ウチューじん・ささき @uchujin17 さんのコンピュータ歴史博物館のツイートまとめ
グーグル・マウンテンビュー・キャンパスに隣接しているコンピュータ歴史博物館へ行ってました。昔サンタクララにあったインテル博物館はクソだったけど、ここはすごい。僕の昔話ツイートなんかより10倍楽しくて100倍勉強になるぞ!computerhistory.org
2015-08-02 06:50:39入り口近くに展示してあるバベッジの階差エンジン復元模型(一部)。こんなのは序の口。 pic.twitter.com/1W1j6Qxgit
2015-08-02 06:58:501959年テレフンケン製RAT700アナログコンピュータ。アナログコンピュータって名前はよく聞くけど、実機を見る機会はそうそうないと思う。 pic.twitter.com/JTJE5eKcM5
2015-08-02 07:01:161968年REACアナログコンピュータのプログラミングボード(パッチパネル)。当時のエンジニアが何かの方程式を解くために組んだ配線がそのまま残されているんだよ! pic.twitter.com/Sts17NlVps
2015-08-02 07:03:09波動エンジン?核融合炉?いえいえ、1951年製UNIVAC計算機の水銀遅延線メモリーユニット。18本の遅延線モジュールが放射状に装着され、これが丸々液体窒素に漬けて冷却されます。 pic.twitter.com/Vm9w2LOx07
2015-08-02 07:06:30荘厳さを感じるSAGE防空システムのコンソール。SAGEは50-60年代の米空軍「センチュリー」ジェット戦闘機を語る上で必ず登場するキーワードだけど、実物を見れる機会は滅多にない! pic.twitter.com/UNevUP6lhg
2015-08-02 07:08:55HAL9000感がみなぎるミニットマン核弾道弾の電子管制装置(1960)。展示品にはいちいちスペックが記されています。ミニットマンの管制装置は24bitx12.8KHz演算、メモリー容量5Kバイト。 pic.twitter.com/s8niKUd3kp
2015-08-02 07:11:10世界最初のスーパーコンピューターCRAY-1の基盤装着状況。密着挿入された基盤の熱は左右のアルミ製レールを通して強度フレーム兼用のステンレス製造フロン巡回冷却筒へと導かれます。 pic.twitter.com/7CdLc6dwbd
2015-08-02 07:15:41始まりの終わり。たった1台しか製造されなかったCRAY-3のガリウム砒素素子ボードと配線の一部(1995)。ゴルゴンの髪の毛みたいな配線の束に、袋小路に行き詰ったCRAYアーキテクチャの末路を見る気持ち…。 pic.twitter.com/nswK3d4AVP
2015-08-02 07:17:52アップル1(1976)、スティーブ・ウォズニアックの直筆サイン入り。当時の売価$666.66。これ今オークションに出したら軽く数万ドルは付くだろうな…。 pic.twitter.com/OqSqtF5yOQ
2015-08-02 07:21:05ゼロックスのALTOシステム(1973)。マウス、ウィンドウGUI、WYSWYG印刷、イーサネットの歴史を語る上で欠かせない存在だけど、これも実物を見る機会は滅多にないはず。 pic.twitter.com/lD8b6jAcL5
2015-08-02 07:23:09映画「ウォー・ゲーム」で銀幕を飾ったIMSAI8080キットコンピュータだ!「Shall we play a game?」 pic.twitter.com/E6gBxqul3p
2015-08-02 07:24:55「スペース・インベーダー」のイメージ画を背景に展示されているアタリのゲームコンソール、一番左は基盤剥き出しの試作機!よくこんなの残ってたなぁ…。 pic.twitter.com/o7h4KrjHmH
2015-08-02 07:27:37ずらり並んだゲームコンソール。ファミコン(NIS)が無いのは特別扱いで反対側の壁に展示されているから。ひときわ目立つ金色の箱は…バンダイPipinの限定仕様だよ…(つД`) pic.twitter.com/pGzBPZ3SvM
2015-08-02 07:30:25…とまぁ、ひときわネタ度の高い写真だけを紹介しましたが、これが展示品のほんの一部!全ての展示品にはスペックが記され、重要なものには解説板が置かれ、展示品のストーリーを語るビデオが流れているという懇切丁寧ぶり。全部真面目に見ていたら半日あっても足りないかも。
2015-08-02 07:32:29コンピュータ歴史博物館はサンフランシスコからもほど近いので、北カリフォルニアを訪れる人はぜひ行ってみてください。グーグルマップで場所はコチラ google.com/maps/place/%E3…
2015-08-02 07:34:03おまけ。パンチカード式コンピュータ全盛時代を伝える展示品だけど、なぜマツダ流通センターなのかは謎。 pic.twitter.com/GmsEDo5F4E
2015-08-02 07:44:07@VerREjkai SAGEパネルの右下に展示箱が写っていますが、ここに展示されている2個のキャップには鉛筆で「I dont understand this」などの落書きが書いてあるんです。まさに「設計と現場のギャップ」を伝える「わかってる」展示でしょ!(゜∀゜)
2015-08-02 07:50:51SAGEに投資に見合う実用性があったかは疑問ですが、そこで開発された技術がその後の航空宇宙の発展に寄与したこともまた事実。SAGEのレーダー操作板とレトロフューチャー感あふれるライトガン。GUIとポインティングデバイスの元祖です。 pic.twitter.com/PTRdh6xuWO
2015-08-02 07:54:24@kazz045 僕みたいなナウでヤングな若者にとっては、懐かしいとはこのくらいまでです(´Д`) pic.twitter.com/TdRvLpWtDf
2015-08-02 08:03:18遅延線メモリーというのも面白い代物です。水銀を詰めた管の片側にマイクとスピーカーを付けて、スピーカーから発した音響信号が一定時間遅延して返ってくるのをマイクで拾って増幅して再びスピーカーから発信するという原理。
2015-08-02 10:09:47情報は遅延管の中を行ったり来たりする一定パターンの音響情報のかたちで記録されます。書き込むときはマイクとスピーカーの間に介入して発信パターンを変更します。
2015-08-02 10:11:05現在我々が慣れ親しんでいる記憶素子は「空間」に対して情報を記録しますが、遅延線メモリーは「時間」に対して記録するというのがサイバーパンク的。もっとも、ミクロ的に見れば波形情報は空間軸(遅延線長)を変化しながら伝達しており、それを端で時間軸にプロットしているだけではあるのですが。
2015-08-02 10:13:53個人的には、真空管コンピュータの多くがデジタル式であり、アナログ計算機ではなかったことが発見でした。電磁式(リレー式)デジタルコンピュータは信頼性や演算速度の不利で早々に真空管にとって代わられたようです。
2015-08-02 10:15:48そのへんが「わかってる」素晴らしい展示。1ビットの記憶素子「フリップフロップ」の変遷。リレー(1944)、真空管(1955)、トランジスタ(1964)、IC(1966)、VLSI(2009)。 pic.twitter.com/TcDhJELzA8
2015-08-02 10:19:11