空白の１時間

燭台切光忠と小柄倶利伽羅 @3ttdko9ri_bot

燭「……それにしてもしつこいなぁ、嫌になっちゃうね」小くり「……」

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燭「………、」

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小くり「……みつただ、」燭「ちょっと待ってくれ、考えてるから」

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燭「(…………、おかしい。遡行軍も検非違使もしつこすぎる。そうそう何度も見つかるような筈はないのに)」

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燭「……ああ。おかしい。これじゃまるで獣の檻の中をぐるぐる逃げ回っているのと一緒だよ」

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小くり「……そんなにおれたちを折りたいのか、検非違使も遡行軍も」燭「うーん、ああいう熱烈なファンは嫌かな。折られるのも御免だし……、」

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燭「(……僕達を、…折りたい…)」

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燭「…………、…まさかね。…まさか」小くり「…？」燭「…なぁ倶利伽羅、…僕達は随分肩身が狭くなってたみたいだ」

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燭「(…………３週間か。…それなりかな)」

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燭「…倶利伽羅、もう一回別行動しようか」

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燭「山中で真っ黒な格好をするのってそれなりに目立つんだろうね、…ちょっとだけ引き離してもう一度合流するよ。そうだね、四半刻ってところかな」小くり「まてみつただ、おれもいく」燭「君抱えて走るのもそれなりに大変なんだけど。…ざっくり言うと一人の方が動きやすい。オーケー？」

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小くり「……おそかったらまたさがしにいくからな」燭「あはは、それは少し困るかな……善処するよ。じゃあ後で、倶利伽羅」

_____ @116_________

……審神者の力が作用しているなら、そもそもあそこまで何度も会敵する筈が無いんだ

_____ @116_________

釣る気だったんだ、きっと。あそこで。彼も含めて

_____ @116_________

(……僕は折れたとしても、最悪もう一度喚び出せる。でも倶利伽羅は違う。太刀じゃなく、またこの小柄の形で喚び出される可能性が高い。…そんな刀を、彼がもう一度喚び出そうとするとは僕はとても思えない)

燭台切光忠と小柄倶利伽羅 @3ttdko9ri_bot

小くり「(……おそい)」

_____ @116_________

………流石に、分霊が分霊を分けるなんて器用なことは出来ないけど。……３週間か。それなりに「らしく」はなったんじゃないかな

_____ @116_________

まってぼく　なにをするきなの

_____ @116_________

…流石に考えてることまでは読めないだろう、読めるならわざわざお守りなんか渡してこない筈だからね

_____ @116_________

まてよ　　なあ　きみがしていることは　あのこは

_____ @116_________

練度99の刀を折るのは流石に惜しかったんだろうね、甘いなぁ　あはは

_____ @116_________

……ちょっと足りなかったけれどね　そこまで「らしく」なったなら及第点って事にしようか　審神者君達にもお墨付きを頂いたしね

_____ @116_________

………今折れたら、瞬間的に再構築しやすい方の、"刀寄り"の僕が消えるだろうね

燭台切光忠と小柄倶利伽羅 @3ttdko9ri_bot

小くり「……刀のぶつかるおとがする、………みつただ」

_____ @116_________

…………僕が退場するよ、あの子を折らせるわけにはいかない