文字の概念を超える文字形式

FO𝕏 @金狐 @foxy_kitsune

文字の構成概念を突き破った文字形式は何かないだろうかと、最近考えている。

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人類の文字は幾つかのパーツ又は幾つかの基本文字又は1つの模様を持って1つの意味を成し、それを2次元平面の特定方向に並べることによって言語が構成される。

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個々の情報が文全体に浸透するような表示形式はQRコードなどで使われている数学的手法を用いて作ることができる。この形式を直感的に把握できるような知性があれば、人類にとっては数学的な変換を行った後でなければ単語単位の解析が全くできなくなるだろう。ところでQRコードの数学が思い出せん。

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他に情報を局在させない表示形式といえば、個々の単語に固有振動数を割り当てた波を重ね合わせるとか。フーリエ変換して振動数を分解しないと分からない。これをデチューンして、アルファベット26文字を振動数毎に割り当てて、その重ね合わせた波形を1単語とする表示形式で英文書くとか。

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しかしこれらは全て言語を一方向に連なる単語の列として処理する地球人類流の言語体系を他の方法でエンコードしただけに過ぎない。もっと根本的に言語の処理方法自体が違うようなものを考えたい。ノイマン型コンピュータとは全く異なるデータ列の操作方法としてもよさげ。

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既に未知の形式で記述された概念を知っているかもしれんがね。例えば我々が記述する言語は全て、脳が知覚・理解したクオリアを不確か且つ不完全に出力したものだ。クオリアの本質的形式には程遠く、それをどのように記述すればいいか全くわかっていない。

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人間には自明な概念であっても数学的に証明できないというのも似たようなものかもしれない。数学という表現形式が人間の考える概念を正確に記述し証明するには不十分であるということだ。

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一方如何なる論理的・抽象的概念であれ、それはこの宇宙の空間内で実行されている。一連の思考は全て物理法則によって記述でき、物理法則を我々の認識能力に収まる範囲で理解可能なら、全ての概念は理論的にはその延長上で理解・解析ができそうにも思える。

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しかし物理学に既知の概念と原理を使う限り、絶対に計算不可能なモデルなるものを持ち込むという話も聞いたことがあるし、油断できない。

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とはいえ元々自然現象を記述するほとんどすべての方程式は解析解が知られておらず近似的に解くしかない以上、近似解の先に真理があったりしたら既知の概念を使う限り絶対に到達不可能な領域はあるんではなかろうかという妄想も可能。

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言語は使用する語彙や文法ルールに多くの暗黙的合意と省略を含んでいて、厳密な情報伝達の文法としては余りに不確かで使い辛い。・・・アルゴリズムを言葉を用いて厳密に説明するのは困難か冗長過ぎる結果に終わる。

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こんなに曖昧で矛盾を許容する文法規則を使い、正常な議論が成り立つようには到底思えない。今私が書いた文章から矛盾を検出するのは困難であり、使用されている語彙の厳密な定義と有効範囲も規定されていない。