ブランド維持できなくなるプロセス

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砂鉄 @satetu4401

何ていうか、日本の公や私の運営っていうのは「欽ちゃんの仮装大賞」なんだよね。お涙頂戴で合格させちゃうから合格する事の価値が時間を経るごとに下がっていって価値が下がっていくわけ。「合格者の価値」を維持する。ブランドの維持っていう考えが無いわけ。

2015-08-15 08:30:40
砂鉄 @satetu4401

これによってブランドの低下を招いたものは数知れないが、弁護士の数を増やして価値を落としたり、博士の数だけ補助金で水増しして価値を落としたり、規定能力以下の障害者や女性を補助金で就職させて価値を落としたり、とにかく積極的にブランドを破壊する方向でやって転ける。

2015-08-15 08:34:41
砂鉄 @satetu4401

最近は民間企業もその煽りを受けて、Sonyがブランド維持に失敗したり、ナムコが旧ゲームブランドを全廃しようとしたり、シャープが韓国と提携して転けたり、マクドナルドがあれだけ流行ってたのが下火になるまで転けたり、とにかく今、旧企業のブランド維持力が激減している。

2015-08-15 08:39:00
砂鉄 @satetu4401

一方で新興産業のブランド力は増している。ニコニコ動画は着実に影響力を増しているし、Pixivは他企業と提携してグッズ化や出版に勤しんでいるし、DMMは今や日本のデジタル配信業者の中核になってしまった。つまり「優秀な人材の行き先が変わった」と考えていいだろう。

2015-08-15 08:44:13
砂鉄 @satetu4401

すっかり「欽ちゃんの仮装大賞」の話から逸れちゃったので元に戻すが、ブランドを維持できなくなる理由は「低レベルの改革案を合格させちゃう」からなのね、ゴミみたいな案だけど対案を出せる人間もいないのでやる。みたいな事をして失敗するわけ。

2015-08-15 08:52:31
砂鉄 @satetu4401

日本は保守的というのではなく「改革案への審査が凄く甘いから全反対の保守でいる方が生き残った」というのが正しい。日本人は新しいものに対して物凄く甘いです。物凄く甘い。これは俺が長年ゲームクリエイターとして創作に関わってきた経験則としても言える。日本人は新作にすっごい甘い。

2015-08-15 09:04:07
砂鉄 @satetu4401

逆に海外は新作に厳しい。「本当に新しいのか?」「新しいシステムはゲームの面白さを向上させているか?」「伝統的な方法で良かったのではないか?」という審査が必ず入る。逆に日本人は基本がしっかりしてたら、後はどんなシステムでも「ちょーすげー!」「新しい!!」みたいに絶賛してくれる

2015-08-15 09:06:44
砂鉄 @satetu4401

というか日本人の場合、そのシステムがゲームの面白さに貢献していなくても、ゲーム自体が面白かった場合「システムが新しいから面白い!」というかなり訳の分からない評価をする傾向がある。俺自身が失敗したと思ってて、英語レビューで的確にそこを低評価されてても、真逆の反応が帰ってくる。

2015-08-15 09:08:33
砂鉄 @satetu4401

「坊主悪ければ袈裟まで憎い」とは逆の「坊主好きならボロでも光る」みたいな所がある。これは何ていうか、確かにクリエイターにとっては過ごしやすくもあるんだけど、やっぱり駄目だと思うわこれ。長期的にはブランド力が低下して競争力が無くなって業界廃れちゃうもの。

2015-08-15 09:12:49
砂鉄 @satetu4401

まあ、だからこそ「Pixiv」とか「ニコニコ動画」のような、ランキング制度が完備された場所が流行するんだろうなぁ。Youtubeなんかはランキングよりシェアの方を重視しているけど、ニコニコは課金でランキングを上げる要素とかあるし、Pixivは個別ランキング閲覧有料だし、お国柄やね

2015-08-15 09:14:56