.@naoya_fujita　が三面ニュースから想像力をはためかせた！

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

これは美しい話だな……「北九州市の指定暴力団工藤会系の60代の組員が、昨年の国勢調査で調査員を務めていたことが1日、分かった。／　同市によると、組員は小倉北区の50世帯ほどを受け持ち、昨年8～11月、調査票の配布から回収までを行い、数万円の報酬を得た。」

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

暴力団の組員がちゃんと５０世帯を受け持って配布と回収をしたんだから、報酬をもらって当然と思うが。ちゃんと働いてえらいじゃないか。独自の回収ノウハウを国のために生かしたんだろうｗ　竹内力主演で映画にしてもらいたいものだ。

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

非合法の暴力のノウハウが、国のために生かされた。国勢調査に回答しない家に張り紙をしたりドアを殴るなどの闇のテクニックを活用し、国に奉仕する労働に喜びを見出す６０歳の老組員。しかし、その彼の純粋なる善意の奉仕を、マスメディアは叩くのだった。……というストーリーでいけるな。

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

「わいも世間さまに顔向けできない家業ばしよってきたと。もう後先も長くねえとばい。最後に親方日の丸からこのような通知が来たのは運命たい。赤紙が来て死によった連中に示しがつかんとばい。最後にわいは国のために、陽の当たる仕事ばさしてくれるっちゅう神様の計らいとよ」

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

老組員はそう言って微笑む。献身的に、５０世帯の回収に取り組む老組員。時には、ちょっと首を絞めて脅しちゃったり、ナイフを突きつけちゃったり、拳銃をポケットから突きつけたり昔の癖が出ちゃうお茶目なところもあるが、なんとか仕事をやり終えた彼は、自分が新聞に出ているのを知る。

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

「わしがなんばしよったか。わしが一生懸命働いても、組員だったというだけでダメばいうんかいな。戦争後のどさくさで、わしは組員になるしか生きる道が無かったんじゃ。それから道を踏み外し、悪いこともした。その贖罪も許されないのか。とんこつラーメンうまかばい」という台詞で映画館は号泣。