長谷川豊氏のSEAlDsデモ批判への批判

Shuu Tsuchita @shuut48

【デモ批判への批判①】まず長谷川氏がなぜこんな文章を書いたのか意図をつかみかねる。「が安保法制に対して反対するデモ」をしている「シールズという集団」は「いい人」なんだが「戦争する連中」なのだそうだ。その主張の意味は読み進めてもわからない。理由が書いていないのだ。

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【デモ批判への批判②-1】「言葉の専門家として、一応、指摘」している「戦争」の「３パターン」に関する話も、どこが「専門家」の指摘なんだかよくわからない。たとえば「１、完全な侵略「戦争」。」を現代社会では「ほぼ起きない」というが、

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【デモ批判への批判②-2】2003年に起きたイラク戦争は米国による完全な侵略戦争だった。おまけに一般住民への虐殺も起きた。イラクで百万人の罪もない市民が死んだことを長谷川氏は知らないのか？

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【デモ批判への批判③】「２、完全な防衛「戦争」。」だから安保法制なんかいらないんだということがわかっているのだろうか。勉強不足は誰だろう。

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【デモ批判への批判④-1】「３、協力するタイプの「戦い」。」そうそう、長谷川氏がおっしゃるように「問題はこれ」だ。第二次イラク戦争では日本も小泉総理が米英を「支持」したが、大義のない戦争だったこと、罪もないイラク国民が殺されたことをデモ参加者たちは問題にしている。

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【デモ批判への批判④-2】その問題意識を、中堅どころのマスコミ人である長谷川氏は、知らずか無視しているか、まったく共有していない。

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【デモ批判への批判⑤】SEALDsKANSAIともかさんのスピーチでデモ参加者たちの問題意識がわかる。iwj.co.jp/wj/open/archiv…　彼女らはイラクの（曲がりなりにも）平和に暮らしていた人々の悲劇に想像を及ぼしている。長谷川氏は、そうした問題意識に何も答えていない。

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【デモ批判への批判⑥】「戦争とは、ごく一部の権力者でありたいだけの「支配したいバカ」と、その権力者の言うことをそのまんま信じちゃったり疑うことをしならない「従うバカ」の共同作業のことを言う」そのとおりではある。だが、その認識がなぜデモ批判になる？彼らは「従うバカ」ではないのに。

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【デモ批判への批判⑦】「戦争したくないんだろ？じゃあ、しなきゃいい。それだけだろ。」意味不明。法治国家で法律不服従のストレスをわかっているのか。だいたい、自国防衛に無関係の戦争をしたくない自衛隊員はどう命令を拒否できるのだ。デモ参加者たちはそうした自衛隊員の思いをも代弁している。

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【デモ批判への批判⑧】「堀江貴文氏が」「戦争なんてしません。もし国が戦争を始めたらすぐにでも海外に行きます」「実はこの言葉がすべての解決策なのだ」こんな解決策をとれる人間なんてこの国に何％いるだろう。本気で言っているのだろうか。

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【デモ批判への批判⑨】「ハナクソでもついてないか？」この上から目線はどういう心理から来るのだろう。デモ参加者への無意味な侮辱だが、まあ、もしかしたら、自分を偽悪化することでデモ参加者を鼓舞しているのかもしれない（笑）。

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【デモ批判への批判⑩】「反対であれば、次の選挙で安倍自民党以外に入れればいいだけの話だ。それはこのクソ暑い中、デモするよりもずっと冷静に行動できる話だ。」どうやらデモは無意味だと言いたいらしい。来年のために今行動していることがわからんわけでもあるまいに。にわかに「邪推」が湧く。

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【デモ批判への批判⑪】デモは確かにたいへんな作業だ。しかし、だからこそ参加者の本気度がわかる。涼しい部屋からネットに投稿するだけでは表現できない真剣さが、為政者を含む他の国民に伝わる。それゆえに政権担当者もデモを恐れるのだ。決して意味のない作業ではない。

Shuu Tsuchita @shuut48

【デモ批判への批判⑫】最後まで読んでも、結局、長谷川氏がデモ参加者を馬鹿にする以外に何を言いたいのかわからない文章だった。むしろ現代史や政治の知識があるのか、疑いをもたせるだけだった。デモ参加者はこういう「批判」を気にする必要はない。がんばろう。