《「子ども被災者支援法」基本方針改定に関するパブリックコメントその7》
- karitoshi2011
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《「子ども被災者支援法」基本方針改定に関するパブリックコメントその7 》以下、パブコメ本文。 7本目のパブコメです。 今回は、「被曝防護をしながら住む」と、田中俊一原子力規制委員長が語っていることの欺瞞について書きます。
2015-08-16 12:48:33続) 私は、避難前は福島県伊達市に住んでいました。田中俊一氏は、原子力規制委員長就任前には、伊達市のアドバイザーでした。2011年にアドバイザーに就任した田中俊一氏が熱心に実施させたことは、伊達市保原町富成地区の「除染」と称する作業でした。
2015-08-16 12:48:57続) 原子力事業所での作業知識があるはずの田中氏は、原子力施設での除染作業では、防護服を着用し、人体に放射性物質が付着しないようにし、万が一人体に付着した場合には、除去できる限り放射性物質を人体から除去することを知っていたはずです。
2015-08-16 12:49:13続)しかし、田中氏は伊達市での「除染」作業の際、閣僚も、国会議員も、官公庁職員も、ボランティアの人々も、体表面への放射性物質の付着と体内への吸引への注意喚起さえ行っていません。
2015-08-16 12:49:31続) 田中俊一氏は、保有する放射性物質に関する知識や常識を、アドバイザーに就任した福島県伊達市では、公開せず、秘匿しました。
2015-08-16 12:49:51続) その結果、伊達市保原町富成地区の小学校の屋外プールは、近隣では1か所だけ、2011年の夏に使用されることになりました。この件に関しては、福島県内外の多数のメディアが報じています。
2015-08-16 12:50:11続) つまり、田中俊一氏は、「防護する知識を持ちながら、住民には防護する知識を公開していないアドバイザー」だったのです。
2015-08-16 12:50:32続) 現在、田中俊一氏は「防護とは除染すること」などという、原子力関係で職を得ていた人であるとは信じがたいような虚偽を語っています。
2015-08-16 12:50:51続)防護とは「放射性物質に触れないこと、吸い込まないこと、近づかないこと、触れたり吸着したりしたら身体から除去し廃棄すること」であるという、当然の知識を一般住民に語っていません。
2015-08-16 12:51:05続) 田中氏が熱心に「除染」した地域がその後どうなったのか、復興庁は知っているはずです。子どもは増えましたか、減りましたか?避難者は増えましたか減りましたか?「除染」作業後、付近を飛散する放射性物質は増えましたか減りましたか?
2015-08-16 12:51:25続) 田中俊一氏のアドバイスに従うと、事故発生前の原状への回復は、かえって遠のきます。4年半の事実が証明しています。
2015-08-16 12:51:42続) 田中俊一氏が主張する「防護」は、科学的で歴史が積み上げてきた「核物質防護」とは、全く異なる、むしろ逆方向に近いものです
2015-08-16 12:52:04続) その田中俊一氏が「認めた」と称する、原子力規制庁から復興副大臣に宛てた、正体不明の文章に「科学的根拠」を求めている、今回の基本方針改定案は、科学的にも不正で、撤回すべきものです。
2015-08-16 12:52:26続) 田中俊一氏の原発事故後の「業績」の確認を行い、別の方針案を準備するよう求めます。 (以上、パブコメ7本目終了)
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