安全という幻想(郡司篤晃・2015年)

「薬害」エイズの時の厚生省担当課長として、激しいバッシングに遭った郡司篤晃さんの著書(2015年)を読みながらのツイートです。 原文の趣旨を損なわないように省略しているツイートもあります。 郡司さんは2015年9月ご逝去されました。 謹んでご冥福をお祈りします。
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Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat

郡司篤晃さん死去 薬害エイズで証人喚問:朝日新聞 asahi.com/articles/ASH9V… 懐かしい名前が。1994年のことだったか。

2015-09-27 08:44:43

著書について

s_matashiro @glasscatfish

こんな本が出ていた! 「沈黙を破って」なのかな、それとも何冊もあれから出してるのかな。 薬害エイズの時の厚生省生物製剤課長の本。 seigpress.jp/book/安全という幻想 pic.twitter.com/MDJBZZpxj3

2015-08-05 21:09:48
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s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish やはり「沈黙を破って」出版だった。 日本では「個人の責任追及に走りすぎて、なぜそのようなことが起こったかという大事な構造的な議論に蓋をしてしまった。」 いつもだね。どの大事故でもそう。 人を叩けさえすりゃ、正義になった気になる。

2015-08-05 21:22:35

「薬害」エイズ以前の郡司氏

s_matashiro @glasscatfish

「串木野さのさ」二番の歌詞 落ちぶれて、袖に涙のかかるとき、 人の心の奥ぞ知る 朝日を拝む人はあれど、 夕日を拝む人は無い (郡司氏が鹿児島県衛生部長当時、地域の予防医療に貢献した先人を称えた弔辞で引用)

2015-08-06 08:15:41
s_matashiro @glasscatfish

丸山ワクチンのHPがあるのか vaccine.nms.ac.jp/general/index0… 阿修羅も濃い asyura2.com/0401/health8/m… 当時、生物製剤課長の郡司氏は 「ぜひ例数を集めて統計学的なデータを用意して製造承認を申請して下さい」 とお願いし統計学者を紹介したらそれっきり

2015-08-05 23:09:19
s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish それっきり、(議員からの「丸山ワクチンを認可しろ」などという圧力)騒ぎは収まってしまった。

2015-08-06 00:56:18

血液製剤をめぐる状況(1980年代)

s_matashiro @glasscatfish

【1980年頃の血液製剤をめぐる状況】 日本では血漿や血液由来のアルブミン製剤(輸入)などが大量に消費され、世界中の採血量の30%にも達していた。 国内で血液製剤を作ろうとすると「善意の献血で金儲けをするのか」とマスコミに叩かれるため、日赤は製薬会社への提供に否定的な態度

2015-08-06 08:04:39
s_matashiro @glasscatfish

【1980年頃の血液製剤をめぐる状況】 日本では血友病患者の為の血液製剤の95%を米国からの輸入に頼っていた。国内で製造する為には日赤から民間会社への委託交渉難航 WHO的にはヒトの血液や組織の売り買いは好ましくない 国際的には、輸入に頼る日本と売血から製剤を作る米国が特異な状態

2015-08-06 08:50:44
ナオサン@妖怪タングステン研ぎ @naoshim

@glasscatfish 献血の啓蒙推進だけでなく、血液製剤がどのような歴史を辿りどのように供給されているか、また、各日赤BCや血漿分画センターの業務等ももっと広く知ってもらうといいですよね。 【血液事業を知ろう】大阪府赤十字BC wanonaka.jp/blood/history.…

2015-08-08 07:32:46

「薬害」エイズ裁判

「薬害」とカッコつきなのは、関係者の責任を問うた裁判などでエイズウイルス同定以前の感染者まで問題にされていることが理由の一つです
被害者救済の裁判は和解。以下は安倍医師に対する刑事裁判です

s_matashiro @glasscatfish

「薬害エイズ」の裁判は1985年5月の時点で、感染リスクを考慮して血液製剤の投与を避けるべきかが争点。 判決は無罪。検察は控訴したが被告の死亡で裁判は終了。 判決文は次の本にCD付録 安部英医師「薬害エイズ」事件の真実 現代人文社 amazon.co.jp/dp/4877983864/

2015-08-07 07:48:36
s_matashiro @glasscatfish

この判決文366ページのうち200ページ以上が当時のエイズに関する知見の記述に割かれている。極めて公平で詳細な記述で読みこなすには医学的知識が必要。判事の一人(上田哲氏)は医学部出身であった。 裁判ではHIVウィルスをモンタニエと発見したシヌシが出廷し、米NIHのギャロも証言

2015-08-07 08:01:08
s_matashiro @glasscatfish

フランス・シヌシ氏の証言 HIV(LAV)の発見報告は83年だが、このウイルスが認知されたのは84年5月のギャロの報告(追確認し訂正した報告)後一年くらいかけて徐々にであった。しかし、臨床家の中には86年の時点でも原因ウイルスについての混乱があった。

2015-08-07 08:15:09
s_matashiro @glasscatfish

シヌシ氏(HIV発見でノーベル賞受賞)の証言は被告側からの招聘で実現したが、法廷で彼は「既に日本の当局に同じ内容を話している」とコメント。 被告弁護士の請求で提出され、、証拠採用。検察に不利な証拠として隠されていた。 また、当時の抗体陽性と感染性の認識についても争われた。

2015-08-07 08:36:31
s_matashiro @glasscatfish

安部氏の裁判(無罪)の為に、検察が厚労省を家宅捜索。第一回会議のテープが発見され、NHKスペシャルとは正反対に、郡司氏が米国での血液製剤回収を報告していたことが確定。 慌てたNHKは、郡司氏が信頼関係を築いたと感じてた川田親子を利用し、新たな印象操作番組を作成して個人攻撃再開。

2015-08-07 19:55:07
s_matashiro @glasscatfish

血液製剤によるエイズ感染者のかなりの部分が、郡司氏が課長時代に輸入血液製剤(米国から)により感染していた。この時期の血液製剤による感染が予見できないとすると、原告団は分断されてしまう。こうした内輪の事情から、当時の行政側の担当責任者(郡司氏)を悪者に仕立て上げた面がある。

2015-08-07 20:01:02
s_matashiro @glasscatfish

.@monocat33 @nikogori2010 アメリカ擁護というよりは、日本とアメリカでは血液製剤に対する行政の考え方と制度が違いすぎて、そのままでは損害賠償は請求できないらしいです。実際、海外でもそうした例は多い。 そのため、日本では行政側の生け贄が必要だったようです。

2015-08-08 12:31:54

マスコミ・政治家による捏造と印象操作

s_matashiro @glasscatfish

『安全という幻想』 NHKとマスコミがどう郡司氏をハメて追い詰めたか、になってきた。 NHKスペシャル『埋もれたエイズ報告』で郡司氏が報告しなかったとされた米国での血液製剤回収情報も後で録音テープが出て捏造判明 NHKで出世してその後 j-cast.com/tv/2008/12/020…

2015-08-06 23:42:13
リンク J-CASTテレビウォッチ 新プロジェクトなのか? 「万引き」NHK職員「店から脅迫」 <テレビウォッチ>警察には「やりました」と認めながら、取材記者には「店員から暴行や脅迫を受けた」と。スタジオでは「全然違うじゃないですか?」(ジャーナリストの鳥越)と、批判が噴出した。 ...
s_matashiro @glasscatfish

@monocat33 @nikogori2010 一回目のNHKスペシャルの根拠がひっくり返った後、同じプロデューサーがそれを糊塗する為に名前を伏せて二回目のNHKスペシャルを作ったようです。 郡司氏をおびき出すために、川田龍平氏との対談で本を作るという企画を利用したんだとか。

2015-08-08 12:28:19