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君と過ごす最後の新井さん @terurin9
カオチャは妄想トリガーとかマッピングトリガーとかあって複雑そうに見えるけど、最初のエンディングを迎えるまではストーリー分岐しないので、チュートリアルのつもりで楽しむのが吉です。 ただし最初のエンディングまでに30時間くらいはかかるボリュームがありますw
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
プロローグと一章をクリアするまでに4時間くらいかかった時は「このゲーム、終わるのかな……?」と思いました。正確に計ってないですけど、文庫で言うと二冊分くらいその時点であるんじゃないかと思います。
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
ライトノベルでは「1巻はキャラクター紹介で終わった」と言った感想が時折見られるのが少し疑問で研究してたのだけど、ある程度わかったのでここにまとめておく。
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
物語のプロローグが「非日常」で始まり、本編かプロローグ内で「日常」に戻るような話だった場合、物語はプロローグで示された「非日常」へと向かって進み、そこを見せ場として終わるということが多い。 プロローグは構造的には起承転結でいうと起なのだが、転を予告するものでもあるのである。
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
これは逆に言えば、プロローグで示されたものが作中に登場しない場合は「まだ途中」ということであり、プロローグは各巻のプロローグではなくシリーズ全体のプロローグであると判断される。 この結果として出てくる感想が「一巻はキャラクター紹介で終わった」ということなのである(多分)。
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
徹底的に日常を描くタイプの物語でも、導入はインパクトを狙って「非日常」を書いてしまったりするのだが、そうすると読み手としては「いつそういう『非日常』が再来するのか?」という期待を持って読んでしまうのである。そしてそれは実際、正しい読み方なのである。
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
プロローグは見せ場を予告するものなので、プロローグで描かれる「非日常」とそこから戻る「日常」の振り幅はすなわち、作品全体の振り幅と見なされる。 実際にはその予告された見せ場を超えたクライマックスがあるにせよ、そう考えて読み手は読むのである。
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
この振り幅が小さい作品は「面白くなさそう」と判断されるだろうし、プロローグで示される「非日常」が興味の持てないものであれば「期待出来ない」と判断される。 予告してた「非日常」に見せ場で戻れば「期待通り」になるし、示されていた線上で超えていれば「期待以上」となるのである(多分)。
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
少し、カオスチャイルドを例に挙げて話をしよう。 この物語は、ニコ生配信中の生主が配信中に謎の来訪者により催眠術のようなものをかけられた結果、自分の腕をおつまみのチーズだと思ってスライスして失血死するというところから始まる。
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
その後、もう一つの謎の死を遂げる事件が描かれた後、主人公たちがやっと登場し、彼らが新聞部という部活動でそれらの謎の事件に興味を持っているという日常が描かれる。 これがカオスチャイルドの振り幅である。
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
ここから期待される筋は「主人公たちは事件を追ううちに、生主を死に追い込んだ者と対峙して真相を明らかにする」ということである。 ユーザーはとりあえず主人公たちの日常を楽しむ。しかし本当に期待してるのはその日常がどう壊れるかなのである。
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
とは言え、主人公たちは高校の部活動で事件を追っているし、主人公たちは天才高校探偵というようなポジションではない。彼らが事件を追う姿は言い方は悪いが「ごっこ遊び」なのだ。まさに日常の風景である。 しかし主人公はあることに気付く。この2つの事件は始まりに過ぎない、と。
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
前作である「カオスヘッド」で起こった事件との類似性から、主人公は第三の事件が起こる日を予告する。そして予告通り、三つ目の事件が起き、主人公たちは早々に事件に巻き込まれ、現場に閉じ込められた形になった主人公たちは、最初の事件の生主が聞いたのと同じ扉をノック音を聞くことになる……。
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
こうして、プロローグで予告された見せ場は早くも登場し、日常と非日常が交錯する。しかしこれはまだ3つの目の事件に過ぎず、そして物語的にもまだプロローグと第一章、体験版で明かされた範囲に過ぎないのである。
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
このタイミングで予告した見せ場が出てくることからわかるのは、カオスチャイルドは今後も期待を超え続けることを意識して作られてるということである。 残る事件はあり、それはより猟奇で不可解な物になっていき、主人公たちと犯人の距離は縮まり、いつ対峙するのかという緊張感は増していく。
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
そしてそれを期待にする人にとっては、カオスチャイルドはとてつもなく面白い体験を与えてくれるゲームなのである。
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
結局、宣伝だった!(こういうオチ多いな)
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
彼方に見える巨大な壁を見ているうちに冒険に出たくなってしまった少年の話を書く時に、 「あの巨大な壁の向こうに何があるのか見てみたい」と始めてしまうより、「冒険をして、いつかあの巨大な壁の向こうに何があるのかわかったらいいな」の方がロマンがあるし、ストレスがたまらないのだなあ。
君と過ごす最後の新井さん @terurin9
最近の研究は「amazonレビュー★5問題」と題して「絶賛する人しかいないコンテンツは、気に入らないお客さんを門前払いしているのではないか? というかなぜ門前払いされるとお客さんにはわかるのか?」ということを追求しております。 まとまったら、また夜中に呟くかもしれません。
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コメント

うごー @ugoh76 2015年8月13日
アニメでよく言われる「3話まで我慢して見て!」みたいに、プロローグで非日常も示さず、いつ終わるともわからない日常を見守ることを受け手側に強いるのは少々苦しいですよね。待たせれば待たせるほど非日常への期待は高まり、期待を超えるのは難しくなります。
うごー @ugoh76 2015年8月13日
作者や作品に対する多大な信頼(信者的な)がないと、長すぎる日常には付き合いきれません。それが☆5と一見さんの境界線なのではないかと…。
taka @Vietnum 2015年8月13日
冒頭から作者が主人公を虐めつづけて、一話をありがちな日常から始めることをやめにすれば、よけいなプロローグなんていらなくなるんじゃない? たいてい一話目から人物が大勢登場して、見た目から趣味から関係からすべて羅列して、平和な日常会話をだらだら書くけど、どうせありがちなキャラが登場するんだし、「こいつは俺の幼なじみで」とか「口調はキツイが優しい」とか書くよりも、それは行動や会話に任せて、物語自体をどんどん動かせばいいのに……って書くのは簡単なんですがね(´ ◡` ;)
ehoba @htGOIW 2015年8月13日
噛んで含めるような導入部なんかいらないので、面白い部分から書いてください
腐ってもエビ @kusattemoevill 2015年8月13日
エロゲ系のアドベンチャーとかアニメ化作品みてると、日常があまりにも長くて苦痛だったりするなあ。しかも非日常への前フリがほとんど足りてない。 Amazon☆5問題は、映画だけど私の場合は小津とロベール・ブレッソンがそれでした
karedo @susumu_karedo 2015年8月13日
最初に噛んでも味しないし、むしろ固くて固くて食えないって思うんだけど、ひたすら噛んでるうちに「あれこれむしろ普通のより美味いんじゃ?」みたいになるの、幻想かもしれないけど、書いてみたいし読んでもみたいんだよね
ぬいぐるみにされた犬bot @M_T_Asagi 2015年8月13日
htGOIW 導入部とかが不要だと考えるなら一話完結ものなんかどうですかね。
kaburazaka @kaburazaka1 2015年8月13日
5W1Hが分からなければ面白いものも面白くないので導入部や日常パート、あるいはそれに代わるモノは必要。それをどう面白く魅せるか、動かすかというのが腕の試されるところかと。
ぼんじゅ〜る・Fカップ @France_syoin 2015年8月13日
導入部がたるいって人は同人だけ読んでりゃいいんじゃね?物語で一番難しいのは導入部なんだが、同人はその導入部を抜いてる話ばっかりでだからこそ受けてるんだろw
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2015年8月13日
「○○話まで読んで(見て)!」というのは、実際我慢してそこまで読む(見る)と「ああなるほど」と理解出来る事が少なくないので、個人的には嫌いではない。(敏樹メインっつーだけで「555」切ろうとしたけど、「1クールだけ我慢して見て」という作り手の言葉を信じた結果、見続けてよかったと今でも思ってるマン)
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2015年8月13日
まとめでは「CHAOS;CHILD」が取り上げられてるけど、そもそも科学ADVシリーズはみんなそういう作り。最初のプレイは設定とキャラを知るためで、本番は二周目以降だし。だがそれはゲームとしては正しい作り。
超絶怒涛大魔王リケリケ @Rike_rike 2015年8月13日
導入でグッと視聴者の心を掴むかどうかは、商業作品的に重要っすね オンデマンドじゃ1話無料とかありますし、そこの無料部分で以下に視聴者を引きつけれるか…
しぇりりん(平成ジャンプ無限大組) @m_sheririn 2015年8月13日
シュタゲのアニメは一話から話が進んでたり、がっこうぐらし!もアニメはかなり時系列変えてるので発表する媒体で書き方変えないといかんのだなぁ。今のアニメは1、2クールのばかりなんで逃した視聴者は帰ってこないしなぁ
kamekiti @kamekiti_360 2015年8月13日
正直な話、見る方としては、何かないとつまらないですからねえ。バトルの中で使う魔法(+説明)とかだと、盛り上がりますし。 媒体によって変えるのが、一番じゃないかなぁ
Yoshi_せんしゃぶ!連載中 @Yoshikun21c 2015年8月14日
ドラえもん1話は正月という非日常的な日常からスタートだったな。それでいて単行本1巻で話を一式出せている手際の良さ。
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2015年8月14日
1話目でキャラ紹介どころか世界観の把握すら満足に出来ない作品もあるので、やっぱり作り手のアピールって大事だと思う。「ケイオスドラゴンTVアニメ版」、おめーの事だよ!(※原作未読者による個人的感想です)
Mill=O=Wisp @millowisp 2015年8月14日
ある意味で理想的なのはタイトルと表紙だけ見た時点で"for me"なのか"not for me"が判別できることかな。もちろん、そう簡単じゃないわけだが
球磨川 雪 @Sosogi_K 2015年8月14日
tikuwa_zero 『ライアーソフトのゲームのようにその世界観に置いて行かれる。って話も嫌いじゃないです。』
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long 2015年8月14日
みんな『真・マジンガー 衝撃!Z編』の第一話が『大団円』だったのをどう考えてるのか?知りたい。
Maulwurf @a7m167509498 2015年8月14日
クリアして即中古屋に売り飛ばされることを防止するため わざと長ったらしい無駄だらけの文章を読ませて時間稼ぎをしているのだ RPGの経験値稼ぎのようなひきのばしタイマーだ
かえでこ @KaedekoSakura 2015年8月14日
一時期エロゲ界隈に合った、「泣けなかった」みたいな評価を思い出す。ジャンルを「ほのぼの」としようが、「ラブコメ」としようが、「泣けなかった」という批評が存在した。こういう偏った視聴者もそこそこ増えたよなぁと「3話まで待て」を見かけるたびに思う。
かえでこ @KaedekoSakura 2015年8月14日
純粋に表現として「見るに堪えない日常展開」なのか、表現として酷いものではないが、養豚場たる「日常もの」なんてみたくねぇ、「まどマギ」や「がっこうぐらし」のようなのが見たいんだ、なのかは大分違う。
3mのちくわ(20禁) @tikuwa_zero 2015年8月15日
イクニ監督作品みたいに、独自路線で突き抜けてると面白いですよね。 RT Sosogi_K:『ライアーソフトのゲームのようにその世界観に置いて行かれる。って話も嫌いじゃないです。』
こざくらちひろ @C_Kozakura 2015年8月15日
まあ刑事ドラマで主人公が辞令を受け取るところから話を始めることが無いように、ラノベも事件からはじめりゃいいだけの話。起承転結の起が長いと飽きる。時系列を変えてでも、主人公が非日常に巻き込まれるきっかけとなる事件から書き出すのが、文章で飯食うなら最低限のマナーってもんでしょ。
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