.@faust_editor_J 『うみねこのなく頃に』EP8とその結末について
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KEIYA(@paradoxnote)さんをつかまえて『うみねこのなく頃に』EP8談義……仕事も何もかもを置き去りにして、ジャスト二時間! まだまだ話せる!!
2011-01-05 20:39:21『うみねこのなく頃に』EP8についてもうかれこれ丸三日以上かけて考えつづけている。そのくらい衝撃的な作品だった。『うみねこのなく頃に』は現時点におけるアンチミステリーの最高峰だと断言したい。
2011-01-05 20:57:43「まさか…まさかここまで真正面の「アンチミステリー」だったとは!」『うみねこのなく頃に』EP8が明らかにしたのは、「竜騎士07」という作家の「本気」の度合いを、今まで誰もわかっていなかったということに尽きるのではないだろうか。
2011-01-05 21:16:26『うみねこのなく頃に』は「アンチミステリー」として『虚無への供物』が(それでも)守っていた一線を飛び抜けてしまった作品。フィクションのキャラクターにも守るべき人権はあるのか? 「非実在青少年」問題が大まじめに提起される今だからこそ、あの物語の畳み方は十分に成立すると僕は考える。
2011-01-05 21:25:14しかし、それにしても『うみねこのなく頃に』EP8はあまりにもアヴァンギャルドすぎる問いを現実と非現実に投げ掛けてきた。その回収のためにはいったいどれだけの時間と才能とが必要になるだろうか。
2011-01-05 21:28:32あの伝説の編集者・宇山日出臣がもし今も、生きていたら、『うみねこのなく頃に』をとにかく遊んでもらいたかった。きっとものすごく喜んでくれたと思う。今みんなが『虚無への供物』を講談社文庫で読めるのは宇山さんのおかげなんだ。
2011-01-05 21:33:13『うみねこのなく頃に』EP8を終えた後の率直な感想としては、一編集者として、太田克史は竜騎士07という作家を舐めきっていたのだ、と猛省せざるを得ない。とても悔しい。
2011-01-05 21:39:12「アンチミステリーVS.アンチファンタジー」という惹句のEP3発表の時点で、EP8のこの結末は編集者ならずとも誰もが予想すべきだったのだ。(しかもこの惹句、竜騎士さんが当の僕と話をしているときにふと思いついてくれたフレーズなのだ……。)
2011-01-05 21:47:52『ひぐらしのなく頃に』終了時、竜騎士07がミステリー作家として選択できる道は数限りなくあったといっていい。そしてその無限の道の中から、竜騎士さんはよりによっていちばん困難で険しい道を選んだ。そんな竜騎士さんの思いに、担当編集者として最後まで気がつかないままでいたのが、悔しい。
2011-01-05 21:52:38当たり前の話だけれど、「アンチミステリー」の読者は「ミステリー」の読者よりずっと…比較にならないくらい少ない。竜騎士07は当然のように、この「アンチミステリー」の金字塔である『うみねこのなく頃に』で読者を減らしてしまうだろう。
2011-01-05 22:00:51しかし、「ミステリー」というジャンルそのものと闘うためには、「アンチミステリー」というアプローチは必須なのだ。たとえそれが自らをも傷つける諸刃の剣であったとしても……。そして、竜騎士07はその闘いの道を選んだのだ。
2011-01-05 22:04:18100人いて、100人ができないことをそれでもやってのける人がいて、それで歴史は前進していくんだということ。『うみねこのなく頃に』はまさにそういう人が創った作品だった。感動した。
2011-01-05 22:19:57