがちな団塊VS今、よりも古い世代)でないひとたちも、共感した次第では簡単に「団塊」以前の世代の考えに納得できちゃう地盤がまだ残ってる訳でありまして…
2015-07-27 11:47:23そこが常見先生の、おそらく「若き老害」たりえる理由かなと。 つまり、若いか若くないかにかかわらず、80年代の残骸物=70年代以前に夢持たれていた大きな物語への憧憬を持つ者であれば、「ひとしく団塊世代以前の思考」たりえる状況下にあるから。
2015-07-27 11:48:27