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「女くどき飯」は「コトコトくどかれ飯」にパクられたといえるのか

すでに作成されているまとめは、峰さんの主張を前提としたまとめであったため、なるべく客観的につとめたまとめを作成しました。その後ハツキス編集部より正式なアナウンスがありましたので追記。タイトル変更で連載続行を打診してるとのこと。
マンガ 田所コウ ハツキス 峰なゆか コトコトくどかれ飯 女くどき飯
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発端のまとめはうしじまいい肉さん(@PredatorRat)さんのまとめを参照。
その後の続報まとめは、鳴戸金時(@kintoki_naruto)さんのまとめを参照。

♡うしじまいい肉♡ @PredatorRat
「【丸パク!】漫画誌「ハツキス」(講談社)新連載「コトコトくどかれ飯」(田所コウ氏作)が峰なゆか氏の「女くどき飯」を丸パクリ!Kiss編集部はクレームをシカト中!」をトゥギャりました。 togetter.com/li/860195
鳴戸金時 @kintoki_naruto
「【パクリ疑惑】『コトコトくどかれ飯』が『女くどき飯』に似過ぎている件、ついに田所コウ(小毛山)さんからリプライ」をトゥギャりました。 togetter.com/li/861258

峰なゆかさんと田所コウさんの間でツイッター上でやりとりがあった後、編集部からの連絡待ちとなっていましたが、ねとらぼにて続報および、
ハツキス公式サイトでも発表がありました。

ねとらぼ @itm_nlab
漫画「コトコトくどかれ飯」に「女くどき飯」作者が怒りのツイート 「設定もタイトルもパクリ」と指摘 → 編集部は「まねたものではない」 - ねとらぼ nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/15… @itm_nlabさんから pic.twitter.com/VfVb0ZXyl1
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では峰なゆかさんの言うようにコンセプトやタイトルの盗用行為があったのでしょうか?

まず峰さんに有利な要素から挙げていきます。

1・くどかれ飯のタイトルと作品コンセプトの変更

「コトコトくどかれ飯」は2015年1月号に、読み切りにて初掲載。その時はタイトルは「コトコトかくれ飯」であり、キャッチフレーズは「ちょっとだけこっそり食べてみたいご飯があります」。
またこの話で取り上げられたのはチェーン店の「かつや」で、作中では店舗の名前が半分隠れた形で描写されています。これは他の多くのグルメマンガ同様の手法です。

その後、2015年5月号にて読み切り2本立てとして再登場。その際にタイトルが「コトコトくどかれ飯」に変更。内容も「かくれ飯」から大きく変わって連載版とほぼ同様の内容です。取り扱われる店舗も実在する個人運営の店舗で、名前も出ています。

そして2015年9月号にて正式連載開始。これがナタリーのニュース記事で取り上げられ、騒動が巻き起こったわけです。

リンク natalie.mu 美味しいものを食しながら口説かれる「コトコトくどかれ飯」ハツキスで開幕 田所コウの新連載「コトコトくどかれ飯」が、本日8月12日発売のハツキス9月号(講談社)にてスタートした。

前述の読み切り版については、講談社のほかの雑誌同様、電子書籍で今でも購入可能です。
最新号についてはいつもどおりであれば8月25日に配信されるはずです。

2・実際の店舗名を取り上げる女子グルメマンガは少ない

意外かもしれませんが、チェーン店ではない個人の店舗、そして店舗の名前を作中で出すグルメマンガ作品はそう多くありません。
「孤独のグルメ」がそうであったように、実在の店舗をモデルにはしていても、作中で名前を出さないという描写が一般的です。
「ラーメン大好き小泉さん」でも「北極ラーメン」のようなそのものズバリな名称は出てきますが、モデルとなる店舗名は作中では隠されています(わかる人が見ればすぐわかりますが)。

もちろんこれはストーリーマンガの話で、
エッセイマンガや食レポマンガはその限りではありません。
エッセイマンガですと、よしながふみの名作「愛がなくても喰ってゆけます。」が有名でしょう。

また食レポマンガでしたら、当然実際の店舗名を取り上げなくては作品として意味がありません。

実際の個人経営店舗が出てくる食レポ漫画の一例。
フィールヤング連載

実在の店舗を取り上げているストーリーものの漫画としては秋にドラマ化も決定している「いつかティファニーで朝食を」があります。
子持ちのシングルマザーを主役にしたストーリーもの。

峰なゆかさんの「女くどき飯」もジャンルとしてはエッセイや突撃ルポものに分類されるでしょうが、作品を読めばわかるとおり、店舗の描写や紹介は割合としては5%もなく、男性いじりが9割という作品です。
ぐるなびのマンガサイトでは多くのマンガが掲載されており、峰さんの作品同様実際の店舗を舞台にしたマンガばかりですが、その中でも異彩を放つ連載なのも事実です(グルメマンガではなく自分の土俵で戦ってるだけとも言えますが)。

--http://r.gnavi.co.jp/g-interview/archive/category/グルメマンガ

なぜ実在の個人運営の店舗を取り上げる作品が少ないかですが、理由としては「ストーリー創作上の制約」、次に「読者から共感をしてもらいにくいこと」があげられるでしょう。

実際の店舗が舞台ですと、「孤独のグルメ」のアームロックのような話は作りづらくなります。
また「めしばな刑事タチバナ」のうどん編でも「地方ローカルの店舗の話なんかされても退屈」のようなセリフがありますが、読者の共感を得ることが流行の女子グルメものにおいて、東京などの店舗を取り上げても、地方の女性からは共感が得にくいでしょう。

また取材費など金銭的な面も少なからずあるでしょうが。

店舗を取り上げてしまうと舞台が制限されてしまいますが、全国どこにもあるチェーン店や、実在の店舗が取り扱う商品だけならば、物語にかかる制約はさほどありません。

実在の店舗のお取り寄せグルメを扱った漫画。ドラマ化もされています。

ではここからは峰さんに不利な情報も出していきましょう。

1・タイトルがかぶってるとはいうが、前例がすでにある。

『「賛否両論」笠原将弘の口説きめし』という本が2012年に発売されています。
内容は女子に受けて手軽に作れる料理男子のレシピ集入門編といった内容のようです(筆者は未読)
ですからジャンルとしてはまったくといっていいほど別物です。
しかし…

峰なゆか @minenayuka
『女くどき飯』と『コトコトくどかれ飯』パクリ問題について「作風が全然違う」とか、「内容が似ている漫画なんていくらでもある」とかいう反論があるのですが、私が最初からずっと問題にしているのは「コンセプトとタイトルのパクリ」であって、作風とかストーリーについては一言も言及してません。
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コメント

くみちす ⋈(3D生主) @ahoaho1313 2015年8月21日
峰なゆかさんは、今後大変だろうなあ。ご自分が言った厳しい基準を、今後は自作に適用される。というかすでに過去作についても問題視されてるようだが。考えを改めるなら早めにしたほうがいい。
trueよりも浅い場所 @ibaranika 2015年8月22日
ハツキス編集部の公式声明がありましたので、追記しました。
ボトルネック @BNMetro 2015年8月23日
いいまとめ。これを踏まえると「あの程度でパクリとか騒ぐのはどうかしてるよなあ」としか思えない。タイトルとコンセプトがとか言っちゃったら、J-POPなんか同じタイトルの恋愛曲とか大量にあるよなーと。
f。 @_ffff 2015年8月24日
(いきなりTwitterで吹き上がってしまったという手法の是非はともかく)当人がパクられたと感じてショックを受けてって部分まではまあわからないでもないんですけどね。某肉の人みたいな第三者がこういう問題では必須と言える事実認定の部分をすっとばして「丸パクリ!」なんて煽っていくのは、パクられたと主張する側にとってもパクったと名指しされた側にとっても害にしかならないよね。
そおさり @sos35r 2015年8月25日
この問題では口を挟まないと言って数時間の舌の根が乾く間もなくで物を言えば、「東京いい店やれる店」よりも異性を誘う→そこからはじまるスベリ芸やドタバタ喜劇展開、に漫画において峰氏がフロンティアかと言われたらそりゃあどうなんでしょうねえ。
そおさり @sos35r 2015年8月25日
例えば「夜の競馬場は綺麗だよ」という実在する大井競馬場に連れて行くシーンがある「右曲がりのダンディ」はかなり似てると言っていいんじゃないのかな。女性が一条まさとに「この店に連れて行って」というリクエストを出している訳ではないからそこだけは画期的とも言えるかもだけど、「コトコト」側はそういうプロットでもないし。
そおさり @sos35r 2015年8月25日
峰氏のくどき飯の特徴は「編集部持ちでの食事会を読者相手に公募させ、スベリ芸やいじり芸(逆もあり)を駆使しながら恋愛観など聞きそれを漫画にする」になるか。公募でのライブ感の演出はキン肉マンのゆでたまご氏やラッキーマンのがもう氏が先駆、インタビュー漫画の先駆は「やぶれかぶれ」の本宮氏発でゴー宣&聖人列伝の小林氏が確立。これにホイチョイの企画や右曲りのダンディまで含めたら目新しさ皆無だろうに。ただ、既存の枠組みを利用しての演出家として優れているのは事実だが。
小川靖浩 @olfey0506 2015年8月25日
…しかし、「アイデアの模倣はパクリと言い難い」とティアリングサーガ裁判を例に挙げて疑義を出したらまさか削除されるとはなぁ…。どうもパクツイ騒動以降「模倣=パクリ」とする人が如実に増えた印象が受けるのがなんとも
そおさり @sos35r 2015年8月25日
コンセプトぱくりとか素人が言うならまだしも、それに出版社や編集が対応しちゃったらバトルロワイヤル系の学校サバイバル物は全部源流が蝿の王起因と言われても仕方がないし「これは蝿の王ぱくりものです」って表記しないと、ってな話になるからねー。たとえ同じ素材でオムライスを作ったとしても外観や味付けをどう変えるかが料理人の腕前だろうに。
そおさり @sos35r 2015年8月25日
ただ、思うんだけど峰氏の「くどき飯」が画期的というかおそらくはワン&オンリーな部分になるのは連載第一回目のネタから自腹を切っていないで飯を食いそれを元にネタを作っている点だろうなあ。美味しんぼ雁屋哲氏は学生時代の貧乏生活でも良いものを高いゼニ出しても食えと先輩に言われた事が糧になってると書いてたし、他の漫画も必要経費で計上はするだろうけど、それでも一度は自分の懐からは出しているだろうし。ここの部分だけは権利を主張しても良いと思う。後に追随する漫画があるのかは知らんけど。
ちろる @udonsobaudon 2015年8月31日
こういうまとめ記事もあってホッとした。作成ありがとうございます。
ぱんどら @kopandacco 2015年8月31日
_ffff 肉の人は身体張って頑張ってるなあと思うし、ビジュアル的にも嫌いじゃないけど、文化の保護とか著作権についての話では、正直微妙なんで聞き流した方がいいかなと思う。
くみちす ⋈(3D生主) @ahoaho1313 2015年11月15日
一番目の私のコメントが、やっぱり現実化したなあ。
kitty guy @namaegawakannai 2015年11月15日
要するにどうなるか分かってて騒がせたって事だよね。代わりは幾らでもいるし、出版編集が欲しいのは話題性。今後も素人や立場の弱い相手からはパクリ続けて騒がせない、と。いい牽制になるでしょう。さすがは高給取りエリートの出版社様だ。
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