- fussoo_moe
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つまり、アルヌスの丘攻防戦を期間という観点から考えればストレス障害になりにくい期間しか戦ってないのだ。
2015-07-30 22:00:42まず物理的な距離の方から考えてみよう。 まず帝国兵を最も殺したであろう砲迫である。これの射撃主は敵兵の姿なんぞかけらも見えていない。しいて言えば前線に居るFO(役)が敵を見てるだろうが、これにしても通常は個別の人間が識別できるような状況で敵を観測してるわけではない。
2015-07-30 22:04:14155mmクラスなら狙った所から200圏内程度は砲弾の殺傷圏内である。近寄りすぎるわけにはいかんのだ。 (FO=ようはどこどこを狙いなさいよと砲兵等に伝える仕事の人
2015-07-30 22:05:59精神的な距離という観点で砲迫射撃(大砲による攻撃)を考えてみよう。 大砲の近くに居る人たちは「FOや指揮官の言うところに砲撃した」だけである。 FOや指揮官は「敵が居る所に砲弾を落とした」だけである。
2015-07-30 22:10:49つまり無意識の責任逃れが可能なのである。(こっちは容認の話) 物理的にも距離が離れている為、『あの砲弾の下で大量に人が死んでいるのだろうが具体的に何が起きているのか分からない』ため具体的に悲劇が認識しづらい
2015-07-30 22:12:59次に大量に帝国兵を殺したのは間違いなく機関銃である。 軽機関銃と重機関銃があるが 軽機関銃はMINIMIなら米軍的には800~600、墺軍的には400mまで有効射程である。 重機関銃(ドラゴンに撃ってた奴)は有効射程2000mある
2015-07-30 22:17:18こんな距離で敵を撃っても小指の爪以下のサイズにしか敵は見えない。 当たったかどうかぐらいは分かるかもしれないが(撃ってるのが自分だけなら)その程度のことぐらいしか分からない
2015-07-30 22:18:47その跡にようやく戦車砲やら小銃やらが出てくるが・・・・・・ 戦車砲も当然砲なのでKm単位の有効射程があるし、小銃だって64式のような7.62mmクラスの銃なら通常は500mぐらいの有効射程がある。
2015-07-30 22:22:02アニメの描写を素直に見るなら鉄条網の線に敵が到達した後に小銃等は撃ち始めた。 距離は推定するしかないが夜間である上に300m以上は間違いなくあった。やはり何が起きてるのかわかりにくいのだ。 昼間でもこの距離はスコープでも付いてなければ顔は識別できない
2015-07-30 22:25:03(まあ本式にFPL作って突撃破砕射撃やったら顔がわかる距離程度に鉄条網の海があるのではあるが、アニメ的事情で無しである。
2015-07-30 22:27:17しかし、小銃戦闘によるストレスは砲に比べて大きい。物理的に敵に近いためストレスの量が増えるためである。遠くから敵を殺せば殺すほど現実味が薄れ、近くなるほど現実味と脅威度が増す為にストレスが激増していく。
2015-07-30 22:30:58たとえばナイフによる取っ組み合いでの戦闘である。 相手の肌と触れ合い、汗のにおいや声が聞こえ、刺した瞬間には血しぶきが飛び悲鳴やうめき声が目のまえで完全に見える形で見る羽目になる。 見るだけどころか感触、五感すべてで敵を認識することになる
2015-07-30 22:32:48ただ引き金を引いて殺すより当然ストレスになる。 ナイフの方がスコップより刺した場合の殺傷力はでかいがエンピや鈍器、長者が白兵戦で好まれるのは有効射程の問題もさることながら敵との物理的距離が広がるという面でも大事である。
2015-07-30 22:34:53で、ゲートの方である。 アニメの描写的には昼間は砲迫で敵の攻撃前進を粉砕。第二次攻撃におけるの敵の突撃も破砕した。これは下手をしたらFO以外は敵兵の姿すら見ていない。 ストレスになりにくい
2015-07-30 22:37:01では機関銃や小銃は? これもきわめて長距離から射撃を開始している。FPLでありながらMGや指定銃ですらないのに正面から連射で撃つという暴挙もあったが比較的長距離からの射撃に終始し、白兵距離への接近を許していない。
2015-07-30 22:40:26つまるところ敵と距離を保ち、一方的に敵を撃破している。 『距離』が開いている為に重度のストレスにはなっていない 戦闘後に戦果確認で死体を見に行った連中が敵兵に一番接近したのではなかろうか。
2015-07-30 22:42:09(ほんとうのFPLはもう顔が識別できるレベルの距離に張るもんであるが) キルゾーンみたいなエリアを狙う攻撃ではなくファイナルプロテクトライン その銃口線上で敵兵を確実に射殺する線。それがFPLである
2015-07-30 22:45:24文化的な距離という点ではどうか?人間以外の敵は単なる的に過ぎない。 此方と文化水準が違いすぎる蛮族相手なら(そう認識したならば)精神的ストレスは少ない(たとえは悪いがアボリジニ狩りみたいなもんだ
2015-07-30 22:47:21アルヌスの丘を守っていた自衛隊は皆がてんでばらばらな攻撃を行っていただろうか? 明確な企図の元に下された命令に基づき攻撃していた。 つまり兵士にしてみれば「命令だから仕方ない」という無意識の責任逃れが出来る。指揮官は逆に「自分がやったわけではない」という方向に。
2015-07-30 22:52:10さらに作中ではアルヌスの丘の手前に『警告文』の看板を立ててあった。 それを確認しながら前進してきた敵に対する攻撃は「警告に従わないあいつらが悪いんだ」という容認と否定が起きる
2015-07-30 22:53:51