ネウロ(ネウヤコ)SS

月空の気まぐれに呟いたネウヤコSSです^p^ ※突然話変わったりします。SSごとに色変えてますが見にくくて(醜くて)ごめんね!!
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月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

【歌から妄想】お腹すいて魔界からやってきた魔人ネウロは捕獲されて研究所に隔離される。その気になればすぐに脱出できるんだけど、大人しく小さな檻の中で住んでいた。ある時その研究所で働く夫婦の子供で、よく遊びに来てた6歳ぐらいの弥子ちゃんに一目惚れしたから。

2010-09-27 20:33:54
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

【歌から妄想】研究者たちの隙を見ては脱走して遊びに来た弥子ちゃんと密会するネウロ。気づけば弥子ちゃんはすくすく大きくなり16歳になって両親と同じ研究者の道を歩むことに。同じ研究者の笹塚さんやヒグチさんなんかと仲良くする弥子ちゃんに、成長しないネウロさんはどんどん疎外感を覚える。

2010-09-27 20:37:11
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

【歌から妄想】魔界にいた頃にはなかった感情に戸惑う魔人。そこに国から危険生物(ネウロ)排除の命令が出されたことをしったネウロは手がかかる前に檻を破り壁を壊して脱出する。

2010-09-27 20:40:47
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

【歌から妄想】「帰ろう。その前に我が輩がこの世界にいた記録記憶を全て消さなければ・・・」魔帝兵器を召還するネウロだけど、途中で大きな鞄を持って現れた弥子ちゃんを見て踏みとどまる。「帰ったところで何になる。魔界にヤコはいないのに!」

2010-09-27 20:43:54
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

【歌から妄想】高台にいたネウロは飛び降りて、逆さに弥子ちゃんと顔を向き合わせる。ニッコリ笑って、「その鞄に入っている注射を我が輩に打つつもりだろう?」

2010-09-27 20:49:01
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

【歌から妄想】国からの命を受けた研究者たちは、ネウロと仲の良かった弥子ちゃんに注射器の入った鞄を持たせた。「君ならアイツの隙をついてこれを打てるはずだ」家族から同僚から全ての人たちからそう言われた弥子ちゃんはなくなく鞄を持ってネウロの元へ走ったのだ。彼を「排除」するため。

2010-09-27 20:51:19
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

【歌から妄想】それでも、小さな頃から彼を知っていた弥子ちゃんは混乱して固まってしまう。そんな彼女を他所に、ネウロは笑って言う。「ああ、ヤコ。本当は疑っているのだ。貴様は我が輩を殺しに来たのではないかと。でも我が輩は、信じているぞ。信じていたいぞ。だから打て、ヤコ」

2010-09-27 20:54:12
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

【歌から妄想】鞄から注射器を取り出して、弥子ちゃんに握らせるネウロ。弥子ちゃんは嫌嫌と首を振る。打てば、彼は、しんでしまう。信じるネウロを裏切ることになる。でももう引き返せない、皆が彼の「排除」を弥子ちゃんに任せたから。「みんな(人間)の平和」と「ネウロ」を天秤にかけた彼女は…

2010-09-27 20:58:37
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

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2011-01-11 22:38:27
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

ヤコ、とその名前を口に出した時にはもういなかった。先ほどまで太陽がそこにいたはずの空は黒に染まり、夜が来たことを知らせる。ああ、もうそこまで時間が経っていたのか。変化に気付かぬほど我が輩は思考を巡らせていたのか。あのちっぽけな、奴隷を思って。(続

2010-12-14 22:20:23
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

簡単な話だ。欲しいのなら、この手で掴み取ればいいだけのこと。ここに来る前の我が輩ならそうしていた。何の躊躇も恐れもなく。しかし今は違う。頭のどこかがこの本能を遮ろうとして、振り払った頃には欲しい物はもうその場になく、思考はそのままに時間だけが過ぎているのだ。(続

2010-12-14 22:22:02
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

我が輩でもわからない。一体何を迷う必要があるのか?瞼を閉じれば、浮かぶ姿。『アレ』は、奴隷。腕を千切ろうと目を抉り抜こうと我が輩の自由。なら、何に恐れているのか。まさか――――嫌われたくない、などと言うつもりか。この脳は。脳噛は。あの奴隷に。あの、娘に。(続

2010-12-14 22:22:32
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

嗤ったところで何も返ってこない。足りない。一人は手を伸ばし、喘ぐ。ヤコが欲しいと。あの温もりをこの手に、と。それを止めるもう一人も、結局は、ヤコが欲しくてたまらないわけだ。その事実に、また失笑。瞼を開けた所で、あるのは暗闇だけで。―そして今夜も我が輩は、空を抱いて眠る。

2010-12-14 22:26:03
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

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2011-01-11 22:38:27
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

「そんなところにいたんだ」頭上から明るく高い声がする。顔を上げなくても分かる。いつも談話室で遠慮なく大量の菓子パンを頬張っている少女が、我が輩の犯したことも知らずヘラヘラと間抜けな笑みを浮かべているのだろう。(続)

2010-12-20 23:52:47
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

実験だと伸びた手を無意識に振り払って、研究所の裏庭まで走ってきた。別に逃げたかったわけではなかったのだが、これで捕まれば今よりも我が輩の管理は一層厳しくなるだろう。前なら簡単に抜け出せたが、これからもそう上手くいくとは限らない。(続)

2010-12-20 23:55:20
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

次回からの実験・解剖が手酷くなろうが構わない。が、研究者たちの後ろで一人遊ぶヤコと会えなくなるかも、ということの方が気がかりだ。何故上級魔人の我が輩がミトコンドリア以下の人間の娘を気にしているのか?ヤコと出会ってから生まれた、食えぬ謎だ。(続)

2010-12-20 23:57:43
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

予感しているのだ。この「謎」がいつか、この身を滅ぼすことになるだろう、と。「ねえ、ねえったら!」体を揺さぶられ、ハッと意識を戻す。弥子は無邪気に微笑みながら、化け物である我が輩の体を躊躇なく揺する。「皆が呼んでたよ?もうご飯の時間だからネウロを呼んできてって」(続)

2010-12-20 23:59:24
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

我が輩は動揺した。バレて、いるのか。奴らには。我が輩が抱く「謎」のことも。それを使って奴らは、何も知らないヤコにお願いという名の命令をして、我が輩をおびき寄せようとしている。ヤコが、利用されている、現実。冷える何処かとどす黒い炎を燃やす何処か。(続)

2010-12-21 00:01:37
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

ヤコを見れば、何やら不安そうに我が輩の顔を覗き込んでいた。恐らく顔を顰めて何か考え事をしている我が輩のことが分からなくなったのだろう。我が輩は一つ大きな溜息を吐いて、ヤコに手を差し伸べた。「ああ、行こう」曇った表情をしていたヤコの顔がぱぁああと輝いた。(続)

2010-12-21 00:02:20
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

小さく、温かな手。繋いで向かう先にあるのは、我が輩でも想像しきれない『暗闇』だろう。それでも我が輩にその未来を変える力など何処にもない。変えようとも思わない。ただ、ヤコまでもその『暗闇』に身を投げさえしなかったら…喜んで差し出してやろうではないか、魔人の身体。(終)

2010-12-21 00:04:16
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

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2011-01-11 22:38:27
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

【あらすじ】最近巷で話題の怪盗の招待は、実は私立現役女子高生の桂木弥子。とある理由で、依頼された物を(ドジりつつも)完璧に盗んでいく。しかしそんな彼女には一つ大きな問題があった…(続

2010-12-29 21:39:17
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

それは警察官、脳噛ネウロ。毎度弥子が盗む予定の場所の警備に当たってきては、トラップで弥子を邪魔し小馬鹿にする。だが何故か罠にかかった弥子を捕まえようとしない…(続

2010-12-29 21:41:07
月空(ナユチャンゲーマーレベル0) @GETUKUU_

今夜もある物を盗もうとする弥子。しかし今回の障害はネウロだけでなかった。「正義ヒーロー結社6」と名乗る謎の6人組が怪盗(弥子)を捕らえると言ってきたのだ。どうなる弥子ちゃん!(あらすじ終

2010-12-29 21:44:45