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榊正宗 @megamarsun
健康と創作のクオリティには似ている部分がある。健康と言うのは高くても低くてもダメで、健康な状態と言うのは0なんですよね。健康が100になったとか言わない。それ病気ですw対して創作の品質(クオリティ)というのも、本来0を目指すべきものなのですが、どんどん上げようとする人が多い。
榊正宗 @megamarsun
創作のクオリティというものが、-100であれば品質的に問題ですが、+100であった場合も予算的にオーバーしてるはずなのです。クオリティというものは0に収まるのが正しいのです。そこに理解が無くクオリティの高さを求めるクリエイターは多く、それを無理に上げようとするとどうなるか…。
榊正宗 @megamarsun
ただ予算や工数に対して、クオリティがマイナスなのかどうかの判断は難しい所です。健康なら血圧はこの範囲が正しいみたいな指標がありますが、ものづくりにはそういったものが無い。監督やプロデューサーがその指標を判断する場合もあるでしょうし、その判断を誰も出来ないプロジェクトは炎上します。
榊正宗 @megamarsun
予算を度外視していいものを作りたいというクリエイターの感情は、健康と比較して言うなら、絶食してダイエットしたり、過剰の運動で体を壊したりするようなもので、健康のためなら死んでもいいみたいな。わたしもかつてはクオリティを上げる事に躍起になったものですが今は間違いだと気がつきました。
榊正宗 @megamarsun
いやいや予算無視で頑張ってつくったおかげで大ヒットしたんだ!というケースもあるでしょう。しかしそれは単に運が良かっただけなのです。わたしも経験上無理をして結果を出した事はありますが、無理をしても結果が出なかったこともあります。ヒットとクオリティの高さはあまり関係ない気がします。
榊正宗 @megamarsun
ゲーム業界でもデバッグの際にQAがもちいられる様になってずいぶんたちますが、あれも0を目指すべきで、QAの段階でより高みを目指すというのは、かなり危険を伴います。全部作り直すみたいな判断がQAから出るようであれば、まあどうなるか…。
榊正宗 @megamarsun
ただ、クリエイターが良いものを作りたいという気持ちも分からなくはありません。それをやるには、創作の過程では無く企画段階にやるべきなのです。新規性や市場に対する需要などが企画の段階で理解されていて、予算を確保出来たなら、クオリティだけをあげようという無謀な発想は無くなります。
榊正宗 @megamarsun
予算を使っても、作れる人間が居なければ品質は0に到達しません。経営者的な視点で言えば、企画とスタッフの確保が命題です。スタッフの確保には単なる求人を出すだけでなく、教育や経験をつむ事も含まれます。そういった現場と予算があって品質0を目指せるのです。
榊正宗 @megamarsun
一番危険な現場は、現場に無知な人がお金を出していて、その人がクオリティを上げるように要請するケースです。クリエイターはクオリティには敏感ですから、クオリティが低いと言われれば何もいえません。予算と工期を無視してひたすらクオリティを上げろ!と要請が出続ければ、必ず現場は破綻します。
榊正宗 @megamarsun
まあ、なかなか下っ端の若いクリエイターが現場で意見するのは難しいのですが、クオリティというものは0が正解であって、過剰に低かったりは当然としても、過剰に高みを目指す場合も間違いだと覚えておきましょう。もちろん、実際には目指しても破綻するだけで本質的には高くなりません。
榊正宗 @megamarsun
そっか、健康と比較してるのでわかってもらえると思ってたけど、補足しておくとピッタリ0は無いです。健康も健康診断では適正値というのがあってその範囲に収まってる事が大切です。
榊正宗 @megamarsun
ただ、創作においては良いものというのは別にあって、それは品質では無く、また別のものです。数値では評価できないようなセンスだったり、新規性だったり、アイデアだったり。品質(クオリティ)は数値評価できるものを指します。センスとクオリティを混同するのも間違いです。

コメント

Sの人 @siellc 2015年7月28日
システムなら常に0(異常無し)かもしれないが、ゲームなどの創作に置いては常に+αが求められる、よく出来た0のゲームとは、安定した収益と安心の設計であってもユーザーにとって退屈だから、0というか○ではなく多少凸凹な☆を作っていく、0のような正しさや正解はないだろう
榊正宗 @megamarsun 2015年7月28日
まとめを更新しました。
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya 2015年7月28日
何をもってクオリティと呼ぶか、その点も十分考えなければならないと僕は思う。
箸呂院マジチキ @kairidei 2015年7月28日
ある部分のクオリティを犠牲にしてでも、作品の根幹の部分がしっかりできていれば結構理想的だと思います。それが許容される環境が理想的。
もうだめぽ @moudamepo150701 2015年7月28日
常にゼロを目指すのはクリエイターではなく職人ではないかと思うのだが。
もうだめぽ @moudamepo150701 2015年7月28日
それと、アマチュア(職業としてやってるんじゃないという意味で)クリエイターは自分の作りたいものを作っているのだからクオリティというものは気にする必要はないけど、職業として何かを作るプロの場合は進化という意味でクオリティを上げるということは必要なものなんじゃないのかな?
もうだめぽ @moudamepo150701 2015年7月28日
俺の思う「クオリティ」の解釈がツイート主と違うのかもしれんが…
GAIA @2xpush 2015年7月28日
siellc この0ってのは「企画段階で決めた路線の完遂」ではないでしょうか。 前提としている常にプラスαが求められるゲームや創作とは、誰からαを求められているのでしょう?第3者に目線を置くことは間違いではないと思いますが、ユーザーという流動的な部分に基準を置くのですか?ゲームレベル、話の展開など創作の企画段階で0のクオリティを決めて、納期設定して目指すのがプロだという話ではないですか?無限にリソースを割く自己表現のアマチュアクリエイターの話をしていないと思いますが。
セオノ*今年も夏休みない族 @Rinforzando_960 2015年7月28日
この場合でいう0って、予算に対してのクオリティって意味じゃないかなぁ? ほら、この金額に対してクオリティはこのくらい、とかあるじゃん
重金属 @HeavyMetalCloud 2015年7月28日
ぶっちゃけ日本のクリエイター業界って、他業種なら「ダンピング」言われて制裁受けるようなこと平気でやってるからねえ……。 ちゃんとした工程内でクオリティを出せてこそのプロって考え方は、業界の今後を考えた上でも重要だと思う。
ゴマすりクソバード@たつき監督を返せ! @animefigure3d 2015年7月28日
締め切りと予算を守りながら 可能な限りのクオリティアップをできないなら クリエイターは存在する意味がない。 締め切りと予算を守れるならだ。(大事なことなので2回言う)
モミルン @oppai_momirun 2015年7月28日
普通の「製造業」でもそういう傾向あるんだよな日本。
九銀@半bot @kuginnya 2015年7月29日
下手に頑張っちゃって高すぎるスコア出すと次からはそれを0と見なされて常に頑張らなきゃいけなくなったりする
tarosuke @tarosukenet 2015年7月29日
結局のところ本当に必要な「センスとか」は頑張れば上がる「クオリティ」とは軸が違うって話な。
ゆんゆん探偵 @yunyundetective 2015年7月30日
商業的なエンターテイメントは常に「アート」と「プロダクト」の境界線上にあり、成功のためにはその双方を満たす必要がある。この記事で「クオリティの際限無い追求」が批判対象とされているのは単にクリエイター側には「過剰にクオリティを追求する」と言う「アート側」の欲求が強いため、そこへのカウンターとして発言がされているから。「両方大事」なのは言うまでも無い事なのです。
ゆんゆん探偵 @yunyundetective 2015年7月30日
「クオリティか」「収益性か」みたいな、本来対立要素では無い物を二者択一みたいに比較する思考は百害あって一利なしだと思う次第。
ゆんゆん探偵 @yunyundetective 2015年7月30日
派生トピック:「クオリティを重視」しすぎる姿勢は重箱の隅を突く行為を正統化し視野狭窄を生み全体としてのクオリティの最大化を却ってジャマすることがある。
ゆんゆん探偵 @yunyundetective 2015年7月30日
派生トピック:「クオリティ」とは誰にとっての「クオリティ」か? 受益者は誰か?
ゆんゆん探偵 @yunyundetective 2015年7月30日
「クオリティ重視の果ての視野狭窄」とかで昔見た例が「誰も見ない靴の裏のテクスチャに数十時間かける」ような話。これは極端な例だけど、「クオリティ重視」を最優先目標にすると、実際似たような局所最適化はいくらでも現れる。
ゆんゆん探偵 @yunyundetective 2015年7月30日
優先目標として掲げるには「クオリティ重視」と言うお題目は、粒度が粗すぎて不適切だということかなとか思いました。まる。
犬太郎 @inu_taro 2015年7月30日
クオリティ=時間とされることが多いと感じるので、これが生産コストとクオリティがトレード要素とされる要因ではないだろうか? でも、これは個人の技量でいくらでもバランスが変わってしまうので、安易にトレードできるものではない。 皆、違う物差しを持って話すので「どっちが大事か」みたいな議論には結論は出ないよね。
犬太郎 @inu_taro 2015年7月30日
今後、没入型のコンテンツが増えるのが予想されるので、「どこに拘るべきか」の定義はますます多種多様化すると思う。つまり「観察者の選択によって、創作物がすべて同じ土俵に上がるかどうかはわからない」ということ。
犬太郎 @inu_taro 2015年7月30日
工期やコストに見合わないクオリティアップが強要された時に、個人としても組織としても、選択肢が多ければいいんですけどね。 もの作りをしている身としてはついつい、クオリティのためにプライベートを犠牲にしてしまう事もあるのだけれど、同調圧力でどちらかが泣き寝入りというオチは避けたいです。
枕之介 @mackrun1 2015年7月30日
一般的な話ならば予算と納期に応じて0,50,100などのクオリティラインがあって、それをクライアント側に提示し選択して頂くだけかと思います。100のクオリティが必要なものは50のクオリティではダメですし、50の予算では100のクオリティのものは作れません。折り合わなければ公共工事でも入札不調というものがあります。工期の面でもそうです
三原恵司 @Cage_Mihara 2015年7月30日
「サザエさんに超すごいアクションを盛り込むのは企画段階で間違えている」という理解でいいのかな。
こざくらちひろ @C_Kozakura 2015年8月1日
健康診断の適正値ってのは、医学上健康であると認められる人の95%が含まれる範囲なので、実は健康であっても5%の人は適正値からは外れてしまいます。
こざくらちひろ @C_Kozakura 2015年8月1日
クリエーターに分類される職業の人はセンスだの才能だの以前に工数と単価の自己把握が最低条件だと思うんですけどね。あくまでクリエーターは「依頼に応える人」であって、アーティストのような「世に問う人」ではないので、人工計算は出来てもらわないと困ると、依頼する側の人間としては強く思います。
ウェポン @weapon2011 2016年5月11日
「0」と言う字面で誤解してる人が多いが、ここで言う「0」とは「予算と常識の範囲で最大限に素晴らしいクオリティ」って事だからね。あと「+」=「過剰なクオリティ重視」も「ー」=「常識的クオリティの未到達」もどっちもダメ、って事で、「どっちかを選べ」ではなく「どっちも選べ」と言う話やね。
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