mentaneさんによる嘘についての考察

めんたね（やさしい） @mentane

どうにもこうにも一つのコミュニティに長く所属し続けられない人というのがいて、そういう人は大体、体癖的に無駄な嘘を付く。そして、その嘘がばれて「嘘つき」という烙印が徐々に押されていったり、もしくは、ばれない前に本人が嘘を付き続けるのに限界を感じてコミュニティを離れたりする。

めんたね（やさしい） @mentane

長期間、一つのコミュニティに腰を据えて、そこで嘘を付かずにフェアな交渉を積み重ねて安定したメリットを手に入れていくというのも一つのスタイルだし、短期勝負で嘘でも騙しでもなんでもつかって利益を最大化しては次の交渉相手に移るというのも一つのスタイルだ。どちらが得かは一概には言えない。

めんたね（やさしい） @mentane

ただし、ここで一つ重要なことを付け加えておきたい。それはお互いに嘘を付かずに協力的に交渉を行う協力型ゲーム、嘘や騙しも含めてお互いに奪い合う非協力型ゲーム（一般にゼロサムゲームとも呼ばれる）、それぞれで手に入るものは本当に同質のものなのか？時には、そうではないと僕は思う。

めんたね（やさしい） @mentane

非協力型ゲーム、ゼロサムゲームにおいて上手に女性を騙して美女とのセックスをたくさん獲得する。20人の美女とセックスしたことを仮に20BJという単位で数えるとしよう。

めんたね（やさしい） @mentane

一方、協力型ゲームにおいて女性と仲良くなり、協力し合ってカップルとなり、結婚して家庭生活を営むとする。こちらの場合、そもそも数える単位が人数ではなくなってくる。仮に仲良く過ごす期間にしよう。ラブラブの頭文字をとって単位はLLにするか。二十年間ラブラブだったら20LLとなる。

めんたね（やさしい） @mentane

さて20BJと20LL、どちらが得か？と言われてもそもそも比べた二つのものは質的に異なるもので、比べようがないだろうとしか言いようがない。とにかく美人とのセックスが欲しい人は20BJが魅力的だし、20年間ラブラブでいたい人には20LLの方が魅力的だ。

めんたね（やさしい） @mentane

贈与論の世界では、お互いに与えあい協力し合う循環を「好循環」、奪い合ったり、傷つけあったりする循環を「悪循環」と呼ぶ。好循環の環境下で得られるものと、悪循環の環境下で得られるものは必ずしも一緒ではない。交換可能なものではなかったりするのだ。

めんたね（やさしい） @mentane

ここまで書いてきて「好循環を保つためには嘘や騙しを控えた方が良い」と書こうとして、ちょっと待てよ、と筆が止まった。よく考えてみると「好循環を保つために必要な嘘や騙し」というものもあるのではないか。ただし、それは悪循環の下で少しでも多くを奪い取るための嘘とは違う種類のものだが。

めんたね（やさしい） @mentane

以上、とりあえず、「嘘」というテーマについて思うことをざっと書いてみた。ここからも色々と連想は広がるのだが、明日も仕事があるし、今日はこの辺で終わりにしておこう。

めんたね（やさしい） @mentane

嘘についても、他人が、他の他人についた嘘については、淡々と考察できるけど、ぼくが嘘によって損害を生じさせられたら、激怒するｗ

めんたね（やさしい） @mentane

自分の心の中に「これは絶対に他人に知られてはいけない。知られたら終わりだ」感じるような切実な秘密が多い人ほど、恒常的に嘘を付くことになる。そういう人の人間関係は、騙しあい、奪い合いのゼロサムゲーム的なものになっていく。

めんたね（やさしい） @mentane

多くの人は切実な秘密を抱え込み続けることに多大なエネルギーを必要とする。そういう人は、長く人と関わると疲れる。浅く短い人間関係を繰り返す形にしないと秘密がばれてしまうかもしれない。

めんたね（やさしい） @mentane

嘘のデメリットの一つに自ら秘密を抱え込んでしまうことが挙げられる。極力、漏らしてはいけない秘密は少ないほうがエネルギーを秘密を守ること以外に向けられる。

めんたね（やさしい） @mentane

そういうわけで、僕自身の方針としては極力、メリットの小さな嘘、無駄な嘘はつかないように心がけている。これ一発で人生薔薇色！的なメリットが大変大きくデメリットの少ない嘘だったら、まよいなくつくけどね。ばれたらまずい嘘というのはたいていデメリットの大きな嘘である。