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安全という幻想(郡司篤晃・2015年)

「薬害」エイズの時の厚生省担当課長として、激しいバッシングに遭った郡司篤晃さんの著書(2015年)を読みながらのツイートです。 原文の趣旨を損なわないように省略しているツイートもあります。 郡司さんは2015年9月ご逝去されました。 謹んでご冥福をお祈りします。
医療 健康 薬害 エイズ
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Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
郡司篤晃さん死去 薬害エイズで証人喚問:朝日新聞 asahi.com/articles/ASH9V… 懐かしい名前が。1994年のことだったか。

著書について

s_matashiro @glasscatfish
こんな本が出ていた! 「沈黙を破って」なのかな、それとも何冊もあれから出してるのかな。 薬害エイズの時の厚生省生物製剤課長の本。 seigpress.jp/book/安全という幻想 pic.twitter.com/MDJBZZpxj3
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s_matashiro @glasscatfish
@glasscatfish やはり「沈黙を破って」出版だった。 日本では「個人の責任追及に走りすぎて、なぜそのようなことが起こったかという大事な構造的な議論に蓋をしてしまった。」 いつもだね。どの大事故でもそう。 人を叩けさえすりゃ、正義になった気になる。
「薬害」エイズ以前の郡司氏
s_matashiro @glasscatfish
「串木野さのさ」二番の歌詞 落ちぶれて、袖に涙のかかるとき、 人の心の奥ぞ知る 朝日を拝む人はあれど、 夕日を拝む人は無い (郡司氏が鹿児島県衛生部長当時、地域の予防医療に貢献した先人を称えた弔辞で引用)
s_matashiro @glasscatfish
丸山ワクチンのHPがあるのか vaccine.nms.ac.jp/general/index0… 阿修羅も濃い asyura2.com/0401/health8/m… 当時、生物製剤課長の郡司氏は 「ぜひ例数を集めて統計学的なデータを用意して製造承認を申請して下さい」 とお願いし統計学者を紹介したらそれっきり
s_matashiro @glasscatfish
@glasscatfish それっきり、(議員からの「丸山ワクチンを認可しろ」などという圧力)騒ぎは収まってしまった。
血液製剤をめぐる状況(1980年代)
s_matashiro @glasscatfish
【1980年頃の血液製剤をめぐる状況】 日本では血漿や血液由来のアルブミン製剤(輸入)などが大量に消費され、世界中の採血量の30%にも達していた。 国内で血液製剤を作ろうとすると「善意の献血で金儲けをするのか」とマスコミに叩かれるため、日赤は製薬会社への提供に否定的な態度
s_matashiro @glasscatfish
【1980年頃の血液製剤をめぐる状況】 日本では血友病患者の為の血液製剤の95%を米国からの輸入に頼っていた。国内で製造する為には日赤から民間会社への委託交渉難航 WHO的にはヒトの血液や組織の売り買いは好ましくない 国際的には、輸入に頼る日本と売血から製剤を作る米国が特異な状態
ナオサン@妖怪タングステン研ぎ @naoshim
@glasscatfish 献血の啓蒙推進だけでなく、血液製剤がどのような歴史を辿りどのように供給されているか、また、各日赤BCや血漿分画センターの業務等ももっと広く知ってもらうといいですよね。 【血液事業を知ろう】大阪府赤十字BC wanonaka.jp/blood/history.…
「薬害」エイズ裁判

「薬害」とカッコつきなのは、関係者の責任を問うた裁判などでエイズウイルス同定以前の感染者まで問題にされていることが理由の一つです
被害者救済の裁判は和解。以下は安倍医師に対する刑事裁判です

s_matashiro @glasscatfish
「薬害エイズ」の裁判は1985年5月の時点で、感染リスクを考慮して血液製剤の投与を避けるべきかが争点。 判決は無罪。検察は控訴したが被告の死亡で裁判は終了。 判決文は次の本にCD付録 安部英医師「薬害エイズ」事件の真実 現代人文社 amazon.co.jp/dp/4877983864/
s_matashiro @glasscatfish
この判決文366ページのうち200ページ以上が当時のエイズに関する知見の記述に割かれている。極めて公平で詳細な記述で読みこなすには医学的知識が必要。判事の一人(上田哲氏)は医学部出身であった。 裁判ではHIVウィルスをモンタニエと発見したシヌシが出廷し、米NIHのギャロも証言
s_matashiro @glasscatfish
フランス・シヌシ氏の証言 HIV(LAV)の発見報告は83年だが、このウイルスが認知されたのは84年5月のギャロの報告(追確認し訂正した報告)後一年くらいかけて徐々にであった。しかし、臨床家の中には86年の時点でも原因ウイルスについての混乱があった。
s_matashiro @glasscatfish
シヌシ氏(HIV発見でノーベル賞受賞)の証言は被告側からの招聘で実現したが、法廷で彼は「既に日本の当局に同じ内容を話している」とコメント。 被告弁護士の請求で提出され、、証拠採用。検察に不利な証拠として隠されていた。 また、当時の抗体陽性と感染性の認識についても争われた。
s_matashiro @glasscatfish
安部氏の裁判(無罪)の為に、検察が厚労省を家宅捜索。第一回会議のテープが発見され、NHKスペシャルとは正反対に、郡司氏が米国での血液製剤回収を報告していたことが確定。 慌てたNHKは、郡司氏が信頼関係を築いたと感じてた川田親子を利用し、新たな印象操作番組を作成して個人攻撃再開。
s_matashiro @glasscatfish
血液製剤によるエイズ感染者のかなりの部分が、郡司氏が課長時代に輸入血液製剤(米国から)により感染していた。この時期の血液製剤による感染が予見できないとすると、原告団は分断されてしまう。こうした内輪の事情から、当時の行政側の担当責任者(郡司氏)を悪者に仕立て上げた面がある。
s_matashiro @glasscatfish
.@monocat33 @nikogori2010 アメリカ擁護というよりは、日本とアメリカでは血液製剤に対する行政の考え方と制度が違いすぎて、そのままでは損害賠償は請求できないらしいです。実際、海外でもそうした例は多い。 そのため、日本では行政側の生け贄が必要だったようです。
マスコミ・政治家による捏造と印象操作
s_matashiro @glasscatfish
『安全という幻想』 NHKとマスコミがどう郡司氏をハメて追い詰めたか、になってきた。 NHKスペシャル『埋もれたエイズ報告』で郡司氏が報告しなかったとされた米国での血液製剤回収情報も後で録音テープが出て捏造判明 NHKで出世してその後 j-cast.com/tv/2008/12/020…
リンク J-CASTテレビウォッチ 新プロジェクトなのか? 「万引き」NHK職員「店から脅迫」 <テレビウォッチ>警察には「やりました」と認めながら、取材記者には「店員から暴行や脅迫を受けた」と。スタジオでは「全然違うじゃないですか?」(ジャーナリストの鳥越)と、批判が噴出した。 ...
s_matashiro @glasscatfish
@monocat33 @nikogori2010 一回目のNHKスペシャルの根拠がひっくり返った後、同じプロデューサーがそれを糊塗する為に名前を伏せて二回目のNHKスペシャルを作ったようです。 郡司氏をおびき出すために、川田龍平氏との対談で本を作るという企画を利用したんだとか。
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コメント

りゅとさん⋈しばらく浮上しません @lute_the_fool 2015年8月8日
「個人の責任追及に走りすぎて、なぜそのようなことが起こったかという大事な構造的な議論に蓋をしてしまった。」の一文がわかりすぎて首をぶんぶんと縦に振ることしか出来ない
s_matashiro @glasscatfish 2015年8月8日
まとめを更新しました。 @naoshim さんのツイートを追加しました
Briareos@残弾数はいつも────── @briareos 2015年8月8日
なぜ責任追求に走るのかって、そりゃマスコミ自身に解説する能力が絶望的なまでに欠けてることと、特定の個人に責任を押し付けてスケープゴートにしちまえば、あとの記事を書くのが楽だからなんじゃないでしょうか。たちが悪いのは、その「相手」が本来「責任を取るべき立場かどうか」については、どうでもいいと思ってるフシがあることですかね
かんがへなし @kangahenasi 2015年8月8日
「ハラキリ」の ならはしの なごりなのかも しれない
道草クー太郎 @KutaroMichikusa 2015年8月9日
私の記憶に焼きついているのは、人の命を守るべき医師(安倍氏)や厚生省の役人が利権のためにそれと反対のことをやり、正義のジャーナリスト(櫻井氏)がこれを厳しく追及(続く)、
道草クー太郎 @KutaroMichikusa 2015年8月9日
にも関わらず最後まで反省しなかった鉄面皮の医師と、市民に頭を下げた立派な厚生大臣。完璧なまでに隙のない構図だった。この構図が実際のものとはかけ離れていたことを知ったのはつい最近のこと。
道草クー太郎 @KutaroMichikusa 2015年8月9日
当時、なぜ私はマスコミに無批判に乗せられてしまったのか。一つは、80年代に私自身の社会認識に大きな影響を与えた某左翼政党の機関紙もマスコミ同様にこの構図に乗っていたこと(読んでただけでなく配っていた立場なので加担者の1人だ)。
道草クー太郎 @KutaroMichikusa 2015年8月9日
医療がメリットとデメリットの複合のなかにあることに無知だったため、疑問が生じる余地が無かったこと。疑問が生じたとしても、専門的知識に関わる知見にアクセスする通路はとても狭かった。裁判の結果が出るころには関心は他のところに飛んでいた。
道草クー太郎 @KutaroMichikusa 2015年8月9日
入ってくる情報の偏りは、それがとてもわかり易い「絵」になっていたことと、医療の専門家がこの「絵」に逆らう発言をしにくい状況があったというのが大きいと思う。これは原発事故とその後の専門家バッシングを経験することで容易に想像できるようになった。
まどちん● @madscient 2015年8月9日
提供しない、というか、提供できる品質のものを作る設備か体制が無いんじゃないかな。医療・軍事・宇宙グレードの半導体は日本ではそもそも量産されない。→「医療用機器には部品を提供しないという社の方針があった」
二十人のろの夢 @drsteppenwolf 2015年8月10日
道草さんの闇歴史の独白に、彼の誠実さを感じた。
二十人のろの夢 @drsteppenwolf 2015年8月10日
薬害エイズ問題は、構造的問題を明らかにして再発を防ごうとせず、政治的見世物に堕してしまっていることに当時訝しく思っていた。そう思っていた医師はその当時かなりいたと思うが、怖くてなかなか声をあげれる状況ではなかった。
二十人のろの夢 @drsteppenwolf 2015年8月10日
甲状腺過剰診断問題は、実は薬害エイズ問題と構造は似ている。
s_matashiro @glasscatfish 2015年8月10日
madscient 要請があっても断っていたのが、現在は、供給するようになったそうです。
宮原篤 / 書籍「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」@9月21日発売 @atsushimiyahara 2015年8月10日
以前この件には関わった。「正義の味方」が大活躍する一方、HIV感染者は著しい差別を受けた。2011年にもデジャブ。
宮原篤 / 書籍「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」@9月21日発売 @atsushimiyahara 2015年8月18日
興味をもった方は、安部英医師「薬害エイズ」事件の真実 も併せて読むことをおすすめする。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877983864
宮原篤 / 書籍「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」@9月21日発売 @atsushimiyahara 2015年8月18日
郡司医師はマスコミで叩かれた後、様々な攻撃を受けている。農学部分子細胞生物学研究所の温品淳一助手は「血友病患者1800人『殺人政策』の責任を取れ!」などと、郡司氏を名指しで批判する立て看板を大学構内に設置。http://www.t-shinpo.com/750/750_1.html#gunji 郡司氏は退職後に名誉毀損裁判を起こし勝訴(温品氏の謝罪文は、本誌で読めます)。
宮原篤 / 書籍「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」@9月21日発売 @atsushimiyahara 2015年8月18日
atsushimiyahara 助手ということなので、温品淳一氏の農学部での業績を調べても出てこない。代わりに出てきたが「原発メーカー訴訟の会」http://maker-sosho.main.jp/koe/1491/ 同一人物なのだろうか?
未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx 2015年8月18日
飛行機など交通機関の事故には逆の印象がありますが… 「個人の責任追及に走りすぎて、なぜそのようなことが起こったかという大事な構造的な議論に蓋をしてしまった。」
w_trlvr @w_trvlr 2015年8月18日
僕も大分前にテレビのニュースでみて、この安倍という医師はとんでもない奴だとばかり思ってたんだよな。ナイーブもにも程があるというか。どんな問題であれ、再発防止には、一旦感情論を脇において問題の所在を突き止め、何故そうなったのかを冷静に見つめることが肝要だという事か。考えてみれば当たり前のようにも思えるんだが、なぜ、それが出来ない(なかった)のかは、一考に値する。それにしてもマスコミの酷さときたら、あいた口が塞がらないな。
s_matashiro @glasscatfish 2015年9月27日
まとめを更新しました。 @Kontan_Bigcat さんのツイートを追加しました。 https://twitter.com/Kontan_Bigcat/status/647919760210984961
luckdragon2009(rt多) @rt_luckdragon 2015年9月27日
郡司医師に対する事実関係って、今でも周知されていない印象がある。世の中は、彼を悪党に仕立て上げたままの意識で止まっているようで、戸惑いを感じる。
luckdragon2009(rt多) @rt_luckdragon 2015年9月27日
私も、事実関係というか裁判などの経緯や証拠などについて知ったのは、中西準子さんのメモを見てで、最近なんですよ。
luckdragon2009(rt多) @rt_luckdragon 2015年9月28日
訂正:郡司医師→郡司篤晃さん(元東大医学部教授、元厚生省薬務局生物製剤課長)  医師の呼称は違うと思うので。
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