【グルタミン酸シグナルとインスリン分泌】

新薬たん @ShinHiroi

【新薬のタネ】グルタミン酸シグナルとインスリン分泌 2014年のcell誌に面白い記事が載っていたわ。膵β細胞内のグルタミン酸がインスリン分泌のシグナルとして機能するという話よ。 pic.twitter.com/itYKV57g7W

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新薬たん @ShinHiroi

【新薬のタネ】グルタミン酸シグナルとインスリン分泌 インスリン分泌には二つの経路があったわね。 一つはミトコンドリアで産生されたATPがカリウムチャネルを閉鎖して、電位依存性カルシウムチャネルの開口を経てインスリンをエキソサイトーシスするというものね

新薬たん @ShinHiroi

【新薬のタネ】グルタミン酸シグナルとインスリン分泌 二つ目はミトコンドリアの機能の復習よ。どうしてATPが産生されるかといえば、リンゴ酸ーアスパラギン酸シャトルと、グリセロールリン酸シャトルがあったわね pic.twitter.com/uU6ua09Hb5

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【新薬のタネ】グルタミン酸シグナルとインスリン分泌 インクレチンは食事摂取に応じてL細胞、K細胞から分泌され、cAMPシグナルを介してインスリン分泌を増強することは良く知られているわね でも、どうしてインクレチンシグナルがグルコース依存的にインスリン分泌を増強するかは不明だったの

新薬たん @ShinHiroi

【新薬のタネ】グルタミン酸シグナルとインスリン分泌 この論文では、膵β細胞内のグルタミン酸がグルコース代謝とインクレチン/cAMP作用を共役するシグナルであることを報告しているわ。ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25373904

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【新薬のタネ】グルタミン酸シグナルとインスリン分泌 ここで、VGLUT1という輸送体が膵β細胞と局在が同じということが報告されているわ pic.twitter.com/XjbfOvvpuk

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【新薬のタネ】グルタミン酸シグナルとインスリン分泌 で、VGLUT1て何？　という話なのだけれど、小胞体グルタミン酸輸送担体の略だそうよ。

新薬たん @ShinHiroi

【新薬のタネ】グルタミン酸シグナルとインスリン分泌 神経細胞ではグルタミン酸はVGLUTを介して分泌顆粒に取り込まれることが報告されているわ。（参考）ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=O… pic.twitter.com/GDuhsLDMjm

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新薬たん @ShinHiroi

【新薬のタネ】グルタミン酸シグナルとインスリン分泌 大分脱線したけれど、要はリンゴ酸ーアスパラギン酸シャトルを介して産生されるグルタミン酸が、インクレチンによるインスリン分泌増強に関与するということが示されたのよ（文献）cell.com/cell-reports/p…

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【新薬のタネ】グルタミン酸シグナルとインスリン分泌 文献内に相互作用のメカニズムが載っていたわ。とってもエキサイティングよね。 pic.twitter.com/uZ5DiyUWn2

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【新薬のタネ】グルタミン酸シグナルとインスリン分泌 また、最近（2015）では、肥満モデルラットを起源として、2型糖尿病を惹起するモデル動物が確立されたわ。（参考）ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Y… pic.twitter.com/FREb9CGcKh

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【新薬のタネ】グルタミン酸シグナルとインスリン分泌 この糖尿病ラットを解析したところ、糖尿病発症前ではグルコースには応答するけれど、インクレチンには反応しないことが分かったの（参考）ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=G…

新薬たん @ShinHiroi

【新薬のタネ】グルタミン酸シグナルとインスリン分泌 この新しいシグナルが、どのくらい糖尿病治療に寄与するのかは不明だけれど、グルタミン酸をターゲットにした糖尿病治療薬は今まで無かったから、今後に期待が持てるわね！