
#珈琲咖啡探索隊「珈琲」と「咖啡」の差は19世紀以前のどこで生まれたか? 日本語と漢語のそれぞれの展開をdigる

明治〜昭和戦前の青空文庫で用例を探るといいかも。出てきた例 paulista.co.jp/introduce/stor… 吉井勇、北原白秋、宇野浩二、佐藤春夫、近松秋江、の名前が見られる。
2015-08-02 20:22:07
@tricken 貼ったリンクは、明治末期にできた旧・東京市(いまの銀座8丁目に同名の店があるが、当時は今で言う銀座6丁目あたりだったらしい)にできた『カフェー・パウリスタ』の(Ba-じゃなくてPa-)の頃には既に「珈琲」ではあったみたいね。どう読んでたかはこの記事だけだと不明。
2015-08-02 20:24:38
@tricken たぶん「こーひー」でいいんじゃないかと思うけど。ちなみに(※これは裏を取ってないけど)幕末の蘭学者である宇田川榕菴がオランダ語 koffieに当て字したもののもよう。tsuyama255.net/youan/index.ht…
2015-08-02 20:26:38
あと、珈琲好きの人が史実を元にしたフィクションコミのエッセイで、日本編も結構書いているもよう。> bit.ly/1OWT3Ia
2015-08-02 20:31:50
@feio0_ 確定した。青空文庫に紐付いた検索サービスで 「珈琲」「コーヒー」で検索すると用例が出てくる。let.osaka-u.ac.jp/~tanomura/kwic… 夏目漱石『三四郎』で「コーヒー」も使ってるし、確定でしょう。1908年のカタカナ語ということになる。
2015-08-02 20:34:20
「青空文庫を近代日本語のコーパス(=文例データベース)として使う」という発想は『てにをは辞典』から最近勉強させてもらったが、大正クトゥルフとかの細部を詰める際にそのまま有効な手法だなこれ。
2015-08-02 20:35:55
明治・大正・昭和期の東京については、調べると結構な頻度で下層社会のことがどんどん出てくるので、メンタルダメージを受けないようにするのが結構大変。『日本の下層社会』『最暗黒の東京』とか。あとモータリゼーションが来る前は結構運河(河川の道)も強かったんでそこを押さえておくといいかも。
2015-08-02 20:43:58
@tricken 口偏の方が古く、中国語ではいまも口偏の方の文字を使ってるよ chuken.gr.jp/promenade/2_30…
2015-08-02 20:54:42
おおー、漱石が「コッヒー」「コフヒー」と音写していた時もあるのか。どの作品だろ。RT @ttt_cellule: @tricken 口偏の方が古く、中国語ではいまも口偏の方の文字を使ってるよ chuken.gr.jp/promenade/2_30…
2015-08-02 20:55:50
>「僕はコフヒーを飲む。此豚は駄目だ」と甲野さんは又女を外して仕舞ふ。(『虞美人草』七) >コフヒーが凡てのうちで一番好きだ。此間和蘭公使館で飲んだコフヒーが一番上等である。(『日 記』明治 44 年 7 月 10 日) chuken.gr.jp/promenade/2_30…
2015-08-02 20:57:20
@tricken ウィキペディア見るとあたかも中国語だけが咖啡表記してるふうだけど漱石が当時の現代中国語まで解していたというよりはそのころの日本語表記が複数あり、そのうち一つ咖啡表記が中国語で定着したのかもね
2015-08-02 20:58:59
@tricken 虞美人草は1907年(明治40年)かaozora.gr.jp/cards/000148/c… たださっきのpdfを見る限り、夏目漱石の語用が一番メジャーとも断言できないので、ここはもう著者の気分でいい気もする。漱石はイギリス留学をしているから蘭語より英語を意識するだろうし。
2015-08-02 20:59:31
@tricken しかし三四郎は1908(明治41)aozora.gr.jp/cards/000148/c… なんで、底本で誰かのルビが混じって青空文庫に入っている可能性も否定はできず、めんどくさいな。
2015-08-02 21:00:48
@tricken 出典記載ないけど、咖啡表記は中国語で清代にはすでにあったとか。 sp.okwave.jp/qa/q2626958.ht…
2015-08-02 21:02:27
むー、清代のいつかによって大分話が変わりますね。もちろんコーヒー文化は13世紀アラブまで遡れるので不思議ではないですが。RT @ttt_cellule: @tricken 出典記載ないけど、咖啡表記は中国語で清代にはすでにあったとか。 sp.okwave.jp/qa/q2626958.ht…
2015-08-02 21:03:14
@tricken 日本語の「珈琲」だと中国語発音ではコーヒーやカフェとは似ても似つかぬものになるようなので( s.ameblo.jp/lie-zi/entry-1… )、日本人が編だけいじって加工したのでは感
2015-08-02 21:04:46
前の文字、見覚えあると思ったらカレーのカですね。音写として使うのかな |@ttt_cellule: 日本語の「珈琲」だと中国語発音ではコーヒーやカフェとは似ても似つかぬものになるようなので( s.ameblo.jp/lie-zi/entry-1… )、日本人が編だけいじって加工したのでは感
2015-08-02 21:06:34
真面目にやろうとすると、中国語版のOEDに中たるものにあたることになるんだろうかね。名付け親と呼ばれた人が「珈琲」を用いたのか「咖啡」だったのかが争点になりそう。>咖啡/珈琲/可否/骨非/骨喜/koffie/coffe/コフヒー/コッヒー/コーヒー
2015-08-02 21:11:02
@tricken 日本の近代端境期にコーヒーを飲む文化とその文物はどこから入ってきて、中国はそのときどんなドミナンスあったのか、興味深い
2015-08-02 21:12:33
@ttt_cellule 英国でコーヒーハウスができたのは17世紀、その後にロンドン大火のあとに建築事情が向上してアフタヌーンティー文化が始まり、その時期に三角貿易で徐々にムガル帝国と清帝国が食い物にされ始めた、あたりの文化史ですねえ。
2015-08-02 21:13:40
@tricken ふんふん。中国は日本より沸かし水でものを飲むので、外国茶やコーヒーは浸透しやすいと思うよ。輪切りレモンの乾燥させたものも、広義では「中国茶」。ドライフルーツの文化が日本より豊富なんだろうと思う
2015-08-02 21:15:54