2015.8.20作成【このブログ記事タイトルは誤解を招く「福島事故後に日本を汚染した放射能の80％と同じ量の放射能が北米西海岸に2016年までに押し寄せる」】Yurihiranumaさんのツイートまとめ

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

この記事タイトルは誤解を招く 「福島事故後に日本を汚染した放射能の80％と同じ量の放射能が北米西海岸に2016年までに押し寄せる」 washingtonsblog.com/2015/06/west-c… 青山道夫氏の、800TBqのセシウム137が2016年までに北米西海岸に到達するという発言を受け、

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（続）それが東電発表のセシウム137沈着量推計値の1PBqの80％だから、ということらしいけど、どこから突っ込んでいいのかわからん。まず、東電発表値は他の推計値よりかなり低い。それに、土壌沈着量と海水中の総量と比較してどうするんだ？

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（続）この記事が青山氏の発言として引用しているニュース記事　shanghaidaily.com/article/articl…　によると、この800TBqは、福島事故により海洋に放出されたセシウム137総量の5％で、

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（続）800TBq全部が到達しても海水の放射線量は比較的低いために人体に影響を及ぼすと思われないと青山氏が発言されている。（どれくらいの量か知らないけど。）それをわざわざ一番低い推計値の80％と解釈したのは、エネニュースらしい。（読んでないけど。）

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（続）またこのブログの2年前の記事「北米西海岸の放射能は最終的に日本の10倍になる可能性」　washingtonsblog.com/2012/07/radiat…　では、この論文　iopscience.iop.org/1748-9326/7/3/…　から引用しているけど、

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（続）論文では、海洋に放出されたセシウム137の拡散と希釈を10年間シミュレーションしており、北太平洋に均一に分布された頃のピーク濃度が太平洋西部の10倍だと結論づけている。このブログ記事では、太平洋西部は日本の太平洋近海であり（まあそうですが）、

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（続）汚染源である福島に近い所で、北米西海岸ではそこの10倍になるのだと解釈しているけど、論文はセシウム137がトレーサーとしてどう拡散するかを推測しているので、10年後には太平洋西部では希釈されているという点を見逃している。（わざとか？）

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こういうの読むと、なぜ海外の人たちの一部が異常に騒いでいるのかわかる。 データ曲解して論文を書くのはもちろんひどいけど、まともに書かれた論文のデータや結論を曲解して情報拡散するのも、かなりひどい。