- uchida_kawasaki
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日本放射線科専門医会というところの jcr.or.jp/woman/Protecti… 医療従事者の妊娠と放射線防護について
2015-08-09 16:22:39表2をみると、「子供ががんにならない確率(年齢 0〜19歳)%」が、 胎児の被曝量 0 で 99.7、 50mGy で 99.4、 100mGy で 99.1 とある。 これは ICRP Pub 84 にあるとのこと。
2015-08-09 16:22:41これは、年齢 0〜19歳のあいだにがんになる確率が、胎児の被曝量0 で 0.3% だったのが、 50mGy で 0.6%、100mGy で 0.9% まで増えるということで ある。100mGy で 0.6% が 0-19歳でがんになることになる。
2015-08-09 16:22:43これは、 icrp.org/page.asp?id=35 ここにある ICRP Pub 84 のスライド15にもこの数字が書いてある。元データが何かは不明。
2015-08-09 16:22:45For an individual exposed in utero to 10 mGy, the absolute risk of cancer at ages 0-15 is about 1 excess cancer death per 1,700
2015-08-09 16:22:48「10mGy の胎内被曝で、 0-15 歳でがんで死亡するのは 1700人に1人である」 つまり、10mGy で 0.06% が15歳まででがんで死亡。100mGy まで線型とすると 0.6% が15歳までにがんで死亡。
2015-08-09 16:22:49これは 1Sv で 5% という普通の数字とあまり変わらないようにも見える が、問題はこれは「15歳までに」死亡する割合であること。生涯でのリスクは この何倍か(絶対リスクが年齢とともにある程度でも増えるなら10倍近くにも)になる。
2015-08-09 16:22:51小児の時に発生するがんはベースラインが小さいので統計的に有意になりやす いが、年齢が上がるとベースラインが急激に増え、相対リスクは下がるのでな かなかどうなるかわからないように見える。もちろん、調査期間の問題もある。
2015-08-09 16:22:53ここで pubs.rsna.org/doi/full/10.11… Radiation Exposure and Pregnancy: When Should We Be Concerned?をみてみる。 <li>これは http:
2015-08-09 16:22:54Table 1 では first trimester の被曝での小児がんの増加が 1mGy あ たり 0.017%。但し、first 以外では 0.0043%。平均だと 0.0085% になると。
2015-08-09 16:22:57first trimester だと100mGy で1.7%、平均でも 0.85% で ICRP Pub 84 の数値よりもだいぶ大きい。
2015-08-09 16:22:58Table 2 だと、「子供ががんにならない確率(年齢不明、、、)%」が、 胎児の被曝量 0 で 99.93、 50mGy で 99.51、 100mGy で 99.07 とある。
2015-08-09 16:23:00ICRP Pub 84 に比べると被曝量0の時のがんになる割合が 0.3% から 0.07% に 1/4に減っている。被曝による増加量は1.5倍程度。
2015-08-09 16:23:02こちらの論文の数値だと、100mGy の胎内被曝で小児がんは10倍以上に増 えることになる。ICRP Pub 84 だと3倍。
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