10周年のSPコンテンツ!
64
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 こうなるともう、哲学、心理学、計算科学の複合問題ね pic.twitter.com/a1iosYa9Fk
拡大
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 私達は「意識(主体的経験)」という心理的世界に生きているわ。主観性を持つクオリアによって構成されている(と言われている)けれど、科学的なアプローチで客観的に測定することはできるのかしら?
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】(意識という現象の特徴) ①当人のみ覚知可能 ②その範囲には一定の広がりと焦点がある ③単一性と意味的統合性を有する ④クオリアを伴う ⑤一体でありながら分節可能で、複雑・可変である ⑥「厚みのある時間」で成り立つ ⑦その成立内用は覚醒度に依存する
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 意識を測定するということは、現段階では『覚醒度』を測定することとほとんど同義ね。アプローチの方法として、『意識もしくは意識上の内容を成立させるために必要かつ最小の神経システム』を特定しようという試みがなされているわ。ingentaconnect.com/content/imp/jc…
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 『神経現象学』という学問があるそうよ。脳科学によって得られる神経活動パターンの解析と、現象学による意識の記述を組み合わせ、両者における普遍項を特定しようという学際的なアプローチね
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 2001年のScience誌の記事では、視覚皮質において網膜から入力された情報が最初に処理されるV1という領域が、意識の神経機構が脳内に局在化されているかを調べたというものだったわ。(参考)ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=P…
きそしんくん @kisopsy_kun
後頭葉にある一次視覚野 (V1) は,網膜像の空間的な配列を保持しているよ。つまり,V1の細胞群は地図みたいに位置情報を表象しているんだ。このような性質はretinotopyと呼ばれているよ。ただしこのV1の地図では,視野の中心部が周辺部よりも拡大されて描かれているんだ。
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 結論から言えば、主観的知覚が成立するためにはV1だけでなく、MT/V1の逆行的信号伝達が必須で、意識の局在化は無い、ということが示されたわ
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 Tononiは、意識をネットワーク内に生成する情報現象としてとらえた上で、その最も重要な特性として複雑性と結合能に注目し、『情報結合論』を提唱しているわ(参考)biomedcentral.com/1471-2202/5/42/
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 現在、『ダイナミック・コア仮説』が有力みたいね。amazon.co.jp/review/R1CHHM4…
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 私も半端な知識しか持ち合わせていないのだけれど、『視床皮質系で生じる発火パターンの時空間構造が脳内情報階層の最上位活動ということになる』というものよ pic.twitter.com/tWll94JooE
拡大
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 『ダイナミック・コア』仮説を提唱したEdelmanの論文よ(参考)Spike-timing dynamics of neuronal groups pic.twitter.com/JlTibWwcRJ
拡大
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 脳の表層だけでこれだけのクラスターが形成されているとなると、解析はスパコンでないと不可能みたいね(参考)ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15142958 pic.twitter.com/oDIqCDjqpJ
拡大
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 このクラスターの最上位層における超複雑な物理現象に必然的なこととして『entail』するものこそ、『意識』であるとする意見があるわ
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 entail(併立)する、とは、ある公理系で必然的に共に成り立たなければならない2つの命題の関係よ。これを、『ダイナミック・コア』と『主観的体験』とに当てはめたのね
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 ホジキン-ハックスレー型のニューロンモデルというものがあるそうよ。1952年に提唱されたものだけど、恐ろしくレベルが高いわ。私には理解できませんでした。(参考)ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P…
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 また、近年の報告では脳内の諸領域が相互作用することによって、巨大なクラスターを形成しているというものもあるわ。(参考)ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=A… pic.twitter.com/9BMEhGwfxr
拡大
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 脳の領域をWebのように研究する論文もあったわ。The brainweb: phase synchronization and large-scale integration pic.twitter.com/UtS1PoLGuM
拡大
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 ニューロンの発火が『重ねあわされる』ことが重要のようね(参考)ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=V… pic.twitter.com/ocGLHKek3B
拡大
新薬たん @ShinHiroi
【意識と科学】 統合失調症では、知覚情報に対する主観的なアクセスが障害されている可能性が示唆されているわ(参考)ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16603406 pic.twitter.com/tfD6JWN3tM
拡大
きそしんくん @kisopsy_kun
心理学では,例えばワーキングメモリの枠組みから意識に対してアプローチすることがありますね。以前紹介したこんな動画もあります。 @ShinHiroi twitter.com/kisopsy_kun/st…
新薬たん @ShinHiroi
【ワーキングメモリ】 一時的に記憶を保持しながら別の作業(判断、計算など)を行う認知処理のシステムあるいは能力を指す。このシステムで重要なのは中央実行系という要素よ。脳内では、背外側前頭前野(DLPFC)がその神経基盤だと考えられているわ
きそしんくん @kisopsy_kun
Atkinson & Hilgard's Introduction to Psychology にも"Consciousness(意識)"についての章があったりします。ここでは睡眠や薬物,瞑想といった話題に触れられていますね。@ShinHiroi
きそしんくん @kisopsy_kun
意識というものを定義すること自体がなかなか難しいですし,意識に関して広く共有された見方や理論というものもたぶんまだありませんが,意識と呼べそうなものについての研究は進展しつつあります。実証的なアプローチには限界があるかもしれませんが。@ShinHiroi
きそしんくん @kisopsy_kun
視覚的な体験だけでなく,聴覚的体験あるいは言語を用いた思考も意識の働きと言えそうですし,「自分で身体を動かしている」という感覚 (self-agency; 統合失調症の人ではこれが弱くなる) なんかも意識と関係がありそうですね。@ShinHiroi
残りを読む(18)

コメント

新薬たん @ShinHiroi 2015年8月21日
まとめを更新しました。
新薬たん @ShinHiroi 2015年8月21日
まとめを更新しました。
枸櫞/Mitz.Kyouka @IJN_Haguro 2015年8月22日
NHKスペシャルの臨死体験特集でツーソン会議が出てこんなようなことがちらっと述べられていたけれど機能主義に落ち着いたということかな。もう文系の出番ではない気がするけれど。…ああ、でもその先は文系の領域か。(素人です)
犬神工房 @nokkaranoumu 2015年8月22日
脳神経科学者でアントニオ・ダマシオ(ダマジオの方が正しい読みらしいけど)の三部作の第二部で『無意識の脳 自己意識の脳』ってあるじゃないですか。あれ今どういう評価なんでしょうか。
犬神工房 @nokkaranoumu 2015年8月22日
曰く、意識には二つある。身体反応に関するイメージである感情と、対象に関するイメージ、これらの関係を描写するためのイメージの場があり、「対象の変化に伴い、身体に変化が起きている、今全体として何が起きているか注意して見守れ」という機能を果たす。これが低レベルの意識である中核意識である。
犬神工房 @nokkaranoumu 2015年8月22日
また、中核意識に加え、これによって「注意して見守れ」と強化された注意=集中力、(タルビング記憶レベル定義でいうとレベル4の)ワーキングメモリ、(最高レベル5の)エピソード記憶・自伝的記憶の組合せによって、「自分がどのようなものか分かれ」という機能をもたらす。これが高レベルの意識=延長意識である。という説。
犬神工房 @nokkaranoumu 2015年8月22日
この二つの意識モデルですが、パッと見に中核意識の方は感情を含むイメージのレベルでの仮説なんで、例えばクリストフ・コッホ『意識の探求』みたいに視覚に基づく意識とは違うんだけど、ダマジオは脳における中核意識の相関物を、コッホみたいに脳神経科学的な検証で同定できたのかな、と。
犬神工房 @nokkaranoumu 2015年8月22日
この中核意識の検証ができてないと延長意識の検証もできない(でも集中力・ワーキングメモリ・エピソード記憶は研究が進んでいる分野のはずだし、中核意識の検証さえできれば話は楽だと思う)。最近追ってないんで、どういう展開になったんだろう、って。何かどなたかご存じないですか。
新薬たん @ShinHiroi 2015年8月22日
nokkaranoumu コメントありがとうございます。主観的体験の神経生理学モデルを理論的に構築するためには、概念として「物理的時空間パターン」としての「情報とその意味」、「ニューロン群の同時発火パターン」などの概念があるそうよ
犬神工房 @nokkaranoumu 2015年8月22日
ShinHiroi ありがとうございます。当たってみます。
新薬たん @ShinHiroi 2015年8月22日
nokkaranoumu ダイナミック・コア仮説やTononiの仮説によれば、意識は脳内情報の包含的階層構造体としてとらえることができる、とあったわ。私の理解不足もあるのだけれど、端的に言うと『意識は入れ子状になっている→それを検証するモデルが必要』という流れのようね
犬神工房 @nokkaranoumu 2015年8月22日
ShinHiroi 前述のAntonio Damasioの場合は意識としては二層を想定しているようです。
犬神工房 @nokkaranoumu 2015年8月22日
Tononiの和訳本『意識はいつ生まれるのか:脳の謎に挑む統合情報理論』最近出たようですね。また余裕があれば当たってみます。
新薬たん @ShinHiroi 2015年8月23日
まとめを更新しました。論理モデルを追加したわ
新薬たん @ShinHiroi 2015年11月11日
まとめを更新しました。10月23日付けのREM睡眠に関する知見をアップしました。
嵯峨院阿淳 @Le15erKotatuinu 2015年12月13日
心理学と哲学方面から少しだけアプローチした本が講談社学術文庫で読んだ記憶が……但し私の記憶は当てになりません(苦笑)
新薬たん @ShinHiroi 2016年12月7日
まとめを更新しました。2016.12.07 意識の情報統合理論を追記しました。
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする