2015年7月31日

寝ている間も寝ない、脳のお話

脳幹網様体の主な神経系と、神経薬理学についてのミニ講座よ。薬学生向け
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新薬たん @ShinHiroi

寝ている間も寝ない、脳幹網様体のお話

2015-07-31 02:44:57
新薬たん @ShinHiroi

【脳幹網様体①】 1949年にMouzziにより、感覚入力とは無関係に大脳を覚醒できるメカニズムとして上行性脳幹網様体賦活系が提唱されたわ。研究が進み、大脳半球の覚醒を維持するには橋の中間レベル以上の構造が必要であることが分かったの

2015-07-31 02:47:27
新薬たん @ShinHiroi

【脳幹網様体②】 網様体は脳幹(中脳、橋、延髄)の中心部を占める領域よ。まばらに分布するニューロンの間を、散在性の神経線維群が通過する構造になっているの

2015-07-31 02:49:41
新薬たん @ShinHiroi

【脳幹網様体③】 網様体は3つの領域から成り立っているわ。①正中部(縫線核)、②内側部、③外側部よ。 ここで大切なのは、セロトニン含有神経は全て①の縫線核群から投射しているということよ

2015-07-31 02:53:06
新薬たん @ShinHiroi

【脳幹網様体④】セロトニン系 縫線核群からの上行性投射は、①中脳の黒質、腹側被蓋野、②間脳視床下部、③偏桃体、④海馬、⑤大脳皮質、に分布するわ。 気分や不安と関係があるのよ

2015-07-31 02:56:15
新薬たん @ShinHiroi

【脳幹網様体⑤】セロトニン系に作用する薬物(抗うつ薬) SSRIが有名ね。フルボキサミン、パロキセチン、セルトラリンが頭に浮かんだかしら?

2015-07-31 02:59:56
新薬たん @ShinHiroi

【脳幹網様体⑥】ノルアドレナリン系 青斑核が有名よ。青斑核のニューロンは中脳、間脳、終脳に広く投射し、侵害刺激やストレスに反応して活動性を高めるわ。

2015-07-31 03:02:37
新薬たん @ShinHiroi

【脳幹網様体⑦】アセチルコリン系 橋被蓋野外側部に存在するアセチルコリン作動性ニューロンは、上丘や視床に投射があるわ。特に、視床網様体への投射は睡眠や覚醒の維持に重要よ

2015-07-31 03:05:24
新薬たん @ShinHiroi

【脳幹網様体⑧】アセチルコリン系 アルツハイマー型認知症について、前脳基底部のアセチルコリン作動性ニューロンの変性が認められるわ

2015-07-31 03:06:54
新薬たん @ShinHiroi

【脳幹網様体⑨】ドパミン神経系 全部で4つよ ①黒質線条体系(統合失調症陽性症状・パーキンソン症候群)、②中脳皮質系(陰性症状・認知症)、③漏斗下垂体系(プロラクチン分泌)、④中脳辺縁系(幻覚や妄想)

2015-07-31 03:13:01
新薬たん @ShinHiroi

【脳幹網様体⑩】ヒスタミン神経系 視床下部結節乳頭核のヒスタミン神経系が有名よ。脳幹網様体を賦活し、覚醒の維持に必要だと考えられているわ

2015-07-31 03:16:58
新薬たん @ShinHiroi

【脳幹網様体⑪】(神経薬理学) ここまでを踏まえて、受容体に薬がくっつくとどうなるかを見ていきましょう

2015-07-31 03:18:34
新薬たん @ShinHiroi

【脳幹網様体⑫】(神経薬理学) セロトニン1A;抗不安作用、(ドパミン神経を介しての)EPSの軽減 セロトニン2A;睡眠の質の改善、情動の安定 セロトニン2C;食欲亢進

2015-07-31 03:20:59
新薬たん @ShinHiroi

【脳幹網様体⑬】(神経薬理学) ノルアドレナリン受容体;3環系抗うつ薬の作用点。活動性の亢進 ヒスタミンH1受容体;眠気、体重増加 ドパミンD2;抗精神病作用、高プロラクチン血症

2015-07-31 03:24:41
新薬たん @ShinHiroi

【脳幹網様体⑬】(睡眠機構) ①長時間覚醒→②アデノシンが視床下部を活性化→③活性化した視床下部が覚醒中枢に対して抑制性のGABAニューロンを投射する。 ベンゾジアゼピン系のお薬はこのGABA受容体に作用するということが分かるわね

2015-07-31 03:27:32
新薬たん @ShinHiroi

以上、脳神経と、神経薬理学についてざっくりまとめたわ。薬理学の試験対策にどうぞ

2015-07-31 03:28:37

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